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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2017UCIトラック世界選手権4日目の日本勢は男子オムニアムの今村駿介19位、女子個人追抜の梶原悠未21位

2017UCIトラック世界選手権4日目が終わっています。
本日の日本チームは女子個人追抜と男子オムニアムに出場しました。


女子個人追抜に出場した梶原悠未選手は、この種目の日本記録保持者で、3分37秒台のベストタイムを持っているのですが、今回はベストよりも10秒ほど遅い3分47秒356で、21位となりました。
男子オムニアムの今村駿介選手は初めての世界選手権で、スクラッチ13位やエリミネーション9位など随所に健闘も光りましたが、やはり最後のポイントレースでは上位勢のスピードバトルにつけ入る隙が見つからず、最終的に19位という結果になっています。


では、現地から届いた写真とともに大会4日目の結果を振り返ります。


★男子スプリント(1/4決勝〜決勝)
1/4決勝、1/2決勝を経て1-2位決定戦に勝ち上がったのはデニス・ドミトリエフ(ロシア)とHarrie LAVREYSEN(オランダ)。ここは実績に勝るドミトリエフが貫禄のストレート勝ちで優勝。これまでチャンスはありながら、なかなか手にできなかった世界チャンピオンのタイトルをついに手にしました。
3-4位決定戦はRyan OWENS(イギリス)を下したEthan MITCHELL(ニュージーランド)が勝利をあげています。


終結
1位 Denis DMITRIEV(ロシア) 
2位 Harrie LAVREYSEN(オランダ)
3位 Ethan MITCHELL(ニュージーランド
31位 河端朋之(日本)


★男子オムニアム
日本からは今村駿介選手が出場。
今村選手は1種目めのスクラッチで13位とまずまずのスタートを切りましたが、続く2種目めのテンポは21位と大きな着を取ってしまいます。しかし3種目めのエリミネーションは9位と盛り返し、3種目終えて暫定15位で最終種目のポイントレースを迎えます。
上位勢がラップを決め、激しい得点の奪い合いとなる中、今村選手は得点に絡めないままラップされてしまい、順位を落とすことに。最終的に19位という結果でレースを終えました。
優勝は僅差の争いを制したベンジャミン・トーマス(フランス)。



1種目めのスクラッチは13位の今村 photo: Kenji NAKAMURA / JCF



2種目めテンポは21位 photo: Kenji NAKAMURA / JCF



3種目めのエリミネーションでは9位と健闘 photo: Kenji NAKAMURA / JCF



最終種目ポイントレースでは得点が伸ばせず、今村の最終順位は19位に photo: Kenji NAKAMURA / JCF


終結
1位 Benjamin THOMAS(フランス) 149p
2位 Aaron GATE(ニュージーランド) 147p
3位 Albert TORRES BARCELO(スペイン) 138p
19位 今村駿介(日本) 21p


★女子500mタイムトライアル
日本からの出場はありません。
予選上位8名が本戦へ進出。この種目3連覇を狙うアナスタシア・ヴォイノヴァ(ロシア)、2014年の世界チャンピオン、ミリアム・ウェルテ(ドイツ)らを抑えて優勝を飾ったのはDaria SHMELEVA(ロシア)。


終結
1位 Daria SHMELEVA(ロシア) 33.282
2位 Miriam WELTE(ドイツ) 33.382
3位 Anastasiia VOINOVA(ロシア) 33.454


★女子個人追抜
日本からは梶原悠未選手が出場。
この種目の日本記録(3分37秒112)を持つ梶原選手ですが、この日はタイムが伸びず、3分47秒356で21位に。
予選で世界記録にコンマ7秒と迫る圧倒的なタイムをマークしたChloe DYGERT(アメリカ)が、1-2位決定戦も制し、優勝。
3-4位決定戦はRebecca WIASAK(オーストラリア)を下し、Kelly CATLIN(アメリカ)が勝利しています。



スタートを待つ梶原 photo: Kenji NAKAMURA / JC



梶原のタイムは思うように伸びず、3分47秒356で21位となった photo: Kenji NAKAMURA / JC


終結
1位 Chloe DYGERT(アメリカ) 3:24.641
2位 Ashlee ANKUDINOFF(オーストラリア) 3:31.784
3位 Kelly CATLIN(アメリカ) 3:30.365
21位 梶原悠未(日本) 4:47.356


★女子マディソン
16チームが出走。日本からの出場はありません。
今回から初めて世界選手権に取り入れられた女子のマディソン。ほぼ全てのスプリント周回で得点を重ねるベルギーとイギリスを中心にレースは展開します。終わってみればベルギーがイギリスに10点差をつけて勝利し、この種目での初代チャンピオンに輝きました。


終結
1位 ベルギー 44p 
2位 イギリス 34p
3位 オーストラリア 25p


大会最終日となる5日目は日本時間4月16日(日)11:00より競技開始となります。


♦大会最終日のタイムスケジュールはこちら。表記の時間は現地時間です。日本のほうが1時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030E0002FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0F


♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030E0002FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2017


大会最終日は男子1kmタイムトライアル、男子マディソン、女子ケイリン、女子ポイントレースが行われます。
日本からの出場は女子ポイントレースに上野みなみ選手となっています!