2017-2018トラックW杯第３戦ミルトン大会初日の日本勢は女子団体追抜予選４位で、２日目の１回戦へ駒を進める

今大会の舞台となるカナダ・ミルトンの「Mattamy National Cycling Centr」のバンク　Photo:Takenori WAKO

2017-2018トラックW杯第３戦ミルトン大会初日が終わりました。
この日に行われた種目は男女チームスプリント予選、男女団体追抜予選、男女ポイントレース決勝。
日本からは女子団体追抜のみの参加です。

今回の女子団体追抜はエントリー数が少なく、日本を含めてわずか４チーム。カナダ、ニュージーランドは実績もある強豪チームですが、フランスは前回の第２戦では日本がタイム、順位ともに上回っており、２大会連続でのメダル獲得にも期待が高まるところでしたが、予選での日本はまさかの展開に。終盤で隊列が崩れ、大きくタイムをロス。予選順位は４位と最下位になってしまいました。
現地からの情報によると、このバンクはちょっとクセがあり、かなり走りづらいと選手たちも口にしているようです。実際、男子団体追抜では韓国も大崩壊したそうで、日本も突然バラバラになった印象だといいます。なかなか厄介なバンクのようですね…。
それでも今回は４チームのみの出場のため、２日目に行われる１回戦、そしてメダル決定戦にまで進むことは決まっているので、対策を練り、気持ちを切り替えて頑張ってほしいところです！

では、現地から届いた写真とともに大会初日の結果を振り返ります。

★女子団体追抜予選
４チームが出走。日本からは中村妃智選手、橋本優弥選手、梶原悠未選手、古山稀絵選手が出場。
日本は第２ヒートに出走、中盤までは順調にタイムを刻みますが、終盤に入り隊列が崩壊し、バラバラの状態に。最終的に4分41秒329で順位は４位。
予選１位はカナダ4:22.310、２位ニュージーランド4:25.129、３位フランス4:32.707。
４チームのみの出走のため全チームが２日目の１回戦、メダル決定戦に進みます。

予選のスタートを待つ４選手　Photo:Takenori WAKO

序盤は順調にレースが進むも…　Photo:Takenori WAKO

終盤で隊列が崩壊、バラバラとなってしまう　Photo:Takenori WAKO

なんとか立て直しをはかり、３人で隊列を整えるがタイムは大きく落とし、4分41秒329で予選４位となった　Photo:Takenori WAKO

レース後の選手たちの表情も苦いものに　Photo:Takenori WAKO

メルビンコーチとミーティング。この経験を踏まえ、翌日の１回戦、メダル決定戦に挑む

★男子団体追抜予選
10チームが出走。日本からの出場ありません。
上位８チームが１回戦進出となる予選の結果は、１位ニュージーランド3:59.588、２位カナダ4:01.245、３位アメリカ4:06.084、４位ドイツ4:06.224、５位スイス4:07.200、６位ウクライナ4:08.979、７位スペイン4:10.667、８位デンマーク4:14.861。
１回戦、決勝は大会最終日に行われます。

★男子チームスプリント予選
８チームが出走。日本からの出場ありません。
全チームが１回戦進出となる予選の結果は、１位ニュージーランド43.874、２位フランス44.171、３位イギリス44.174、４位韓国44.877、５位チェコ44.927、６位スペイン45.354 、７位チャイニーズタイペイ45.741、８位メキシコ46.702。
１回戦、決勝は２日目に行われます。

★女子チームスプリント予選
13チームが出走。日本からの出場ありません。
上位8チームが１回戦進出となる予選の結果は、１位ドイツ33.118、２位韓国33.810、３位スペイン33.861、４位イギリス33.889、５位ニュージーランド 33.917、６位オランダ33.977、７位イタリア34.131、８位メキシコ34.275。
１回戦、決勝は最終日に行われます。

★男子ポイントレース
日本からの出場はありません。
予選はなく決勝のみで19名が出走。ただ一人ラップに成功したNiklas LARSEN （デンマーク）が優勝。

19名で行われた男子ポイントレース　Photo:Takenori WAKO