CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2日目速報

本日は全日本トラックの2日目(最終日)が行われました。
ざっと各種目の結果をお伝えします。


○男子チームスプリント(3-4位決定戦、1-2位決定戦)
3-4位決定戦は学連チーム対長野チームで、タイム1分06秒177で学連チームが勝利、3位に。
1-2位決定戦は強化チーム(長塚・渡邉・新田)対高体連チーム。
ここは強化チームがタイム1分01秒160で、高体連チームを4秒以上上回り、圧勝。優勝を決めました。


3位学連チーム(順天堂大学)。


2位高体連チーム。


1位強化チーム。


チームスプリント表彰式。


○女子ポイントレース(24km、72周)
注目は何と言っても昨年の覇者であり、
またこの種目で北京オリンピック出場も決めている和田見里美選手に集まっていました。
しかし当然ながら熾烈なマークを受けることとなり、積極的に前に出て毎ポイント周回で得点には絡むものの、
後ろにつけた石井寛子選手などスプリント力に勝る選手に差されるパターンも何度か目に付きました。
中盤まではリードを守っていた和田見選手ですが、後半ポイントが伸びず、
ついには10回目のポイント周回(残り12周)で石井選手が逆転。
さらに得点を重ねた石井選手がそのまま優勝。和田見選手は4ポイント差で2位に。
3位には後半コンスタントにポイントを取った篠崎新純選手が入りました。


先頭を走るのは優勝した石井。その後ろには2位の和田見。


女子ポイントレース表彰式。左から2位和田見、1位石井、3位篠崎。


○男子ポイントレース(40km、120周)
昨日のスクラッチ同様、ナショナルチームメンバーの盛一大選手、角令央奈選手が欠場のため、
強化組からは飯島誠選手のみが出場。
大半は高校生と大学生という顔ぶれでのレースとなりました。
結果は…飯島選手が圧倒的な強さで優勝。まさに一人舞台といったところでした。
20回あるポイント周回のうち、得点がないのはわずか1回のみ、それ以外はほとんどが1着か2着通過。
しかも飯島選手一人でほかの全ての選手を周回遅れにし、最終的には3ラップアップ!
合計得点は130ポイントで、堂々の優勝となりました。
さすがに格の違いを見せ付けたという競走でした。
2位は先日の全日本アマチュア選手権のポイントレースで優勝した日本大学の兼平純選手。
中盤、飯島選手と2人で50周近くを逃げ、集団をラップするなど大きくポイントを獲得しました。
3位に入ったのは岐南工業高校の丹羽泰雄選手。


中盤、飯島と日大の兼平が逃げ、レースを盛上げた。


男子ポイントレース表彰式。左から2位兼平、1位飯島、3位丹羽。


◯女子スプリント(5-8位決定戦、3-4位決定戦、1-2位決定戦)
3-4位決定戦は順天堂大学栗原瞳選手と西宮高校前田佳代乃選手(強化)の対戦となり、2本連取で栗原選手が3位に。
1-2位決定戦の佃咲江選手対石井寛子選手は、佃選手が1本目は追い込んで、2本目は先行逃げ切りで危なげなく勝利。
この種目でオリンピック出場も決まっている佃選手が、昨年に続き見事に連覇となりました。



昨年の優勝者・佃と、ポイントレースで優勝し勢いに乗る石井の対戦となった決勝は、佃が2本先取し優勝。


女子スプリント表彰式。左から2位石井、1位佃、3位栗原瞳


◯男子スプリント(5-8位決定戦、3-4位決定戦、1-2位決定戦)
男子スプリントの3-4位、1-2位決定戦はともにオリンピック組の対戦となりました。
まず3-4位決定戦は伏見俊昭選手対長塚智広選手。伏見選手がこの競技を走るのはかなり久し振りのようでしたが、
2本とも先行逃げ切りで長塚選手を下し、3位に。
1-2位決定戦はもはや指定席(?)の渡邉一成選手と北津留翼選手の対戦。
1本目は渡邉選手が先行で勝利、2本目は北津留選手がバックから切れのいいダッシュを決め勝利、そして3本目は先行で逃げ切った渡邉選手が勝ち、
渡邉選手が昨年に続き(昨年は北津留の怪我で不戦勝)優勝となりました。



3-4位決定戦は伏見対長塚で行われ、伏見が2本先取し3位に。


決勝は昨年同様、渡邉対北津留となり3本目までもつれ込んだが、最後は先行した渡邉を北津留が追い込めず、渡邉が2連覇。


男子スプリント表彰式。左から2位北津留、1位渡邉、3位伏見。


◯男子4km団体追抜き(1-2位決定戦)
1-2位決定戦は岐阜チーム対学連チーム(日本大学)の対戦となり、タイム4分27秒678で岐阜チームが優勝を決めました。
また男子団体追抜きは強化チームの欠場により、3チームのみの出走となったため、昨日の予選で3位だった高体連チームが最終的にも3位となりました。


4km団体追抜き2位学連チーム(日大)。タイムは4分28秒859。


4km団抜き優勝は岐阜チーム。


男子4km団体追抜き表彰式。左から2位学連、1位岐阜、3位高体連


◯男子ケイリン(決勝)
昨日の予選・敗者復活戦を勝ち上がった6名での決勝。
永井清史選手以外は全員が大学生、高校生のアマチュアというメンバーでの対戦は、やはり圧倒的な強さで永井選手が快勝。
残り1周から飛び出し、2位以下に大差をつけてのゴールとなりました。


男子ケイリン決勝。圧倒的なパワーを見せつけた永井清史。写真は残り1周。永井が外から猛然とかます


2位以下をぶっちぎってゴールした永井。


男子ケイリン表彰式。左から2位櫻井正孝、1位永井、3位石倉龍二