2019トラック選手権大会4日目が終了。
この日は男子スプリント(予選~1/4決勝)、男子オムニアム、女子マディソン、女子500mタイムトライアル、女子個人追抜の5種目が行われ、日本からは男子スプリント、男子オムニアム、女子マディソンに出場しました。
男子オムニアムの橋本英也選手は、メダルにこそ手が届かなかったものの、日本男子として世界選手権のこの種目では初のシングルリザルトを獲得。
男子スプリントは深谷知広選手、脇本雄太選手ともに予選で上位に食い込めず、厳しい勝ち上がりとなってしまい、残念ながら1/8決勝までで姿を消すことに。
女子マディソンは、日本にとって昨年が初の世界選手権出場(梶原悠未選手と橋本優弥選手のペア)で、その時は-4ラップを喫してDNFでしたが、今回はラップダウンもなく、完走を果たしています。
では、大会4日目の結果を現地からの写真とともに振り返ります。
★男子オムニアム
日本からは橋本英也選手が出場。
橋本選手は1種目めのスクラッチを7位、2種目めのテンポレースはラップに成功しての2位、3種目めのエリミネーション11位と、3種目終えて暫定5位につけます。
最終種目ポイントレースでは序盤に5点を取りますが、その後はポイントに絡めず、最終的に7位でレースを終えました。
優勝はCampbell STEWART (ニュージーランド)。Ethan HAYTER (イギリス)と同点での暫定2位から、ポイントレースでラップを決めるなど大きく得点を伸ばし、この種目で初の世界王者に輝いています。
最終結果
1位 Campbell STEWART (ニュージーランド) 137p
2位 Benjamin THOMAS(フランス) 119p
3位 Ethan HAYTER (イギリス) 118p
7位 橋本英也(日本) 91p
★男子スプリント(予選~1/4決勝)
上位28名が通過となる予選は、深谷選手が9秒916 で21 位、脇本選手が9秒952で25位となり、両選手とも1/16決勝へ進出。
1/16決勝では脇本選手は予選8位のNicholas PAUL(トリニダード・トバゴ)に敗れますが、深谷選手は予選12位のJair TJON EN FA(スリナム)に勝利し、1/8決勝へ駒を進めます。
1/8決勝では昨年の世界チャンピオン、マシュー・グレッツァー(オーストラリア)と対戦した深谷選手ですが、勝利をあげることはできず、ここで敗退となりました。
この日は1/4決勝までが終わり、翌日の1/2決勝にはJeffrey HOOGLAND(オランダ)、Harrie LAVREYSEN(オランダ)、Mateusz RUDYK(ポーランド)、 グレッツァーが進出を決めています。
★女子マディソン
18チーム出走。日本からは梶原悠未選手と古山稀絵選手が出場。
日本は得点をあげることはできませんでしたが、11位で完走を果たしています。
優勝はオーストラリアとの接戦を制したオランダ。
最終結果
1位 オランダ 33p
2位 オーストラリア 31p
3位 デンマーク 24p
11位 日本(梶原・古山) 0p
★女子500mタイムトライアル
26名が出走。日本からの出場はありません。
予選1位のDaria SHMELEVA(ロシア)が決勝でも一番時計をマークし、この種目では2017年に続き2度目の世界チャンピオンに輝いています。
最終結果
1位 Daria SHMELEVA(ロシア) 33.012
2位 Olena STARIKOVA(ウクライナ) 33.307
3位 Kaarle McCULLOCH (オーストラリア) 33.419
★女子個人追抜
20名が出走。日本からの出場はありません。
予選1位のLisa BRENNAUER (ドイツ)が決勝では大きくタイムを落とし、予選2位のAshlee ANKUDINOFF (オーストラリア)が逆転で優勝。
3-4位決定戦は予選3位のLisa KLEIN(ドイツ)が予選4位の Kirstie JAMES (ニュージーランド)に勝利。
最終結果
1位 Ashlee ANKUDINOFF (オーストラリア) 3:25.971
2位 Lisa BRENNAUER (ドイツ) 3:29.243
3位 Lisa KLEIN (ドイツ) 3:29.473