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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2017インターハイ・トラックレース フォトレポート9 女子ポイントレース(公開競技)編


優勝した松井優佳選手(南大隅


2017インターハイトラックレースフォトレポート。
ちょっと更新が滞ってしまいましたが、レポートは残すところ男女ポイントレースと男女ケイリンの4種目。
今回は公開競技として行われた女子ポイントレースです!


★女子ポイントレース
予選はなく、大会最終日に決勝のみが行われました。
距離12km、5周ごと計6回のスプリント周回で争われた決勝戦。随所で飛び出しはあるものの、決定的な逃げは生まれず、集団のままレースは展開していきます。
比較的得点がばらける中、大会2日目のスクラッチで優勝を飾っている池上あかり選手(祐誠)が5回目のスプリント周回まで全てで得点に絡み、最後のスプリント周回を残して大きくリードします。しかし、最終盤で数人が絡む落車が発生。さらに大詰めとなる残り2周へと向かう2センターで再び落車が起こり、これにはポイントリーダーの池上選手も含まれ、騒然とした状態に。
得点が倍になる最終スプリント周回はここまで2位につけていた松井優佳選手(南大隅)が1着を取り、最終的に1点差で池上選手を逆転。優勝は松井選手の手に。落車でゴールできなかった池上選手は、残り1kmを切っていたことで完走扱いとなり、2位。3位には太郎田水桜選手(東京成徳)が入りました。



女子ポイントレースがスタート



昨年はこの種目で優勝、前日のスクラッチでも勝利している池上が序盤から積極的に前で動いていく



最初のスプリント周回で1着を取る池上



2回目のスプリント周回も池上が1着。このあと5回目まで全て得点に絡み、池上を中心にレースが進んでいく






4回目のスプリント周回は松井優佳が取り、ここで松井が池上に続いて2位に浮上



クラッチでは惜しくも2位となった松井だが、終盤でどこまで池上を追い上げられるか



残り周回も少なくなった最終盤、落車が発生。さらに残り3周を切ったところでポイントリーダーの池上を含む落車も起きてしまう



騒然とした空気の中、集団は残り1周へと向かう



ゴールは松井が1着を取り、これでポイントは池上を上回り、逆転。優勝を決めた



優勝した松井。レース後のインタビューでは、「アクシデントはあったものの、いつも2位ばかりだった自分がやっと優勝できました」と笑顔も見せた



表彰式


終結
1位 松井優佳(南大隅・鹿児島)  19点
2位 池上あかり(祐誠・福岡)   18点
3位 太郎田水桜(東京成徳・東京) 10点