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 オーストラリアで開催中のトラック国際大会。シリーズ戦の第1戦目は女子が活躍! UCIポイントを上積みする絶好のチャンスに!!

7月10日〜14日までの5日間に渡り、オーストラリア・アデレードで開催されるトラック国際大会。「International Track Series」として、全3大会のシリーズ戦となっているのですが、まず10日〜11日の2日間で行われた第1戦目「Adelaide Track Cup」の結果が公式サイトで発表されました。


♦第1戦「Adelaide Track Cup」の結果
★男子ケイリン
リザルト
1位 Edward DAWKINS(ニュージーランド
2位 Josiah NG(マレーシア)
3位 Simon van VELTHOOVEN(ニュージーランド
9位 菅田和宏(日本) UCIポイント32P
13位 早坂秀悟(日本) UCIポイント8P
25位 森山智徳(日本) UCIポイント1P


出場人数が多く、1回戦は敗者復活戦も含めて1着勝ち上がりと厳しい条件となった男子ケイリン。日本勢では敗者復活戦で唯一勝ち上がった菅田選手が2回戦に進出。2回戦のリザルトは公式サイトでは何故か抜け落ちているので詳細は分かりませんが、決勝に進むことができなかった菅田選手は7-12位決定戦に回り、3着で最終順位を9位としています。


★女子ケイリン
リザルト
1位 Wai Sze LEE(ホンコンチャイナ)
2位 Anna MEARES(オーストラリア)
3位 Stephanie MORTO(オーストラリア)
5位 前田佳代乃(日本) UCIポイント52P
6位 加瀬加奈子(日本) UCIポイント46P
13位 石井寛子(日本) UCIポイント8P
17位 中川諒子(日本) UCIポイント8P


2着勝ち上がりとなった1回戦、第3ヒートの前田選手がマカラク(オーストラリア)やムスタパ(マレーシア)がいる中、見事1着で2回戦進出! 加瀬選手、石井選手、中川選手は敗者復活戦に回り、加瀬選手が3着で2回戦へ。
2回戦では第1ヒートで前田選手が3着、第2ヒートで加瀬選手が2着となり、2人揃って決勝進出を決めました! 決勝では前田選手が5着、加瀬選手が6着となっています。


★男子スプリント
リザルト
1位 Shane PERKINS(オーストラリア)
2位 Peter LEWIS(オーストラリア)
3位 Nathan HART(オーストラリア)
22位 菅田和宏(日本) UCIポイント8P
25位 森山智徳(日本) UCIポイント1P
27位 早坂秀悟(日本) UCIポイント1P


予選上位24名が本戦へ進む男子スプリント。予選の200mタイムトライアルは菅田選手は10.856で22位、森山選手は10.969で25位、早坂選手は10.993で27位となり、菅田選手のみが予選通過。
本戦に進んだ菅田選手は1/16決勝でドーキンスニュージーランド)と対戦しますが、残念ながら敗れ、ここで敗退となっています。


★女子スプリント
リザルト
1位 Wai Sze LEE(ホンコンチャイナ)
2位 Stephanie MORTON(オーストラリア)
3位 Anna MEARES(オーストラリア)
4位 前田佳代乃(日本) UCIポイント58P
8位 加瀬加奈子(日本) UCIポイント38P
9位 中川諒子(日本) UCIポイント32P
12位 石井寛子(日本) UCIポイント18P


予選上位16名が本戦へ進む女子スプリント。予選は前田選手が11.797で5位、石井選手が11.950で7位、加瀬選手が12.077で10位、中川選手が12.312で14位となり、日本勢は全員本戦に進出。
続く1/8決勝では、第5ヒートの前田選手がRikki BELDER(オーストラリア)に勝利! 第7ヒートは加瀬選手と石井選手の対戦となり、ここは加瀬選手に軍配が上がります。中川選手は第3ヒートでミアーズに敗れています。
1/4決勝に駒を進めた加瀬選手と前田選手。第2ヒートで加瀬選手はリーに敗れますが、第4ヒートの前田選手が強豪・マカラクを撃破し勝利! 前田選手は準決勝となる1/2決勝進出を決めます!!
1/2決勝ではモールトンと対戦した前田選手ですが、ストレートで敗れ、表彰台を懸けた3-4位決定戦もミアーズに勝利することはならず、最終順位は惜しくも4位。


★男子オムニアム
リザルト
1位 Alexander EDMONDSON(オーストラリア)18P
2位 Shane ARCHBOLD(ニュージーランド)18P
3位 Luke DAVISON(オーストラリア)21P
8位 橋本英也(日本)50P UCIポイント38P


橋本選手の全リザルトは200mフライングラップ14.196で12位、ポイントレース1位、エリミネーション10位、4km個人追抜き4:40.087で8位、スクラッチ7位、1kmタイムトライアル1:08.882で12位。いいメンバーが集まった中で、ポイントレースの1着は光ります!


★女子オムニアム
リザルト
1位 Isabella KING(オーストラリア) 7P
2位 Xiaojuan DIAO(ホンコンチャイナ)18P
3位 Lauren ELLIS(ニュージーランド)21P
4位 塚越さくら(日本)23P UCIポイント58P


塚越選手の全リザルトは200mフライングラップ15.476で4位、ポイントレース3位、エリミネーション4位、3km個人追抜き3:48.135で4位、スクラッチ5位、500mタイムトライアル37.534で3位。女子オムニアムは出場選手が6名と少なかったのですが、5カ国の選手が参加したことで、クラス1のUCIポイントが付くと思われます。


♦全競技のリザルトはこちらの公式サイトで確認できます。
http://www.cycling.org.au/?ID=50659#d2


公式サイトを見ると、今回は男女ともすべての種目で5カ国以上の選手が参加しているので、それぞれクラス1のUCIポイントが付くと予想されます。まだUCIのサイトでは今大会の正式なリザルトが出ていないため、獲得したUCIポイントも発表されていませんが、通常だとクラス1大会は4位58P、5位52P、6位46P、7位40P、8位38P、9位32P、12位18Pなどの大きなポイントが付きます。前田選手を筆頭に、女子勢はかなりUCIポイントの上積みに成功したのではないでしょうか!
※7月16日追記 UCIサイトに発表された獲得UCIポイントを記載しました。


UCIのサイトでポイントが正式に発表され次第、またお知らせします!
明日7月12日(金)は第2戦目となる「Super Drome Trophy」が開催され、スプリントとケイリンが行われます。