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 2017全日本選手権トラックレースフォトレポート 男女ポイントレース編

2017全日本選手権トラックフォトレポート。今回は2日目に行われた男女ポイントレースです!
女子は予選はなく、決勝のみ。男子は前日に予選2組が行われ、各組上位10名ずつの計20名で決勝が争われました。


★女子ポイントレース
8名出走。
距離20km(60周)、スプリント周回は6周ごと計10回。
序盤は梶原悠未選手と鈴木奈央選手がポイントをリードしますが、中盤に入り、集団が2つに割れたところで、鈴木選手が後方集団に取り残される形に。なんとか梶原選手、橋本優弥選手、中村妃智選手らのいる先頭集団に追いつこうとするものの、徐々に距離は広がり、ついにラップされてしまいます。
中盤以降は梶原選手が1着通過を連発し、大きくポイントを積み重ねていきます。そんな梶原選手を追随するのは、橋本選手と中村妃智選手。
終盤に入ると鈴木選手が再び盛り返し、得点に絡んできますが、ラップダウンの-20点は挽回するには大きすぎ、表彰台には届かず。終わってみれば梶原選手が2位の橋本選手に17点の大差をつけて、危なげなく優勝。この種目では全日本2連覇となりました。



直前に行われたスクラッチから引き続きで出場するメンバーも多い中、8名による決勝戦が始まった Photo:Takenori WAKO



全日本2連覇を狙う梶原悠未 Photo:Takenori WAKO



クラッチには出場せず、フレッシュな状態でポイントレースに臨んできた橋本優弥 Photo:Takenori WAKO



序盤は梶原と鈴木が1着を取り合う展開に Photo:Takenori WAKO



中盤で集団が2つに割れる。先頭集団には有力どころの梶原、橋本、中村妃智らが揃う Photo:Takenori WAKO



後方集団。ポイントリーダーだった鈴木がここに取り残されてしまう Photo:Takenori WAKO



梶原ら先頭集団に追いつかれ、鈴木は痛恨のラップダウンに Photo:Takenori WAKO



中盤以降も自ら仕掛け、梶原が1着通過を連発していく Photo:Takenori WAKO



ポイントで梶原を追いかけるのは橋本と中村。この3人で表彰台は決まりかと思われたが… Photo:Takenori WAKO



終盤で息を吹き返した鈴木が立て続けに得点を重ねる Photo:Takenori WAKO



得点が倍になる最終スプリント周回も鈴木が取るが、表彰台までは届かず。梶原が危なげなく優勝を飾った Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 梶原悠未(埼玉・筑波大学) 41p
2位 橋本優弥(岐阜・鹿屋体育大学) 24p
3位 中村妃智(千葉・日本写真判定) 16p


★男子ポイントレース
20名出走(決勝)。
距離30km(90周)、スプリント周回は6周ごと計15回。
序盤は原田裕成選手、今村駿介選手、荒井佑太選手、曽我部厚誠選手らが得点を重ねていきます。
中盤になると、荒井選手が1着通過を連発し、一気にポイントリーダーに浮上。
しかし終盤に入って、一時は荒井選手から11点離された今村選手が怒涛の追い上げを見せます。
最終スプリント周回を前に荒井選手が29点で依然トップ、今村選手が25点、原田選手が23点と続き、優勝の行方は得点が倍となる最終スプリントまでもつれ込む展開に。
勝負を決するゴールは、1着今村選手、2着荒井選手、3着原田選手。この結果、10点を加えた今村選手が荒井選手と同点で並び、ゴールで先着した今村選手の優勝が確定。最後の最後で大逆転の今村選手が全日本2連覇を果たしました。



予選を勝ち上がった20名による決勝戦がスタート Photo:Takenori WAKO



序盤、得点を重ねていったのは原田裕成、今村駿介、荒井佑太、曽我部厚誠(京都産業大学)ら Photo:Takenori WAKO



ポイントをリードしていた原田が落車。幸い怪我はなくすぐに復帰 Photo:Takenori WAKO



途中から雨が激しく降りつける Photo:Takenori WAKO



中盤に入ると荒井、原田らを中心にレースが動いていく Photo:Takenori WAKO



荒井が1着通過を連発し、大きく得点を伸ばしてポイントトップに立つ Photo:Takenori WAKO



昨年の覇者、今村も終盤に入って一気にポイントを稼ぎ、荒井を追い上げる Photo:Takenori WAKO



荒井、原田も負けじとポイントを上乗せし、三つ巴の争いに Photo:Takenori WAKO



最終スプリント周回を前にトップの29点を持つ荒井 Photo:Takenori WAKO



25点の今村は1着ゴールで逆転を狙う Photo:Takenori WAKO



23点の原田も優勝には1着ゴールが不可欠 Photo:Takenori WAKO



運命の残り1周へ。原田が勝負をかけて先に仕掛ける Photo:Takenori WAKO



原田先頭で最終バックへ向かう。今村は3番手の絶好の位置に。荒井は6番手 Photo:Takenori WAKO



ゴールは今村が1着、追い込んできた荒井はわずかに届かず2着。今村、荒井は最終的に同点ながらゴール順で今村の優勝が決まった Photo:Takenori WAKO



激戦を制した今村 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 今村駿介(福岡・中央大学) 35p
2位 荒井佑太(宮城・法政大学) 35p
3位 原田裕成(岡山・愛三工業レーシングチーム) 27p