2019トラック世界選手権も最終日を迎えました。
この日は男子スプリント(1/2決勝・決勝)、男子マディソン、女子ケイリン女子ポイントレースの4種目が行われ、日本からは女子ケイリンに小林優香選手と太田りゆ選手が出場しました。
小林選手は昨年に続いて2度目、太田選手は今回が初めての世界選手権参戦。今季は両選手ともW杯でメダルを獲得するなど大きく成長を遂げたシーズンだっただけに、この世界選にも期待が掛かりましたが、揃って1/2決勝(準決勝)を前に敗退という、かなり悔しい結果となってしまいました。
今大会からケイリンは勝ち上がり方式が変わり、従来の1回戦→準決勝ではなく、準決勝の前に1/4決勝が設けられ、準決勝にたどり着くまでに一つハードルが増えた形になりました。1/4決勝は勝ち上がり権利が4着と、比較的ゆるくはあるのですが、ケイリンは展開のアヤに左右されやすいだけに全くもって侮れず、やはり単純にレースが増えた分、準決勝までの道のりはこれまでよりも厳しくなったと感じます。
では、大会最終日の結果を現地からの写真とともに振り返ります。
★女子ケイリン
日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。
2着上がりの1回戦は小林選手、太田選手ともに2着で1/4決勝進出を決めます。
4着上がりの1/4決勝、第2ヒートの小林選手は終始後方でのレースとなり5着。第3ヒートの太田選手は並走での番手争いから最終的に6着で、両選手ともここで敗退となりました。
優勝はリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)。ケイリンでは世界選手権初制覇となり、今大会はスプリントと併せて2冠を達成。
最終結果
1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
2位 Kaarle McCULLOCH (オーストラリア)
3位 Daria SHMELEVA(ロシア)
13位 小林優香(日本)
16位 太田りゆ(日本)
★男子スプリント(1/2決勝・決勝)
前日に1/4決勝までが終了し、1/2決勝からスタート。マシュー・グレッツァー(オーストラリア)を下したJeffrey HOOGLAND(オランダ)、Mateusz RUDYK(ポーランド)を下したHarrie LAVREYSEN(オランダ)がそれぞれ決勝へ。
オランダ勢同士の対戦となった決勝を制したのは LAVREYSEN。3-4位決定戦は地元の RUDYKがグレッツァーに勝利。
尚、日本から出場の深谷知広選手は前日の1/8決勝で、脇本雄太選手は1/16決勝で敗退しています。
最終結果
1位 Harrie LAVREYSEN(オランダ)
2位 Jeffrey HOOGLAND(オランダ)
3位 Mateusz RUDYK (ポーランド)
16位 深谷知広(日本)
25位 脇本雄太(日本)
★男子マディソン
18チーム出走。日本からの出場はありません。
上位3チームが3ラップを決めるなど大きく得点を積み上げていく展開に。最終的に2位に21点差をつけたドイツが、昨年に続き優勝を飾っています。
最終結果
1位 ドイツ 105p
2位 デンマーク 84p
3位 ベルギー 82p
★女子ポイントレース
日本からの出場はありません。
上位勢は僅差の争いとなる中、最後のゴールで4点を加えたAlexandra MANLY (オーストラリア)が、1点差で逆転優勝。
最終結果
1位 Alexandra MANLY (オーストラリア) 29p
2位 Lydia BOYLAN (アイルランド) 28p
3位 Kirsten WILD (オランダ) 26p
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