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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 初日レポート

現地より初日のレースレポートが届きました。


初日レポート
昨年のシドニー大会に比べると、あまり観客が多くない印象のメルボルン大会の初日。



会場はこんな雰囲気。


さて、競技の方だが、本日は、男子のチームスプリント、ポイントレース、個人追い抜き、女子のスプリント、個人追い抜き、スクラッチの6種目が行われ、
その内、日本人選手が出場したのは、男子チームスプリントとポイントレースだった。
チームスプリントは成田和也、渡邉一成、新田祐大の3選手、またポイントレースには愛三工業の盛一大が出場した。
予選が、お昼過ぎからスタートし、盛り上がりに期待したいところ。


まずチームスプリントから。強豪国が参加していない今大会は、マークしなければならない国およびチームが、コフィデス、チームTOSHIBAと思われていたが、
予選を終えてみると、チームTOSHIBAが一番時計で44秒台。それに続いたのが、日本、予選は2位のタイムで通過し、これで銀メダル以上が確定。
一気に日本チームは盛り上がった。ワールドカップでのメダル獲得は2006年以来となる。


その後、夜の部に入り、ポイントレースの決勝が行われ、盛一大が健闘し、5位入賞となった。
盛は今シーズン初めてのトラックレースで、60周ぐらいまではなかなか感覚が取り戻せず、戸惑ったようだったが、その後、残り60周でアタック。
見事に集団をラップし20ポイント獲得。その後もポイントを重ね、5位となった。
最終周回では一時先頭に立ち、激しい1着争いを演じるなど、果敢に最後までポイントを取りにいき、見せ場も作った。



残り60周でアタック、ラップに成功した盛。


最終周回では先頭争いのデットヒートも見せた。


男子ポイントレース表彰式。


その後に行われたチームスプリント1-2決定戦では、やはりチームTOSHIBAは強く、日本は2位となり、銀メダルとなった。



男子チームスプリント優勝はオーストラリアのトレードチーム、チームTOSHIBA


チームスプリントに出場した各選手達は、タイム的には満足は全くしていなかったが、やはり銀メダルはかなり嬉しいとそれぞれがコメント。
特に新田祐大は自己ベストを叩きだし、その結果の2位なので、今回の結果には満足していたようだ。
2日目以降の種目でもこの勢いで日本チームは好成績を収めて欲しい。
また、チームスプリントで2位になったことによりワールドカップのリーダージャージを獲得。これも日本にとっては励みになることだろう。この後の活躍に期待したい。
ちなみに成田は二度目のリーダージャージを着ることとなった。


その他の種目の結果は写真をどうぞ。



女子個人追抜き優勝はイギリスのROWSELL Joanna。


女子個人追抜き表彰式。


男子個人追抜き表彰式。


女子スクラッチ


女子スプリント表彰式。


さてメルボルンだが、寒い! 夏と聞いてきたはずなのに!
しっかし、メルボルンの若者は凄いね。昨晩、町中を歩いていると、夜中というのにクラブに入るのに行列し、
女の子は、ミニスカのぴらぴらのドレス。こんな女の子が沢山いるのだからビックリします。