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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2017台湾トラックカップI&II 大会初日は女子オムニアムで鈴木奈央が優勝、橋本優弥3位! 男子スプリントは深谷知広が決勝進出を決める!!


女子オムニアム優勝の鈴木奈央選手と3位の橋本優弥選手


2017台湾トラックカップI、大会初日が終わりました。
本日の日本勢は女子オムニアムに鈴木奈央選手と橋本優弥選手、男子スプリントにドリームシーカーの深谷知広選手と和田真久留選手が出場しました。


女子オムニアム1種目めのスクラッチは、ラスト1周でスパートした鈴木選手がそのまま逃げ切って1着、橋本選手は6着。
2種目めのテンポは、前半で橋本選手が単独で飛び出し、そこに鈴木選手が合流。2人の逃げが決まり、このまま最後まで2人で得点を重ね、橋本選手が1着、鈴木選手が2着。
3種目めのエリミネーションは、危なげなく鈴木選手と橋本選手が最後まで残り、鈴木選手が1着、橋本選手が2着。
3種目終わって鈴木選手が総合トップ、橋本選手が2位というワンツー態勢で最後のポイントレースに臨みます。序盤は鈴木選手、橋本選手ともに上位で得点を重ねますが、厳しい暑さに徐々に体力を奪われていき、中盤で橋本選手がマレーシアの選手に逆転され、3位に順位を落とします。それでも、鈴木選手はセーフティリードを守り切り優勝、橋本選手も最後の最後まで得点を取りに行く粘りのレースで3位を確保し、2人揃っての表彰台獲得となりました!


男子スプリントは、深谷選手が予選3位、和田選手が予選7位からのスタートに。悪走路に手を焼く和田選手は本来の調子が出ず、1/4決勝で敗退。
深谷選手は1/2決勝で予選2位のカザフスタンの選手をストレートで破り、翌日の1-2位決定戦進出を決めました! 深谷選手がスプリントを走るのを見るのは久しぶりでしたが、もともと競技の世界でも「怪物」だった深谷選手は、やはりさすがのレース運びでした。
ちなみに決勝の相手は、予選1位のブフリ選手。このバンクで予選10秒1という驚異的なタイムを出し、間違いなく頭一つ抜けた存在ですが、そんなブフリ選手を相手に、深谷選手がどんなレースを見せてくれるのか、非常に楽しみです!


明日の大会2日目の日本勢は、男子オムニアムに今村駿介選手と松本憲斗選手、そして深谷選手が男子スプリント決勝とケイリンに出場予定です!



厳しい暑さの中、大会初日が始まる



女子オムニアムがスタート




レース後は氷が必須! 足まで氷漬け



最後のポイントレースでは暑さにやられ、終盤で少し苦しむも、スクラッチ、テンポ、エリミネーションでは日本勢が盤石のレースで優位に立ち、2人揃って表彰台を獲得



この大会では昨年に続き、オムニアムで優勝を飾った鈴木選手



幸先の良いスタートに佐藤コーチもまずは一安心。男子もこれに続いてほしい!



男子スプリント予選3位の深谷選手。タイムは10秒618



予選7位の和田選手。10秒909と和田選手らしからぬタイムで、1/4決勝でカザフスタンの選手に敗れ、まさかの敗退に



予選1位のブフリ選手。1/4決勝で台湾の選手がスタートからスパートして逃げ切る作戦に出ると、意表をつかれて「あわや」という場面もあったものの、やはり圧倒的な強さで決勝まで勝ち上がった



1/2決勝の深谷選手。タイム差はほとんどないものの、予選上位の選手をストレートで下した深谷選手が決勝に名乗りを上げた



ブフリ選手との対戦もさることながら、明日はケイリンのほうも楽しみな深谷選手