今回はスプリント編です。エリート男女の2カテゴリーで行われました。男子は6選手、女子は4選手が出走。予選の順位から4人が1/2決勝へ進みます。
Photo by Takenori WAKO
★エリート女子スプリント
予選1位は前田佳代乃で11.627。
予選2位は自己ベスト更新の石井寛子で11.764。
予選3位は中川諒子で12.158。
4人全員が1/2決勝へ。1組目は予選1位の前田と予選4位の白井の対戦。ここはストレートで前田が勝利し、決勝進出を決める。
1/2決勝2組目は石井と中川の対戦。1本目は先行で、2本目は逃げる中川を追い込んで勝利した石井が決勝へ名乗りを上げた。
ともにガールズケイリンで凌ぎを削る中川と白井の対戦となった3-4位決定戦は、中川がストレートで白井を下した。
決勝戦。この種目でロンドンオリンピックにも出場した前田にとって、負けられないレース。
レース前、「すごく調子がいい」と話していた石井。前田からチャンピオンの座を奪えるか。
1本目、前田を前に出させず渾身のレースで勝利したかに思えた石井はスプリンターレーンを外したとして降格。あとのなくなった2本目、先行した前田を直線で追い込もうとした石井だが、前田の後輪と石井の前輪が接触。石井がレース後アピールするも、先着した前田の勝利は変わらず、前田の優勝が決まった。
力を出し切ってバンクに倒れ込んだ前田。疲労もたまっていたようだが、「こんなに追い込んだのは久しぶり。とにかく今回は勝つことが重要だった」とレース後話した。
エリート女子スプリント
1位 前田佳代乃(鹿児島・鹿屋体育大学)
2位 石井寛子(東京・日本競輪学校)
3位 中川諒子(JPCA・JCF強化)
★エリート男子スプリント
予選1位は河端朋之で10.334。
1/2決勝1組目は河端と伊藤の対戦。河端がストレートでまずは決勝進出を決める。
1/2決勝2組目は菅田と奥平の対戦。得意の先行でこちらも菅田がストレートで勝利。
3-4位決定戦はともに岩井商会レーシングの奥平と伊藤の対戦。1本目でブルーバンド走行の警告となった伊藤は、1/2決勝でもすでに警告を受けていたため、2本目を走ることなく失格となってしまった。これにより3位は奥平で確定。
決勝戦。初優勝を狙う河端。
1本目を河端に取られ、2本目は奇襲とも言えるかなり早めの先行策に出た菅田だったが、スピードに勝る河端が落ち着いて捕らえ、ストレートで勝利。優勝を飾った。
エリート男子スプリント
1位 河端朋之(JPCA・JCF強化)
2位 菅田和宏(JPCA・JPCU宮城)
3位 奥平充男(京都・岩井商会レーシング)