トラック競技もついに最終日を迎えました。
昨日速報でもお伝えしましたが、この日はケイリンのエリート男子・女子でともに銀メダル、ジュニア男子が金、銀メダルを獲得。
またエリート男子スクラッチが銀メダル、ジュニア男子1000mタイムトライアルが銅メダルという結果になりました。
では現地からのレポートをどうぞ。
現地レポート
アジア選手権最終日は、女子500mタイムトライアル、男子1000mタイムトライアル、スクラッチファイナル、ケイリンファイナル、ジュニア男子マディソンファイナルが行われました。
注目は、男子エリートのケイリンファイナル。勝ち上がったのは井上昌己、伏見俊昭。先行したのは井上で、その後ろで伏見が上手く後方を牽制しながら、ゴール前、井上を抜きにかかったところ、後方から一気に中を割って突っ込んできたのがマレーシア。一気に伸びて、伏見を捉え優勝しました。レース後伏見は、かなり落ち込んだ表情を見せ、結果と内容に唇を噛んでいました。
また、結果より今後に期待のかかる選手達は、和田見里美、角令央奈でした。和田見は、スクラッチ最後の一周で先頭に立ち、アグレッシブな姿勢で、ゴールに向かいましたが、後方から3コーナー過ぎに抜かれ、着外に。結果はともあれ、マニエ監督はベタボメ。
角も同じくアグレッシブな組み立てで、残り一周で先頭に立って行ったのですが、ゴール前にマレーシアに交わされ2位。本当に惜しかったレースでした。
さらに、ジュニア男子ケイリン決勝の深谷知広、雨谷一樹のワンツーフィニッシュも非常に良かったレースでした。
ジュニア男子スクラッチ、マディソンは経験の差が出たようなレースでした。それぞれ吉田隼人、嶌田義明の2人が出場しましたが、スクラッチでは吉田が3位に入ったものの、内容は非常に悪いものでした。マニエ監督は激怒。飯島誠も激怒。とはいえ、今後に期待がかかるので愛の鞭と考えた方が良いでしょう。2人とも頑張れ!
期待の掛かったケイリンで痛恨の2着となった伏見。
ジュニア男子ケイリン表彰式。
ジュニア男子ケイリンのゴール前。日本がワンツーフィニッシュ!
ジュニア男子スクラッチ表彰式。
エリート男子ケイリン表彰式。
エリート男子ケイリンファイナル。ゴール前、マレーシアの選手に差される伏見。
エリート男子スクラッチ表彰式。
エリート男子スクラッチ。残り1周で先頭に立った角だったが、惜しくも2位に。
エリート女子ケイリン表彰式。
ケイリン女子で2着に入った佃。
エリート女子スクラッチで着外に終わるも、積極的なレースを展開した和田見。