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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 明日からトラック短距離陣がドイツの国際大会に参戦! ケイリン、スプリントで今季W杯出場権の確保を目指す大事な一戦が始まる!!

今季からトラックW杯の出場には、UCIポイント数とランキングの条件がつき、これをクリアしなければ出場権が得られなくなったわけですが、現在のところ日本はスプリント、ケイリンの男子短距離種目でのランキングが低く、しかも主力選手の一部が最低条件となるUCIポイント90Pに届いていないという状態です。
この状況を打破すべく、最終ポイント集計(9月10日予定)前の最後の戦いとして、短距離陣がドイツの国際大会2つに参戦します。


出場メンバーは以下のとおりJCFより発表されています。


★コットバス・ナイト(CL1)
開催場所 ドイツ・コットバス
大会日程 2013年8月23日(金)〜25日(日)
★スプリンター・ミーティング(CL1)
開催場所 ドイツ・デューデンホーヘン
大会日程 2013年8月30日(金)〜31日(土)
監督    坂本勉(ナショナルコーチ)
コーチ   村田正洋(ナショナルアシスタントコーチ)
カニック 森昭雄(選手強化支援スタッフ)
マッサー  中山真臣(選手強化支援スタッフ)
出場選手
中川誠一郎(JPCA熊本)
渡邉一成(JPCA福島)
坂本貴史(JPCA青森)
脇本雄太(JPCA福井)
河端朋之(JPCA岡山)


★コットバス・ナイト
♦公式サイト(ドイツ語です)
http://www.rkendspurt09.de/


Facebookのほうでより詳しい情報があるようです。
https://www.facebook.com/pages/Cottbuser-N%C3%A4chte-2013-auf-der-Radrennbahn-Cottbus/358058387595704


★スプリンター・ミーティング
♦公式サイト(ドイツ語です)
http://rv08dudenhofen.de/


♦8月30日からの開催についてこちらのページで紹介されているようです。
http://www.rv08.de/index.php/veranstaltungen/sprintermeeting-2013/



さて、8月12日付けでW杯の出場にかかわる「Eligibility Ranking」がUCIのサイトで発表になっています。
http://www.uci.html.infostradasports.com/asp/index.asp?PageID=19005&SportID=305&ClassID=1&GenderID=1&CompetitionCodeInv=1152&CompetitionID=26328&Detail=1&Ranking=1&All=0&TaalCode=2&StyleID=0&Cache=4


今回のドイツ遠征に参加する選手の現在のスプリントとケイリンUCIポイント&ランキングを見ると…
★男子スプリント 参加資格90P以上、ランキング45位以内
41位 河端朋之156P(※昨年8月の全日本選手権30P含む。実質は126P)
66位 坂本貴史104P
99位 中川誠一郎74P
101位 渡邉一成71P


★男子ケイリン 参加資格90P以上、ランキング36位以内
72位 河端朋之102P(※昨年8月の全日本選手権30P含む。実質は72P)
78位 脇本雄太98P
82位 坂本貴史96P
90位 渡邉一成90P
140位 中川誠一郎44P


スプリントではエースの中川選手と渡邉選手、2人とも90Pに届いていません。
ナショナルチームとトレードチームを合わせた国としての、W杯最大参加人数はスプリントが4、ケイリンが3。つまり、最大枠の出場権を取れば、W杯にスプリントで4名、ケイリンで3名を出走させることができます。日本としては、当然できるかぎり多くの枠を取ることを目標としているでしょう。
今回の2つの大会はどちらもクラス1の予定で、大きくポイントを上乗せするチャンスでもあります。地元ドイツをはじめ、どんな顔ぶれが出場してくるのか分かりませんが、日本勢が上位に入ってより多くのポイントを獲得してくれることに期待したいですね!


まずは明日、8月23日からコットバス・ナイトが開幕します!