CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 大会レポート

現地より大会レポートと写真が届きました。
しかし出国間際の空港から慌ただしく送ったようで、初日のレポートだけ抜けてます(涙)…。
というわけで、初日の模様は後日アップしますので、まずは2日目と最終日のレポートをご覧下さい。すみません。


現地レポート

どうーもすいません!(三平師匠ではない)
インターネットの事情が悪くで、レポートが送れませんでした。
ホテルは「超高級の下」ぐらいだったのですが、部屋でインターネットが使えず、参りました。
ベロドロームまでは遠く、交通が不便だったため、関係者の方々のお世話になってしまい、皆様、本当にありがとうございました。
この場をお借りしまして、お礼申し上げます。


さて、2日目。
昨日のことなのですが、すっかり遠い過去のことに…。
本日があまりにも暑くて、頭がパンクしてしまいました。
最終日の競技はお昼前に終了したのですが、メディアルームに戻ってきたときは、熱中症寸前。水分の補給が間に合わなかったようです。
さて、既報のように2日目はまず1kmタイムトライアルと、500mタイムトライアルが行われましたが、それにしてもアジア各国のレベルはかなり上がっています。オリンピック種目を外れたとはいえ、日本はこの種目にもう少し力を入れた方が良いのではないでしょうか。


スプリントは、渡邉一成、北津留翼両選手は今のところアジアでは抜けています。
予想通りこの2人で決勝を争うことに。


また、男子団体追い抜きは、4位。世界に向かうには、全体のレベルをかなり上げなくてはなりません。選手の方々、強化の方々には奮闘していただきたい種目です。


さて、マディソン。飯島・盛選手が出場しましたが、見事でした。途中から一気に仕掛けて優勝。最終周回、盛選手が見事に1着通過。決めてくれました。飯島選手は本当に上手いですね。特に選手交代のタイミングを計るのが抜群に上手い。盛、飯島のペアで世界選手権に是非出場して、世界のトップをぎゃふんと言わせた上で、北京オリンピックで更に活躍していただきたいですね。


女子個人追い抜きに出場した和田見選手は、ちょっとコンディションが悪い感じですね。ベストの状態では無いので、とにかくワールドカップ、世界選手権で世界を経験し、北京オリンピックでは活躍して欲しいです。頑張れ!


3日目。本日ですね。
9時前からいきなり男子スプリントの3ム4位決定戦が始まり、慌ててスタートに走って行ったのでした。
遅れることはあっても、早まることが無いのがアジアなのにね…。
さて、スプリント1-2位決定戦ですが、1本目は渡邉選手が、上手く北津留選手を抑え、勝ち。2本目、これがビックリしましたね。北津留選手が奇襲攻撃に出て、渡邉選手のやる気を失わせて勝ち(ちなみに今回のバンクは333mなので、2周で勝負です)。レース内容はスタート直後の2コーナーで、北津留選手がいきなり「かまし逃げ」。これには見ている観客からも、選手達からも大歓声が上がりました。ほとんど0発進に近いものだったのでした。これに反応できなかった渡邉選手はハナから踏むのをやめて、北津留選手も残り1周は、流してゴール。
そして3本目。これは、渡邉選手が逃げて、北津留選手が追い込む展開できっちり北津留選手が追い込んで優勝を決めました。
アジア選手権アジアカップ・クアラルンプール大会とアジアでは2連覇を達成しました。
レース後、渡邉選手は「腹黒い奴に負けた(苦笑)。ほんとに○○○だし。でも、アジアのバンクは自分向きでは全くないので、しょうがないですね。ガタの無いバンクであれば負けません」とコメント。北津留選手の脚に水を引っかけていたのが印象的でした(笑)。


そして、男子ポイントレース。この種目は飯島誠選手に是が非でも勝ってもらわないと、アジアカップに出場した意味が無くなる大事なレースでした。
レースは序盤、コリア、イラン、ホンコンで逃げる展開になりましたが、盛選手の引っ張りで集団を崩し、更に効果的な飯島選手のアタックのコンビネーションで翻弄、後半ポイントを獲得し、更に最終周回1周前で1ラップして、完全に優勝を決めました。
感動のレースでした。


今大会は、中国は全て二軍が出場、コリアも主力ではなく、ここで勝たねばどこで勝つといった大会でしたが、北京オリンピック出場の為には、とにかくUCIポイントを稼ぐしか有りません。
土壇場に来ているジャパンは、もうなりふりは構っていられなくなりました。


そして衝撃発表です。
北津留選手がヤンググランプリ出場を辞退する模様です。
同時期にタスマニアで行われる大会に出場し、UCIポイントを稼ぎに行くらしいのです。なので、渡邉一成選手、永井清史選手もこの時期は本職である競輪には出場しないでしょう。
まだ、確定では無いのであしからずご了承ください。
それだけ、選手は北京に懸けているのです。
頑張って欲しいですね!!!!!!


アジアカップも日本、タイ、マレーシアと3戦行われましたが、総合優勝は日本!でした!




男子1kmタイムトライアル表彰式。大森が2位。



女子500mタイムトライアル。沼部が3位。



男子団体追い抜き。残念ながら4位という結果に。



男子マディソンの飯島と盛。2人のコンビネーションは抜群だ。



最終周回1着で通過した盛はガッツポーズ。



男子マディソン表彰式。見事な優勝だった。



女子個人追い抜き4位の和田見。



男子スプリント決勝は北津留と渡邉の対戦に。アジアでは敵なしの2人。



1本目は渡邉、2本目は北津留が勝ち、最後に3本目を獲った北津留が優勝。



男子スプリント表彰式。日本人選手でワンツーを決めた。



男子ポイントレース。負けられないレースでさすがの走りを見せた飯島。



盛も素晴らしい走りで飯島を援護。



男子ポイントレース表彰式。優勝は飯島。



アジアカップ総合優勝を飾った日本チーム。