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2019トラック世界選手権最終日の日本勢は女子ケイリンの小林優香13位、太田りゆ16位

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女子ケイリン13位の小林優香 Photo:Takenori WAKO

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16位の太田りゆ Photo:Takenori WAKO

 

2019トラック世界選手権も最終日を迎えました。

この日は男子スプリント(1/2決勝・決勝)、男子マディソン、女子ケイリン女子ポイントレースの4種目が行われ、日本からは女子ケイリンに小林優香選手と太田りゆ選手が出場しました。

 

小林選手は昨年に続いて2度目、太田選手は今回が初めての世界選手権参戦。今季は両選手ともW杯でメダルを獲得するなど大きく成長を遂げたシーズンだっただけに、この世界選にも期待が掛かりましたが、揃って1/2決勝(準決勝)を前に敗退という、かなり悔しい結果となってしまいました。

 

今大会からケイリンは勝ち上がり方式が変わり、従来の1回戦→準決勝ではなく、準決勝の前に1/4決勝が設けられ、準決勝にたどり着くまでに一つハードルが増えた形になりました。1/4決勝は勝ち上がり権利が4着と、比較的ゆるくはあるのですが、ケイリンは展開のアヤに左右されやすいだけに全くもって侮れず、やはり単純にレースが増えた分、準決勝までの道のりはこれまでよりも厳しくなったと感じます。

 

では、大会最終日の結果を現地からの写真とともに振り返ります。

 

女子ケイリン

日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。

2着上がりの1回戦は小林選手、太田選手ともに2着で1/4決勝進出を決めます。

4着上がりの1/4決勝、第2ヒートの小林選手は終始後方でのレースとなり5着。第3ヒートの太田選手は並走での番手争いから最終的に6着で、両選手ともここで敗退となりました。

優勝はリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)。ケイリンでは世界選手権初制覇となり、今大会はスプリントと併せて2冠を達成。

 

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1回戦。第3ヒートに登場の小林 Photo:Takenori WAKO

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小林は3着でゴールするも、2着入線の選手が降格となり、繰り上がっての2着に Photo:Takenori WAKO

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まずは1/4決勝へ駒を進めた小林 Photo:Takenori WAKO

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1回戦第5ヒートに出走の太田 Photo:Takenori WAKO

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先行するステファニー・モートン(オーストラリア)をきっちりマークした太田は2着に入る Photo:Takenori WAKO

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持ち味を発揮した走りで1/4決勝進出を決め、笑顔がこぼれる Photo:Takenori WAKO

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1/4決勝。第2ヒートの小林は周回6番手からのレース Photo:Takenori WAKO

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残り1周のホーム。最後方から追い上げる展開となった小林だが、5着で敗退 Photo:Takenori WAKO

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1/4決勝第3ヒートの太田。残り1周、先行するロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)の番手で3車並走状態に Photo:Takenori WAKO

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位置をキープし切れず、最後は6着でゴールとなった太田。日本勢2名ともここで敗退となった Photo:Takenori WAKO

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勝戦モートンの先行で残り1周へ。外からリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)が上昇 Photo:Takenori WAKO

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ゴール! 決勝を制したのはリー Photo:Takenori WAKO

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ケイリンとスプリントの2冠を達成し、今大会素晴らしい結果を残したリー Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)

2位 Kaarle McCULLOCH (オーストラリア)

3位 Daria SHMELEVA(ロシア)

13位 小林優香(日本)

16位 太田りゆ(日本)

 

男子スプリント(1/2決勝・決勝)

前日に1/4決勝までが終了し、1/2決勝からスタート。マシュー・グレッツァー(オーストラリア)を下したJeffrey HOOGLAND(オランダ)、Mateusz RUDYKポーランド)を下したHarrie LAVREYSEN(オランダ)がそれぞれ決勝へ。

オランダ勢同士の対戦となった決勝を制したのは LAVREYSEN3-4位決定戦は地元の RUDYKがグレッツァーに勝利。

尚、日本から出場の深谷知広選手は前日の1/8決勝で、脇本雄太選手は1/16決勝で敗退しています。

 

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3-4位決定戦はマシュー・グレッツァー(オーストラリア)とMateusz RUDYK (ポーランド)の対戦に Photo:Takenori WAKO

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1本目はグレッツァーの降格で、RUDYK が勝利 Photo:Takenori WAKO

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2本目も獲ったRUDYK が勝利。地元選手のメダル獲得に会場は大歓声 Photo:Takenori WAKO

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オランダ勢同士の対戦となった1-2位決定戦 Photo:Takenori WAKO

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1本目、2本目を獲ったHarrie LAVREYSEN(オランダ)が優勝 Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Harrie LAVREYSEN(オランダ)

2位 Jeffrey HOOGLAND(オランダ)

3位 Mateusz RUDYK ポーランド

16位 深谷知広(日本)

25位 脇本雄太(日本)

 

男子マディソン

18チーム出走。日本からの出場はありません。

上位3チームが3ラップを決めるなど大きく得点を積み上げていく展開に。最終的に2位に21点差をつけたドイツが、昨年に続き優勝を飾っています。

 

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2010年、2011年の世界チャンピオン、キャメロン・マイヤーとリー・ハワードのペアで臨んだオーストラリアは4位 Photo:Takenori WAKO

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3位ベルギー Photo:Takenori WAKO

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2位デンマーク Photo:Takenori WAKO

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優勝のドイツ Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

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子供たちと記念撮影するロジャー・クルーゲとテオ・ラインハルト Photo:Takenori WAKO

終結

1位 ドイツ 105p

2位 デンマーク 84p

3位 ベルギー 82p

 

★女子ポイントレース

日本からの出場はありません。

上位勢は僅差の争いとなる中、最後のゴールで4点を加えたAlexandra MANLY (オーストラリア)が、1点差で逆転優勝。

 

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上位勢は接戦となった女子ポイントレース Photo:Takenori WAKO

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最後の最後で勝利を掴んだAlexandra MANLY (オーストラリア) Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Alexandra MANLY (オーストラリア) 29p

2位 Lydia BOYLAN アイルランド) 28p

3位 Kirsten WILD (オランダ) 26p

 

全種目のリザルトはこちらで確認できます。

http://www.tissottiming.com/2019/ctrwch/ja-jp/Default/home/