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 2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会開幕! 初日の日本勢は男子団体追抜15位、女子団体追抜7位


女子団体追抜は1回戦に進出するも7位 Photo:Takenori WAKO



男子団体追抜は予選敗退で15位 Photo:Takenori WAKO


先週末の第1戦サン=カンタン=アン=イヴリーヌ大会(フランス)に続き、今週は2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会(カナダ)が行われます。


日本からの出場選手と大会インフォメーションは以下の通りです。


2018-2019 UCIトラックワールドカップ第2戦ミルトン大会
開催場所:カナダ・ミルトン
開催日程:2018年10月26日(金)〜28日(日)
◎スタッフ
監督    ブノワ・ヴェトゥ(短距離ヘッドコーチ)
      イアン・メルビン(中距離ヘッドコーチ)
コーチ   ジェイソン・ニブレット(短距離コーチ)
ドクター  内田彰子(強化医科学部会員)
カニック 森昭雄(強化支援スタッフ)
      斉藤健吾(強化支援スタッフ)
マッサー  中山真臣(強化支援スタッフ)
      木下遥(情報科学スタッフ)
スタッフ  田畑昭秀(情報科学スタッフ)
      レン・パーカー(強化支援スタッフ)
      グレゴリー・レンティン(強化支援スタッフ)
      ロバート・スタンレー(強化支援スタッフ)
      エミリー・フランチェスカ(強化支援スタッフ)
      井上純爾(強化支援スタッフ)
通訳    アリス・ボナミ
◎出場選手
ナショナルチーム
河端朋之(JPCA・JPCU岡山)
深谷知広(JPCA・JPCU愛知)
太田りゆ(JPCA・JPCU埼玉)
一丸尚伍(大分・ブリヂストンサイクリングチーム)
近谷涼(富山・ブリヂストンサイクリングチーム)
橋本英也(岐阜・日本競輪学校
沢田桂太郎(宮城・日本大学
今村駿介(福岡・中央大学
新村穣(茨城・CS Slinger)
中村妃智(千葉・日本体育大学/日本写真判定
梶原悠未(埼玉・筑波大学
橋本優弥(岐阜・鹿屋体育大学
吉川美穂(和歌山・Live GARDEN Bici telle)
古山稀絵(東京・日本体育大学
★ジャパン・プロフェッショナル・サイクリスト・アソシエーションチーム(JPC)
脇本雄太(JPCA・JPCU福井)
★ドリームシーカーチーム(DSR)
小林優香(JPCA・JPCU福岡


♦大会公式サイト
https://www.twcmilton.com/


♦大会プログラム(タイムスケジュールについては直前で変わる可能性がありますのでご注意を。表記の時間は現地時間で、日本のほうが13時間進んでいます)。
http://www.uci.org/docs/default-source/2018-2019-tissot-uci-track-cycling-world-cup/competitionschedule-milton.pdf?sfvrsn=1c8bdf9c_6


♦スタートリストやリザルトは随時こちらにアップされます。
http://www.tissottiming.com/2018/ctrwcII/ja-jp/Default/


YouTubeでのライブ配信はこちら。大会最終日のイブニングセッションが配信されます。日本時間の10月22日(月)05:00頃スタート予定。
https://www.youtube.com/watch?v=hGpk062Se9E


今大会の日程は公式には10月26日(金)スタートですが、前日の25日(木)に男・女団体追抜の予選が行われていますので、初日の結果と合わせ、レポートします。


前日&初日の日本勢は男女団体追抜のみの出場でしたが、男子は予選で4分04秒台とタイムが出ず、まさかの最下位という厳しい結果に。女子はギリギリ8位で予選を通過し、3-4位決定戦進出の望みを残しましたが、1回戦でもタイムは伸びず、最終的に7位でレースを終えています。
今シーズンから東京オリンピックに向けたポイント獲りが始まり、各国トップメンバーを揃えての参戦となっていることを考えると、やはり昨シーズンのようには簡単にいかないと痛感させられます。現在のところ日本は、男子は3分57秒台、女子は4分22秒台のベストタイムを持っていますが、これに近いタイムをコンスタントに出せないと表彰台争いはもとより、予選突破も危うくなる状況だといえます。


では、現地から届いた写真とともに大会前日&初日の結果を振り返ります。


★男子団体追抜(予選・1回戦・決勝)
15チーム出走。日本からは一丸尚伍選手、近谷涼選手、今村駿介選手、沢田桂太郎選手が出場。
前日に行われた予選では、日本は4分04秒660 で15位となり、1回戦進出はならず。
1-2位決定戦は予選1位のイギリスのトレードチーム、Huub Wattbike Test Teamと予選3位のデンマークとの対戦になり、第1戦で優勝を飾っているデンマークが勝利。3-4位決定戦はイギリスがフランスを下しています。



予選の出走を待つ日本 Photo:Takenori WAKO



日本は4分04秒660で15位。予選敗退となった Photo:Takenori WAKO



3位イギリス Photo:Takenori WAKO



2位Huub Wattbike Test Team Photo:Takenori WAKO



優勝のデンマーク Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 デンマーク 3:53.499
2位 Huub Wattbike Test Team 3:56.699
3位 イギリス 3:54.134
15位 日本(一丸・近谷・今村・沢田) 4:04.660


★女子団体追抜(予選・1回戦・決勝)
12チームが出走。日本からは梶原悠未選手、古山稀絵選手、橋本優弥選手、吉川美穂選手が出場。
前日に行われた予選では、日本は4分29秒584で8位となり、1回戦進出を決めます。
翌日の1回戦は予選5位のカナダとの対戦となり、日本はメンバーを梶原選手から中村妃智選手に変更して臨みましたが、4分31秒246で敗れ、タイム次第で可能性のあった3-4位決定戦進出も叶いませんでした。
優勝は予選から圧倒的な力を見せたイギリス。3-4位決定戦はニュージーランドがドイツに勝利しています。



中距離女子5選手でレース前のアップ中 Photo:Takenori WAKO



予選を4分29秒台の8位で通過した日本だが、1回戦では31秒台とタイムを落とし、最終的に7位となった Photo:Takenori WAKO



3位ニュージーランド Photo:Takenori WAKO



2位イタリア Photo:Takenori WAKO



優勝のイギリス Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 イギリス 4:18.138
2位 イタリア 4:21.936
3位 ニュージーランド 4:19.247
7位 日本(中村・古山・橋本・吉川) 4:31.246


★男子チームスプリント(予選・1回戦・決勝)
14チームが出走。日本からの出場はありません。
1-2位決定戦は予選1位のオランダと予選2位のBeat Cycling Clubというオランダ勢同士の対戦となり、オランダが第1戦に続いて優勝。3-4位決定戦はイギリスがニュージーランドに勝利。



3位イギリス Photo:Takenori WAKO



2位Beat Cycling Club Photo:Takenori WAKO



優勝のオランダ Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オランダ 42.828
2位 Beat Cycling Club 43.306
3位 イギリス 43.126


★女子チームスプリント(予選・1回戦・決勝)
17チームが出走。日本からの出場はありません。
1-2位決定戦は予選1位のオーストラリアと予選4位のドイツの対戦となり、オーストラリアが優勝。3-4位決定戦はロシアのトレードチーム、Gazprom-Rusvelo がオランダに勝利。



3位Gazprom-Rusvelo Photo:Takenori WAKO



2位ドイツ Photo:Takenori WAKO



優勝のオーストラリア Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オーストラリア 32.456
2位 ドイツ 32.693
3位 Gazprom-Rusvelo 32.692


★男子スクラッチ
日本からの出場はありません。
単独でラップを決めたウクライナの Vitaliy HRYNIVが優勝。



優勝したVitaliy HRYNIV(ウクライナ) Photo:Takenori WAKO




表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Vitaliy HRYNIV(ウクライナ
2位 Oliver WOOD(イギリス)
3位 Christos VOLIKAKIS(ギリシャ


★女子スクラッチ
日本からの出場はありません。
優勝はロシアのAlexandra GONCHAROVA。



優勝したAlexandra GONCHAROV(ロシア) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Alexandra GONCHAROVA(ロシア)
2位 Olivija BALEISYTE(リトアニア
3位 Jennifer VALENTE (アメリカ)