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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

「ANCHOR」(アンカー)2020記者発表&東京2020オリンピックへの機材提供に関する発表会

ブリヂストンのバイクが自転車競技トラック日本代表に正式採用!

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2019年9月24日(火)、東京都渋谷区・表参道ヒルズにおいて、株式会社ブリヂストンブリヂストンサイクル株式会社は、東京オリンピックでのトラック競技用バイクの機材提供と、「ANCHOR(アンカー)」の2020年モデルの発表を行いました。

 

東京オリンピックに向け、以前よりトラックバイクの開発を進めてきたブリヂストンですが、この度、正式にトラックナショナルチームでの採用が決定。

中距離モデルのバイクは今シーズンからの使用となりますが、短距離モデルはすでに昨シーズンより実戦投入され、W杯や世界選手権などの国際大会で実績をあげています。

 

発表会には、日本自転車競技連盟トラック委員会委員長の中野浩一氏、「TEAM BRIDGESTONE Cycling」所属の窪木一茂選手と橋本英也選手も参加し、今回提供される機材のパフォーマンスについてや、東京オリンピックに向けての意気込みなどを語りました。

 

また、併せて「ANCHOR(アンカー)」の2020年新モデルの説明とお披露目が行われました。

 

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トラックナショナルチームに機材提供されるバイク

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中距離モデル

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短距離モデル

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 ブリヂストンサイクル株式会社 執行役員 川端真澄氏

「(今回の機材開発は)選手、技術者の情熱と科学の融合。東京2020オリンピック自転車競技でのメダル獲得を目指し、ブリヂストンサイクルブリヂストン共にサポートを実施していきたい」

 

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ブリヂストンサイクル株式会社 常務執行役員 北野秀樹氏

「新たな機材では『PROFORMAT(推進力最大化解析技術)を大幅に進化させることに成功。空力はもちろんのこと、剛性、重量、接地にいたる性能をとことん追求した」

 

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ブリヂストンサイクル株式会社 マーケティング本部長 瀬戸慶太氏

「『ANCHOR(アンカー)』は2020年モデルから世界最強に挑戦する競技用バイクのシリーズ『レーシングライン』と、より自由なスポーツバイクの楽しみ方にフォーカスした『アクティブライン』の2つのラインで展開していく」

 

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中野浩一氏、窪木一茂選手、橋本英也選手によるトークショー

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日本自転車競技連盟トラック委員会委員長 中野浩一

東京オリンピックが決まった時点で、やはり日本の選手が日本の機材で世界で活躍する、そして金メダルを獲るということが一番大きな価値のあることではないかと思っていたので、ブリヂストンさんに一緒に世界で勝てる自転車を作っていこうではないですかとお話し、ご協力をいただくことになりました。選手の力も機材も、ようやく世界で戦えるところに近づいてきたと感じています。これからまた、ますます開発を進めていただいて、ぜひ来年のオリンピックではメダルを獲れるように頑張っていける形になればと思っています」

 

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TEAM BRIDGESTONE Cycling」窪木一茂選手

「(今回の新しいバイクは)推進力と重量に大きな違いを感じました。8月から本格的に乗り始めたんですけど、全日本選手権ではチームでも個人でも日本新記録を更新できて、とても満足しています。(今シーズンこれからの大会に向けて)新しいバイクにもなりましたし、どのくらい勝負できるのか楽しみですし、いい走りができるように頑張りたいです。

リオオリンピックで味わった悔しさがあるからこそ、東京オリンピックに懸ける思いというのもあるので、東京に向けて強い気持ちを持てていると思います

 

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TEAM BRIDGESTONE Cycling」橋本英也選手

「今回のバイクはかなり軽量化されているのと、あとはジオメトリーが中距離用になっているので、ポジションの自由度であったり、そのあたりもとても良くなっていると思います。全日本選手権ではチームとして日本記録を2つ出すことができましたし、個人追抜きに関しては、僕自身(今までのバイクより)3秒以上あがっている感覚があるので、やはり機材の進化なんじゃないかと思います。(今シーズンこれからの大会に向けて)2017年にW杯のオムニアムで銀メダルを獲得することができたんですけど、非常に悔しくて、今年は新バイクという最高の武器があるので、それで金メダルを獲れるようにしていきたいです。

前回のリオでは(出場を逃し)悔しい思いを味わいました。今回は年齢的にもいい時期ですし、母国開催でもあるので、本当に一生に一回の機会じゃないかなと思っています。目標としてはメダル獲得です

 

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会場内では「ANCHOR」2020年モデルの展示も

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最後に登壇者全員でフォトセッション








 

 

 

 

2019トラック世界選手権最終日の日本勢は女子ケイリンの小林優香13位、太田りゆ16位

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女子ケイリン13位の小林優香 Photo:Takenori WAKO

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16位の太田りゆ Photo:Takenori WAKO

 

2019トラック世界選手権も最終日を迎えました。

この日は男子スプリント(1/2決勝・決勝)、男子マディソン、女子ケイリン女子ポイントレースの4種目が行われ、日本からは女子ケイリンに小林優香選手と太田りゆ選手が出場しました。

 

小林選手は昨年に続いて2度目、太田選手は今回が初めての世界選手権参戦。今季は両選手ともW杯でメダルを獲得するなど大きく成長を遂げたシーズンだっただけに、この世界選にも期待が掛かりましたが、揃って1/2決勝(準決勝)を前に敗退という、かなり悔しい結果となってしまいました。

 

今大会からケイリンは勝ち上がり方式が変わり、従来の1回戦→準決勝ではなく、準決勝の前に1/4決勝が設けられ、準決勝にたどり着くまでに一つハードルが増えた形になりました。1/4決勝は勝ち上がり権利が4着と、比較的ゆるくはあるのですが、ケイリンは展開のアヤに左右されやすいだけに全くもって侮れず、やはり単純にレースが増えた分、準決勝までの道のりはこれまでよりも厳しくなったと感じます。

 

では、大会最終日の結果を現地からの写真とともに振り返ります。

 

女子ケイリン

日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。

2着上がりの1回戦は小林選手、太田選手ともに2着で1/4決勝進出を決めます。

4着上がりの1/4決勝、第2ヒートの小林選手は終始後方でのレースとなり5着。第3ヒートの太田選手は並走での番手争いから最終的に6着で、両選手ともここで敗退となりました。

優勝はリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)。ケイリンでは世界選手権初制覇となり、今大会はスプリントと併せて2冠を達成。

 

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1回戦。第3ヒートに登場の小林 Photo:Takenori WAKO

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小林は3着でゴールするも、2着入線の選手が降格となり、繰り上がっての2着に Photo:Takenori WAKO

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まずは1/4決勝へ駒を進めた小林 Photo:Takenori WAKO

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1回戦第5ヒートに出走の太田 Photo:Takenori WAKO

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先行するステファニー・モートン(オーストラリア)をきっちりマークした太田は2着に入る Photo:Takenori WAKO

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持ち味を発揮した走りで1/4決勝進出を決め、笑顔がこぼれる Photo:Takenori WAKO

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1/4決勝。第2ヒートの小林は周回6番手からのレース Photo:Takenori WAKO

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残り1周のホーム。最後方から追い上げる展開となった小林だが、5着で敗退 Photo:Takenori WAKO

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1/4決勝第3ヒートの太田。残り1周、先行するロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)の番手で3車並走状態に Photo:Takenori WAKO

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位置をキープし切れず、最後は6着でゴールとなった太田。日本勢2名ともここで敗退となった Photo:Takenori WAKO

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勝戦モートンの先行で残り1周へ。外からリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)が上昇 Photo:Takenori WAKO

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ゴール! 決勝を制したのはリー Photo:Takenori WAKO

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ケイリンとスプリントの2冠を達成し、今大会素晴らしい結果を残したリー Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)

2位 Kaarle McCULLOCH (オーストラリア)

3位 Daria SHMELEVA(ロシア)

13位 小林優香(日本)

16位 太田りゆ(日本)

 

男子スプリント(1/2決勝・決勝)

前日に1/4決勝までが終了し、1/2決勝からスタート。マシュー・グレッツァー(オーストラリア)を下したJeffrey HOOGLAND(オランダ)、Mateusz RUDYKポーランド)を下したHarrie LAVREYSEN(オランダ)がそれぞれ決勝へ。

オランダ勢同士の対戦となった決勝を制したのは LAVREYSEN3-4位決定戦は地元の RUDYKがグレッツァーに勝利。

尚、日本から出場の深谷知広選手は前日の1/8決勝で、脇本雄太選手は1/16決勝で敗退しています。

 

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3-4位決定戦はマシュー・グレッツァー(オーストラリア)とMateusz RUDYK (ポーランド)の対戦に Photo:Takenori WAKO

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1本目はグレッツァーの降格で、RUDYK が勝利 Photo:Takenori WAKO

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2本目も獲ったRUDYK が勝利。地元選手のメダル獲得に会場は大歓声 Photo:Takenori WAKO

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オランダ勢同士の対戦となった1-2位決定戦 Photo:Takenori WAKO

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1本目、2本目を獲ったHarrie LAVREYSEN(オランダ)が優勝 Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Harrie LAVREYSEN(オランダ)

2位 Jeffrey HOOGLAND(オランダ)

3位 Mateusz RUDYK ポーランド

16位 深谷知広(日本)

25位 脇本雄太(日本)

 

男子マディソン

18チーム出走。日本からの出場はありません。

上位3チームが3ラップを決めるなど大きく得点を積み上げていく展開に。最終的に2位に21点差をつけたドイツが、昨年に続き優勝を飾っています。

 

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2010年、2011年の世界チャンピオン、キャメロン・マイヤーとリー・ハワードのペアで臨んだオーストラリアは4位 Photo:Takenori WAKO

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3位ベルギー Photo:Takenori WAKO

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2位デンマーク Photo:Takenori WAKO

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優勝のドイツ Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

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子供たちと記念撮影するロジャー・クルーゲとテオ・ラインハルト Photo:Takenori WAKO

終結

1位 ドイツ 105p

2位 デンマーク 84p

3位 ベルギー 82p

 

★女子ポイントレース

日本からの出場はありません。

上位勢は僅差の争いとなる中、最後のゴールで4点を加えたAlexandra MANLY (オーストラリア)が、1点差で逆転優勝。

 

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上位勢は接戦となった女子ポイントレース Photo:Takenori WAKO

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最後の最後で勝利を掴んだAlexandra MANLY (オーストラリア) Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Alexandra MANLY (オーストラリア) 29p

2位 Lydia BOYLAN アイルランド) 28p

3位 Kirsten WILD (オランダ) 26p

 

全種目のリザルトはこちらで確認できます。

http://www.tissottiming.com/2019/ctrwch/ja-jp/Default/home/

2019トラック世界選手権4日目の日本勢は男子オムニアムの橋本英也7位。男子スプリントの深谷知広16位、脇本雄太25位。女子マディソン11位

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男子オムニアム7位の橋本英也 Photo:Takenori WAKO

 

2019トラック選手権大会4日目が終了。

この日は男子スプリント(予選~1/4決勝)、男子オムニアム、女子マディソン、女子500mタイムトライアル、女子個人追抜の5種目が行われ、日本からは男子スプリント、男子オムニアム、女子マディソンに出場しました。

 

男子オムニアムの橋本英也選手は、メダルにこそ手が届かなかったものの、日本男子として世界選手権のこの種目では初のシングルリザルトを獲得。

 

男子スプリントは深谷知広選手、脇本雄太選手ともに予選で上位に食い込めず、厳しい勝ち上がりとなってしまい、残念ながら1/8決勝までで姿を消すことに。

 

女子マディソンは、日本にとって昨年が初の世界選手権出場(梶原悠未選手と橋本優弥選手のペア)で、その時は-4ラップを喫してDNFでしたが、今回はラップダウンもなく、完走を果たしています。

 

では、大会4日目の結果を現地からの写真とともに振り返ります。

 

男子オムニアム

日本からは橋本英也選手が出場。

橋本選手は1種目めのスクラッチを7位、2種目めのテンポレースはラップに成功しての2位、3種目めのエリミネーション11位と、3種目終えて暫定5位につけます。

最終種目ポイントレースでは序盤に5点を取りますが、その後はポイントに絡めず、最終的に7位でレースを終えました。

優勝はCampbell STEWART ニュージーランド)。Ethan HAYTER (イギリス)と同点での暫定2位から、ポイントレースでラップを決めるなど大きく得点を伸ばし、この種目で初の世界王者に輝いています。

 

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1種目めのスクラッチは7位でスタートを切った橋本 Photo:Takenori WAKO

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2種目めのテンポレースではラップに成功し、2位  Photo:Takenori WAKO

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3種目めエリミネーションは11位  Photo:Takenori WAKO

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3種目終え暫定5位でポイントレースに臨む橋本 Photo:Takenori WAKO

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序盤にポイントを奪うも順位をあげることはできず、最終的に7位でフィニッシュとなった  Photo:Takenori WAKO

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優勝はCampbell STEWART (ニュージーランド) Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Campbell STEWART ニュージーランド) 137p

2位 Benjamin THOMAS(フランス) 119p

3位 Ethan HAYTER (イギリス) 118p

7位 橋本英也(日本) 91p

 

男子スプリント(予選~1/4決勝)

日本からは脇本雄太選手、深谷知広選手が出場。

上位28名が通過となる予選は、深谷選手が9秒916 21 位、脇本選手が9秒95225位となり、両選手とも1/16決勝へ進出。

1/16決勝では脇本選手は予選8位のNicholas PAULトリニダード・トバゴ)に敗れますが、深谷選手は予選12位のJair TJON EN FAスリナム)に勝利し、1/8決勝へ駒を進めます。

1/8決勝では昨年の世界チャンピオン、マシュー・グレッツァー(オーストラリア)と対戦した深谷選手ですが、勝利をあげることはできず、ここで敗退となりました。

この日は1/4決勝までが終わり、翌日の1/2決勝にはJeffrey HOOGLAND(オランダ)、Harrie LAVREYSEN(オランダ)、Mateusz RUDYKポーランド)、 グレッツァーが進出を決めています。

 

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9秒952で予選25位の脇本 Photo:Takenori WAKO

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9秒916 で予選21位の深谷 Photo:Takenori WAKO

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脇本は1/16決勝でNicholas PAUL(トリニダード・トバゴ)に敗れる  Photo:Takenori WAKO

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深谷は1/16決勝で予選上位のJair TJON EN FA(スリナム)を破る  Photo:Takenori WAKO

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1/8決勝進出を決めた深谷 Photo:Takenori WAKO

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1/8決勝ではマシュー・グレッツァー(オーストラリア)と対戦  Photo:Takenori WAKO

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昨年の世界チャンピオン、グレッツァーの前に敗れた深谷。日本勢はここで全員敗退となった Photo:Takenori WAKO

 

女子マディソン

18チーム出走。日本からは梶原悠未選手と古山稀絵選手が出場。

日本は得点をあげることはできませんでしたが、11位で完走を果たしています。

優勝はオーストラリアとの接戦を制したオランダ。

 

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梶原と古山のペアで臨んだ日本は11位 Photo:Takenori WAKO

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3位デンマーク Photo:Takenori WAKO

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2位オーストラリア Photo:Takenori WAKO

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優勝のオランダ Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 オランダ 33p

2位 オーストラリア 31p

3位 デンマーク 24p

11位 日本(梶原・古山) 0p

 

★女子500mタイムトライアル

26名が出走。日本からの出場はありません。

予選1位のDaria SHMELEVA(ロシア)が決勝でも一番時計をマークし、この種目では2017年に続き2度目の世界チャンピオンに輝いています。

 

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3位 カーリー・マカラク (オーストラリア) 33秒419  Photo:Takenori WAKO

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2位 Olena TARIKOVA (ウクライナ) 33秒307 Photo:Takenori WAKO

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優勝のダリア・シャメレワ(ロシア) 33秒012 Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Daria SHMELEVA(ロシア) 33.012

2位 Olena STARIKOVAウクライナ) 33.307

3位 Kaarle McCULLOCH (オーストラリア) 33.419

 

女子個人追抜

20名が出走。日本からの出場はありません。

予選1位のLisa BRENNAUER (ドイツ)が決勝では大きくタイムを落とし、予選2位のAshlee ANKUDINOFF (オーストラリア)が逆転で優勝。

3-4位決定戦は予選3位のLisa KLEIN(ドイツ)が予選4位の Kirstie JAMES ニュージーランド)に勝利。

 

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3位 Lisa KLEIN (ドイツ) 3分29秒473 Photo:Takenori WAKO

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2位 Lisa BRENNAUER (ドイツ) 3分29秒243 Photo:Takenori WAKO

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優勝のAshlee ANKUDINOFF (オーストラリア) 3分25秒971 Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Ashlee ANKUDINOFF (オーストラリア) 3:25.971

2位 Lisa BRENNAUER (ドイツ) 3:29.243

3位 Lisa KLEIN (ドイツ) 3:29.473

2019トラック世界選手権3日目の日本勢は女子オムニアムで梶原悠未4位

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女子オムニアム4位の梶原悠未 Photo:Takenori WAKO

 

2019トラック選手権大会3日目が終了。

この日は男子1kmタイムトライアル、男子個人追抜、男子ポイントレース、女子スプリント(1/2決勝・決勝)、女子オムニアムの5種目が行われ、日本からは女子オムニアムに梶原悠未選手が出場しました。

 

梶原選手は最終的に3位の選手と同点ながら、ゴール着順で4位という結果になり、本当に惜しくも表彰台を逃しましたが、歴代の日本女子選手としてはこの種目での世界選手権最高位。

2017年に初めて世界選手権のオムニアムに出場したときは11位、そして昨年が8位と着実にステップアップし、今年はオリンピックのポイント獲りにも関わる大会でしたが、そんな中でメダル争いを繰り広げた梶原選手の走りは本当の意味で「世界と互角に戦える」ことを力強く示してくれました。

東京オリンピックでのメダル獲得も現実的な目標として見えていると感じます。

 

では、大会3日目の結果を現地からの写真とともに振り返ります。

 

女子オムニアム

日本からは梶原悠未選手が出場。

梶原選手は1種目めのスクラッチを6位でスタートすると、2種目めのテンポレースではラップを決め1位、3種目めのエリミネーションも7位と全て一桁の順位でまとめ、3種目終えて暫定3位につけます。

メダルの期待を背負って臨んだ最終種目のポイントレースでは、Jennifer VALENTEアメリカ)に一旦逆転され4位に落ちますが、再度逆転に成功。最終ポイント周回(ゴール)を残して暫定3位のままレースは大詰めを迎えますが、ここで暫定4位のVALENTEが集団から飛び出しを図ります。梶原選手は追わずに集団内に留まりますが、最終的にこの逃げが決まり、VALENTEと梶原選手が同点となるも、ゴール着順でVALENTEが3位に。梶原選手は惜しくも4位となり、あと一歩のところで表彰台を逃す結果となりました。

優勝は暫定2位からポイントレースで逆転したKirsten WILD(オランダ)で、2連覇を達成。

 

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1種目めのスクラッチは6位の梶原 Photo:Takenori WAKO

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2種目めのテンポレースではラップを決めての1位 Photo:Takenori WAKO

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会心のレースに笑顔でガッツポーズの梶原 Photo:Takenori WAKO

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3種目めのエリミネーションは7位 Photo:Takenori WAKO

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暫定3位で最終種目ポイントレースに挑む Photo:Takenori WAKO

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一旦は順位を落としたものの、最後のポイント周回を前に再び暫定3位に浮上した梶原 Photo:Takenori WAKO

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ゴール着順で逆転され、無情にも掴みかけていたメダルが手からこぼれ落ちた Photo:Takenori WAKO

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優勝は昨年に続いてのKirsten WILD(オランダ) Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Kirsten WILD(オランダ) 117p

2位 Letizia PATERNOSTER(イタリア) 115p

3位 Jennifer VALENTEアメリカ) 106p

4位 梶原悠未(日本) 106p

 

女子スプリント(1/2決勝・決勝)

前日に1/4決勝までが終了し、1/2決勝からスタート。Lea Sophie FRIEDRICH (ドイツ)を下したステファニー・モートン(オーストラリア)、マチルド・グロ(フランス)を下したリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)がそれぞれ決勝へ。決勝はリーがストレートでモートンに勝利し、初の世界チャンピオンに輝きました。3-4位決定戦はグロが勝利。

尚、日本から出場の小林優香選手は前日の1/16決勝で敗退しています。

 

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3-4位決定戦はフランスの新鋭マチルド・グロが勝利 Photo:Takenori WAKO

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1-2位決定戦はリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)がステファニー・モートン(オーストラリア)を下す Photo:Takenori WAKO

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スプリントで初めて世界チャンピオンの称号を手にしたリー Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)

2位 Stephanie MORTON(オーストラリア

3位 Mathilde GROS(フランス)

24位 小林優香(日本)

 

★男子1kmタイムトライアル

19名が出走。日本からの出場はありません。

予選で唯一、1分を切る59秒台を出したQuentin LAFARGUE (フランス)が決勝でも1番タイムをマークし、優勝。

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3位ミカエル・ダルメイダ(フランス) 1:00.029 Photo:Takenori WAKO

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2位テオ・ボス(オランダ) 1:00.388 Photo:Takenori WAKO

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優勝Quentin LAFARGUE (フランス) 1:00.029 Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Quentin LAFARGUE (フランス) 1:00.029

2位 Theo BOS(オランダ) 1:00.388

3位 Michael D'ALMEIDA(フランス) 1:00.826

 

★男子ポイントレース

日本からの出場はありません。

激しいラップ合戦となる中、3ラップに成功し、2位に28p差をつけたJan Willem van SCHIP (オランダ)が優勝。

 

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優勝したJan Willem van SCHIP (オランダ) Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Jan Willem van SCHIP (オランダ) 104p

2位 Sebastian MORA VEDRI (スペイン) 76p

3位 Mark DOWNEYアイルランド) 67p

 

男子個人追抜

23名が出走。日本からの出場はありません。

予選で世界記録(4分07251)に0.2秒差まで迫るタイムをマークしたFilippo GANNA (イタリア)が、決勝を制して世界チャンピオンに。

3-4位決定戦はDavide PLEBANI(イタリア)がAlexander EVTUSHENKO (ロシア)に勝利。

 

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3位Davide PLEBANI(イタリア) 4:14.572 Photo:Takenori WAKO

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2位Domenic WEINSTEIN (ドイツ) 4:12.571  Photo:Takenori WAKO

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優勝Filippo GANNA(イタリア) 4:07.992 Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Filippo GANNA(イタリア) 4:07.992

2位 Domenic WEINSTEIN (ドイツ) 4:12.571

3位 Davide PLEBANI(イタリア) 4:14.572

2019トラック世界選手権2日目の日本勢は男子ケイリンで新田祐大が銀メダル! 脇本雄太8位、河端朋之16位。女子スプリントの小林優香は24位

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男子ケイリン新田祐大が銀メダルに輝く  Photo:Takenori WAKO

2019トラック世界選手権大会2日目が終わりました。

この日は男子ケイリン、男子団体追抜(決勝)、男子スクラッチ、女子スプリント(予選~1/4決勝)、女子団体追抜(決勝)が行われ、日本からは男子ケイリンと女子スプリントに出場。

 

男子ケイリンでは新田選手が見事銀メダルを獲得です!

昨年の世界選手権では河端選手が日本勢として25年ぶりにケイリンで銀メダルを手にしましたが、今年は新田選手がやってくれました。

新田選手は今年1月のW杯第5戦でも銅メダルを獲っていますが、世界に大きくその存在感をアピールするシーズンになったのではと感じます。

 

では、大会2日目の結果を現地からの写真とともに振り返ります。

 

男子ケイリン

 日本からは脇本雄太選手、河端朋之選手、新田祐大選手が出場。

2着上がりとなる1回戦、脇本選手は1着、新田選手は2着となりストレートで1/4決勝進出を決めます。河端選手は5着で敗者復活戦へ回りますが、ここでは1着を取り、3選手揃って1/4決勝へ。

4着上がりの1/4決勝、第1ヒートの河端選手は4着で入線するも降格となり、ここで敗退。第2ヒートの新田選手と脇本選手はそれぞれ2着、4着で1/2決勝へ駒を進めます。

準決勝となる1/2決勝、第1ヒートの新田選手は3着で決勝進出を果たしますが、第2ヒートの脇本選手は5着で7-12位決定戦へ。

勝戦は、最終バックで先頭に出切ったマティエス・ブフリ(オランダ)をゴール前で追い込んだ新田選手でしたが、惜しくも届かず。それでも2着に入り、見事銀メダルを獲得しました。

7-12位決定戦の脇本選手は2着で最終順位を8位とし、レースを終えています。

 

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1/2決勝第1ヒートの新田は3着で決勝戦への切符を掴む Photo:Takenori WAKO

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1/2決勝第2ヒートの脇本は5着で決勝進出を逃す Photo:Takenori WAKO

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世界選手権では初の決勝進出となる新田 Photo:Takenori WAKO

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勝戦。先行するブフリ(オランダ)を追い込んだ新田。惜しくも届かず2着となるも、銀メダルを獲得 Photo:Takenori WAKO

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ケイリンでは初の世界チャンピオンとなったブフリ Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

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世界選手権で初のメダルを手にした新田 Photo:Takenori WAKO

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ブノワ・ヴェトゥコーチと Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Matthijs BUCHLI(オランダ

2位 新田祐大(日本)

3位 Stefan BOTTICHER(ドイツ)

8位 脇本雄太(日本)

16位 河端朋之(日本)

 

女子スプリント(予選~1/4決勝)

日本からは小林優香選手が出場。

上位28名が通過となる予選、小林選手は1118124 位となり、1/16決勝進出。1/16決勝ではナターシャ・ハンセン(ニュージーランド)と対戦しますが、勝利はあげられず、ここで敗退となりました。

1/4決勝までが終わり、翌日の1/2決勝にはステファニー・モートン(オーストラリア)、リー・ワイジー(ホンコンチャイナ)、マチルド・グロ(フランス)、Lea Sophie FRIEDRICH (ドイツ)が進出を決めています。

 

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予選は11秒181で24 位となった小林 Photo:Takenori WAKO

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1/16決勝に進出するも敗退。最終的に24位でレースを終えた Photo:Takenori WAKO

 

男子団体追抜(決勝)

オーストラリアとイギリスの対戦となった1-2位決定戦は、オーストラリアが2018年に自身が出した世界記録(3分49804)を更新する3分48秒台をマークし、優勝を飾りました。

デンマークとカナダの対戦となった3-4位決定戦はカナダが勝利。

尚、日本は前日の予選で敗退となっています。

 

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決勝で敗れたイギリスは2位 Photo:Takenori WAKO

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世界記録をマークして優勝したオーストラリア Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

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金メダルに輝いたオーストラリアチーム Photo:Takenori WAKO

終結

1位 オーストラリア 3:48.012 世界新記録

2位 イギリス 3:50.810

3位 デンマーク 3:51.804

12位 日本(近谷・一丸・今村・沢田) 4:02.008

 

女子団体追抜(決勝)

オーストラリアとイギリスの対戦となった1-2位決定戦は、オーストラリアが勝利し、4年ぶりに世界チャンピオンのタイトルを手にしました。

ニュージーランドとカナダの対戦となった3-4位決定戦はニュージーランドが勝利。

尚、日本は前日の予選で敗退となっています。

 

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3位ニュージーランド Photo:Takenori WAKO

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2位イギリス Photo:Takenori WAKO

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優勝のオーストラリア Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

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男子に続き、団体追抜は女子もオーストラリアチームが金メダルを獲得 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 オーストラリア 4:14.333

2位 イギリス 4:14.537

3位 ニュージーランド 4:16.479

11位 日本(梶原・古山・中村・吉川) 4:30.768

 

男子スクラッチ

日本からの出場はありません。

最終周回で先行するRoy EEFTING(オランダ)らをとらえたサミュエル・ウェルスフォード(オーストラリア)が優勝。

 

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持ち前のスピードを発揮したウェルスフォード(オーストラリア)が優勝 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 Samuel WELSFORD (オーストラリア)

2位 Roy EEFTING(オランダ)

3位 Thomas SEXTONニュージーランド

 

2019トラック世界選手権初日の日本勢は男子チームスプリント10位、男子団体追抜12位、女子団体追抜11位

 

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2019トラック世界選手権の舞台となるポーランド・プルシュクフのバンク Photo:Takenori WAKO

2018-2019シーズンを締めくくる大一番、2019トラック世界選手権が開幕しました。もちろん来年に迫った東京オリンピックの行方を占ううえでも重要な大会。日本チームの活躍が期待されます!

 

大会初日となるこの日は、男女チームスプリント、男女団体追抜(予選・1回戦)が行われました。

日本からは男子チームスプリントと男女団体追抜に出場。

 

結果的に3種目とも予選突破を果たせず、なかでも団体追抜に関してはオリンピックに向け、男子も女子もかなり厳しい戦いが続いているといえます。

 

では、大会初日の結果を現地から届いた写真とともに振り返ります。

 

★男子チームスプリント(予選・1回戦・決勝)

16チームが出走。日本からは雨谷一樹選手、新田祐大選手、深谷知広選手が出場。

上位8チームが通過となる予選、日本は4426010位となり、1回戦進出はなりませんでした。

1-2位決定戦は予選1位のオランダと予選2位のフランスの対戦となり、世界記録に0.052秒差まで迫るタイムをマークしたオランダが2年連続で優勝。

3-4位決定戦はロシアがドイツに勝利しています。

 

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出走を待つ日本チーム Photo:Takenori WAKO

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1走雨谷、2走新田、3走深谷で臨んだ日本は44秒260で10位 Photo:Takenori WAKO

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3位ロシア Photo:Takenori WAKO

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2位フランス Photo:Takenori WAKO

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優勝のオランダ Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 オランダ 41.923

2位 フランス 42.889

3位 ロシア 43.115

10位 日本(雨谷・新田・深谷) 44.260

 

★女子チームスプリント(予選・1回戦・決勝)

17チームが出走。日本からの出場はありません。

1-2位決定戦は予選1位のオーストラリアと予選2位ロシアの対戦となり、オーストラリアが世界選手権では8年ぶりとなる優勝を飾っています。

3-4位決定戦はドイツがメキシコに勝利。

 

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3位ドイツ Photo:Takenori WAKO

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2位ロシア Photo:Takenori WAKO

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優勝のオーストラリア Photo:Takenori WAKO

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8年ぶりに女子チームスプリントの世界チャンピオンに輝いたオーストラリアチーム Photo:Takenori WAKO

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表彰式 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 オーストラリア 32.255

2位 ロシア 32.591

3位 ドイツ 32.789

 

★男子団体追抜(予選・1回戦)

18チームが出走。日本からは近谷涼選手、一丸尚伍選手、今村駿介選手、沢田桂太郎選手が出場。

上位8チームが通過となる予選では、日本は4分0200812位となり、1回戦進出はならず。

予選・1回戦を経て、翌日に行われる1-2位決定戦は予選1位のオーストラリアと予選2位のイギリス、3-4位決定戦は予選3位のデンマークと予選5位のカナダの対戦となっています。

 

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出走直前の日本チーム Photo:Takenori WAKO

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4分02秒008で12位となった日本 Photo:Takenori WAKO

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予選1位のオーストラリア。翌日の1-2位決定戦では宿敵イギリスと対戦 Photo:Takenori WAKO

終結

1位 イタリア 3:53.478

2位 アメリカ 3:59.215

3位 オーストラリア 3:57.423

12位 日本(近谷・一丸・今村・沢田) 4:02.008

 

★女子団体追抜(予選・1回戦)

17チームが出走。日本からは梶原悠未選手、古山稀絵選手、中村妃智選手、吉川美穂選手が出場。

上位8チームが通過となる予選では、日本は4分3076811位となり、1回戦進出はなりませんでした。

予選・1回戦を経て、翌日に行われる1-2位決定戦は予選1位のオーストラリアと予選2位のイギリス、3-4位決定戦は予選3位のニュージーランドと予選5位のカナダの対戦となっています。

 

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出走前の日本チーム Photo:Takenori WAKO

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4分30秒768で11位となった日本 Photo:Takenori WAKO

 

2019 UCIトラック世界選手権は2月27日(水)~3月3日(日)までポーランドにて開催!

 

いよいよ明日から2019年のトラック世界選手権が開幕です。

日本からの出場選手は以下の通りJCFより発表されています。

 

2018 UCIトラック世界選手権

開催場所:ポーランド・プルシュクフ

開催日程:2019年2月27日(水)~3月3日(日)

監督    ブノワ・ヴェトゥ(短距離ヘッドコーチ)

      ジェイソン・ニブレット(短距離コーチ)

      イアン・メルビン(中距離ヘッドコーチ)

カニック 森昭雄(強化支援スタッフ)

      斉藤健吾(強化支援スタッフ)

マッサー  中山真臣(強化支援スタッフ)

      木下遥(強化支援スタッフ)

ドクター  熊井司(医科学部会部会長)

スタッフ  井上純爾(強化支援スタッフ)

      レン・パーカー(強化支援スタッフ)

      田畑昭秀(情報科学スタッフ)

      ロバート・スタンレー(強化支援スタッフ)

      ジルベルト・アヴァンティーニ(強化支援スタッフ)
      グレゴリー・レンティン(強化支援スタッフ)

通訳    アリス・ボナミ(通訳)

総務    気谷淳一(事務局)

      齊藤真未(事務局)

◎出場選手

★短距離ナショナルチーム

脇本雄太JPCAJPCU福井)

河端朋之(JPCAJPCU岡山)

新田祐大JPCAJPCU福島)

深谷知広(JPCAJPCU愛知)

雨谷一樹(JPCAJPCU栃木)

小林優香(JPCAJPCU福岡)

太田りゆ(JPCAJPCU埼玉)

★中距離ナショナルチーム

近谷涼(富山・チームブリヂストンサイクリング)
一丸尚伍(大分・シマノレーシング

橋本英也(岐阜・JPCU岐阜/チームブリヂストンサイクリング)

今村駿介(福岡・中央大学/チームブリヂストンサイクリング)

沢田桂太郎(宮城・日本大学/チームブリヂストンサイクリング)

中村妃智(千葉・日本写真判定

古山稀絵(東京・日本体育大学

橋本優弥(岐阜・鹿屋体育大学

梶原悠未(茨城・筑波大学

吉川美穂(和歌山・Live GARDEN Bici Stelle

 

♦大会公式サイト

http://www.pruszkow2019.pl/en/907-2/

 

♦大会プログラム(タイムスケジュールについては直前で変わる可能性がありますのでご注意を。表記の時間は現地時間で、日本のほうが8時間進んでいます)。

https://www.uci.org/docs/default-source/2019-tissot-uci-track-world-championships/competitionschedule-pru-as-of-04.02.19.pdf?sfvrsn=4d0beb7e_6

 

♦スタートリストやリザルトは随時こちらにアップされます。

http://www.tissottiming.com/2019/ctrwch/ja-jp/Default/

 

♦エントリーリストはこちら。(2月19日時点)

◎男子

https://www.uci.org/docs/default-source/2019-tissot-uci-track-world-championships/2019-uci-track-cycling-world-championships-presented-by-tissot-entry-list-men.pdf?sfvrsn=6e7342f8_8

 

◎女子

https://www.uci.org/docs/default-source/2019-tissot-uci-track-world-championships/2019-uci-track-cycling-world-championships-presented-by-tissot-entry-list-women.pdf?sfvrsn=1a6fd954_10

 

♦テレビ放送は『SPEEDチャンネル』で生中継、録画放送ともに予定されています。

SPEEDチャンネル』HPはこちら。https://www.speedchannel.co.jp/

放送時間等はこちらで確認できます。https://www.speedchannel.co.jp/recommend/next.html

 

※今回はテレビの生中継があるため、UCIのインターネットライブ配信は日本国内では視聴できませんので、ご注意を。