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 2017-2018トラックW杯第1戦プルシコフ大会2日目の日本勢は男子ケイリンで新田祐大11位、脇本雄太12位、渡邉一成30位。女子スプリントは小林優香17位、前田佳代乃24位

2017-2018トラックW杯第1戦プルシコフ大会2日目が終了。
この日に行われたのは男子ケイリン、男子チームスプリント(1回戦〜決勝)、男子マディソン、男子スクラッチ(決勝)、女子スプリント、女子団体追抜(1回戦〜決勝)、女子オムニアム。


日本からは男子ケイリンに渡邉一成選手、新田祐大選手、脇本雄太選手。女子スプリントに小林優香選手と前田佳代乃選手が出場しました。


まず男子ケイリンは、敗者復活戦で落車のアクシデントにより、渡邉選手が1回戦敗退。新田選手と脇本選手は1回戦1着で2回戦に進みましたが、2人とも2回戦では勝ち上がれず、残念ながら決勝進出は逃しています。
女子スプリントは小林選手が15位、前田選手が24位でともに予選を通過。特に小林選手は11秒112という好タイムをマークし、次の1/16決勝も期待されましたが、スプリントではまだ対戦経験が圧倒的に少ない小林選手は予選下位の選手が相手ながら敗れてしまいます。前田選手も敗れ、両選手とも1/16決勝で敗退となりました。


では、現地から届いた写真とともに大会初日の結果を振り返ります!


★男子ケイリン
日本からは渡邉一成選手、新田祐大選手、脇本雄太選手が出場。
1着上がりの1回戦は新田祐大選手、脇本雄太選手が1着でそれぞれ2回戦進出を決めます。1回戦3着の渡邉選手は敗者復活戦に回りますが、ここでアワン(マレーシア)と接触し、落車。ここで敗退となってしまいました。
2回戦に進んだ新田選手と脇本選手は第2ヒートで同組となりますが、脇本選手が4着、新田選手は降格を取られ、両選手とも決勝進出はならず。
7-12位決定戦に回った新田選手と脇本選手はそれぞれ5着、6着。最終順位は新田選手11位、脇本選手12位で終えています。
決勝を制したのはリオオリンピック銀メダリスト、日本のケイリンでもおなじみのマティエス・ブフリ(Beat Cycling Club)。


◎2回戦

新田、脇本が同組となった第2ヒート Photo:Takenori WAKO



残り1周。オランダのブフリが先行 Photo:Takenori WAKO



そのまま押し切ったブフリが勝利。日本勢は3位までに入れず、決勝進出は果たせず Photo:Takenori WAKO


◎7-12位決定戦

残り2周 Photo:Takenori WAKO



残り1周。先頭はバベク(チェコ)、脇本と新田も外から踏んでいく Photo:Takenori WAKO



ゴール。バベクが逃げ切って1着。日本勢は追い上げられず新田5着、脇本6着 Photo:Takenori WAKO


◎1-2位決定戦

ペーサーが退避し、残り3周へ Photo:Takenori WAKO



残り2周のホーム、ブフリが外から一気に仕掛けていく Photo:Takenori WAKO




2周回を先行で逃げ切ったブフリが優勝! Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Matthijs BUCHLI(Beat Cycling Club) 
2位 Joachim EILERS(ドイツ)
3位 Sebastien VIGIER(フランス)
11位 新田祐大(ドリームシーカー)
12位 脇本雄太(日本)
30位 渡邉一成(JPC)


★女子スプリント
日本からは前田佳代乃選手と小林優香選手が出場。
上位28名までが通過となる予選は、小林選手が11秒119で15位、前田選手が11秒314で24位となり、両選手とも1/16決勝へ進出。
小林選手は予選下位のSONG Chaorui(HBT)との対戦でしたが、勝利はあげられず。前田選手も予選上位のMigle MAROZAITE(リトアニア)に敗れ、ここで敗退となりました。
決勝は予選1位のクリスティナ・フォーゲル(ドイツ)と、予選2位のステファニー・モートン(オーストラリア)の対戦となり、フォーゲルが貫禄のストレート勝ちで優勝を決めました。3位には3本目までもつれながら、アナスタシア・ボイノワ(ロシア)を下したMathilde GROS(フランス)が入っています。



最終順位17位の小林優香 Photo:Takenori WAKO



最終順位24位の前田佳代乃 Photo:Takenori WAKO



3-4位決定戦。GROS(フランス)がボイノワ(ロシア)に勝利 Photo:Takenori WAKO




1-2位決定戦。フォーゲル(ドイツ)がモートン(オーストラリア)を下し、優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Kristina VOGEL(ドイツ) 
2位 Stephanie MORTON (オーストラリア)
3位 Mathilde GROS(フランス)
17位 小林優香(日本)
14位 前田佳代乃(JPC)


★男子チームスプリント(1回戦〜決勝)
前日に行われた予選上位8チームが1回戦に出走。
1回戦の結果から、予選1位のオランダと予選3位フランスとの対戦になった1-2位決定戦はオランダが今大会唯一の42秒台をマークして優勝。
3-4位決定戦は予選4位イギリスと予選7位ドイツの対戦となり、イギリスが勝利をあげています。



4位ドイツ Photo:Takenori WAKO



3位イギリス Photo:Takenori WAKO



2位フランス Photo:Takenori WAKO



優勝オランダ Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オランダ 42.906
2位 フランス 43.528
3位 イギリス 43.192
9位 JPC(雨谷一樹・渡邉一成・河端朋之) 44.019
13位 ドリームシーカー(長迫吉拓・新田祐大深谷知広) 44.391


★男子マディソン
日本からの出場はありません。
17チームが出走。今年の世界選手権銀メダルのオーストラリアコンビ(マイヤー&スコットソン)がラップを決め、優勝を飾りました。



3位フランス Photo:Takenori WAKO



2位ベルギー Photo:Takenori WAKO





優勝はオーストラリア Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オーストラリア 1lap31p
2位 ベルギー 29p
3位 フランス 27p


★女子団体追抜(1回戦〜決勝)
前日に行われた予選上位8チームが1回戦に出走。
1回戦の結果から、1-2位決定戦は予選1位のイタリアと予選2位のカナダの対戦となり、イタリアが優勝を飾りました。予選3位のイギリスと予選4位のドイツの対戦となった3-4位決定戦は、イギリスが勝利をあげています。



3位イギリス Photo:Takenori WAKO



2位カナダ Photo:Takenori WAKO



優勝イタリア Photo:Takenori WAKO


終結
1位 イタリア 4:21.965
2位 カナダ  4:23.993
3位 イギリス 4:22.230


★女子オムニアム
日本からの出場はありません。
クラッチ、テンポ、エリミネーションの3種目を終えて、暫定トップに立ったKirsten WILD(オランダ)が、最終種目のポイントレースで追い上げるJennifer VALENTE(アメリカ)を僅差で振り切り、優勝を手にしました。



3位に入ったDIDERIKSEN(デンマーク) Photo:Takenori WAKO



ポイントレースで得点を重ね、猛烈な追い上げを見せるもわずかに届かず2位のVALENTE(アメリカ) Photo:Takenori WAKO



この種目では上位の常連、WILD(オランダ)が優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Kirsten WILD(オランダ) 129p
2位 Jennifer VALENTE(アメリカ) 127p
3位 Amalie DIDERIKSEN(デンマーク) 116p


★男子スクラッチ(決勝)
前日に予選が行われ、勝ち上がった22名が決勝に出走。
単独でラップを決めたRobbe GHYS(ベルギー)が優勝を飾っています。




ラップに成功したGHYS(ベルギー)が会心の勝利 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Robbe GHYS(ベルギー)
2位 Edgar STEPANYAN(アルメニア) -1
3位 Roy PIETERS(オランダ) -1


♦リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition/00030E0003FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF/CT/2017