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 2日目レポート

大会2日目のレースレポートが現地から届きました。


2日目レポート

ワールドカップメルボルン大会2日目は、ケイリン、スクラッチ、1Kmタイムトライアルに日本選手が出場。


ケイリンでは、抜群の動きを見せた渡邉一成が決勝に進出したのは皆様ご存じの通りです。
で、決勝ですが、ファーストラウンド、セカンドラウンドに比べ、若干動き…というよりも、作戦が消極的だったような感じがありました。
インで粘る展開ではなく(これも流れでしょうがないところもありますが)、自ら動く展開を作っていれば、違う結果となっていたかもしれません。
ケイリンの難しいところは、何があるかわからないところ。
これを次の北京で行われるワールドカップ第3戦では、是非良い方向に生かし、結果を出して欲しいと思います。



男子ケイリン決勝のスタート。


ゴール。1着はマレーシアのアジゾルハシニ。渡邉は不運もあったが、5位という結果で終わった。


男子ケイリン表彰式。


クラッチでは、盛一大は見せてくれました。
残り60周でワンラップし、結果8位でしたが、レースとして引っ張って行ける実力を持っている事は明らかです。
今回の敗因は、盛選手本人も言っているように、最後の脚でしょうか。残り8周で先頭に立ち、そのまま逃げ切れる脚がこれからの強化ポイントでしょう。
今シリーズ初めてのこの大会で、ポイントレース5位、スクラッチ8位ですからまずまずのスタートを切ったと思います。
それにも増して、盛選手は日本の中長距離の唯一の星ですから、是非頑張って欲しいと思います。
また、盛選手とタッグを組んで、マディソンに出場したい選手を募集しております。
盛選手と一緒に世界を目指してみませんか? ちなみにポイントレースには出なくて良いそうです(笑)。



男子スクラッチ


優勝したのはホンコンチャイナのコー・ホーティン。今年のアジア選手権ではワン・カンポーと組んで、マディソンでも優勝を飾っている。


男子スクラッチ表彰式。


1kmタイムトライアル出場の新田祐大選手は、自己ベストで10位です。
しかし、250mバンクに慣れていなくてこのタイムですから、もう少し慣れてくると、更なる飛躍が期待できそうです。



男子1kmタイムトライアル優勝はD'ALMEIDA Michael(FRA)。タイムは1分2秒238。


男子1kmタイムトライアル表彰式。


団体追い抜きはオーストラリアが優勝。まあ、イギリス等出場していませんから、順当な結果と言えるでしょう。



優勝は地元のオーストラリアチーム。


1ー2位決定戦ではスペインチームをOVLで下した。


女子のポイントレースでは、強いイギリスの選手が予選で落車し、一気に混戦に。これを制したのがロシアの選手。
2位のスペインの選手はちょっといただけないレース運びをしていました。まったく前を引かないし。ポイントだけ獲得する感じですか。
作戦と言えばそうですが、もっとがんがん引いてラップするような勢いで走ってほしいなと思います。



女子ポイントレース。


女子ポイントレース表彰式。


女子のチームスプリントはオランダ優勝。この種目にはアジア勢が多く参加しているので、やはりここに日本も参加して欲しいと思います。
日本女子頑張れ!



女子チームスプリント優勝はオランダ。


女子チームスプリント表彰式。


さて、メルボルンですが、寒い。非常に寒く、どこが夏に向かっているのかさっぱり解りません。
でも地元の人たちは薄着。構造が違いますね。