CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 初日レースレポート


初日のレースは全て終了しました。


男子チームスプリントはタイム46秒073で7位という結果。
今回は出場が19チームと比較的少なかったので、ベストに近いタイムを出せればもう少し上の順位に行けただけに、ちょっと惜しい気もしますが、
大きくポイントを獲得できたので前進ですね!


そして非常に心配なのが、ポイントレースで落車してしまった飯島選手です。
鎖骨のあたりを負傷したようなのですが、予定していたマディソンへの出場を取り止め、すぐに日本へ帰国するそうです。
ここまでとても好調な走りを見せていた飯島選手だけに、今回の出来事は残念でなりませんが、もちろんこれで終わったわけではありません!
ご本人も気合いのコメントを残してくれています。


2日目は日本時間の朝7時30分頃から男子ケイリン予選、8時過ぎ頃から男子スクラッチ予選がスタート予定です。
明日もなるべく早くレース結果をお伝えしたいと思っておりますので、どうぞおつき合いください。


では早速現地より初日のレポートが届いていますので、そちらをどうぞ。



現地レポート

アメリカ・ロスは暖かいですね。日本が嘘に思えるほど暖かいのですが、夜は一気に冷え込みます。
さて、ワールドカップも第3戦。もうどうのこうの言っている場合ではありません。勝たなくてはいけない日本チーム。
初日はチームスプリントとポイントレースに出場しました。


ロサンゼルスのバンク。


結果は、チームスプリントが7位。タイムは46秒073。かなり不満が残るタイムです。トップはフランスナショナルチームの44秒748。
イギリス、オランダの出場が無かったこのレースでは少なくとも45秒台前半で4、5位に来て欲しかった…。
北津留翼、渡邉一成、永井清史の3選手に聞くと、感覚的にスピードに乗り切れなかったようです。
北津留選手は後半が伸びずタイムアップに繋がらず、渡邉選手はスピードを持続できず、後半が垂れてしまったようでした。
その垂れた分、永井選手のスピードが乗らずタイムダウンになってしまったようです。うーん頑張って欲しいのですが。
しかし、イラン、マレーシア、韓国よりも上に来ているので、大幅なポイント獲得に繋がり、やっと片目が開いてきた感じですね。
次のコペンハーゲンでは更なるタイムアップ、順位アップを目指して欲しいですね。


男子チームスプリント。


レース後、うまくスピードに乗り切れなかったと話す。


そして、飯島誠選手のポイントレースですが、予選第2ヒートに出場しましたが、無謀なレースをした選手のおかげで落車し、リタイヤとなってしまいました。
落車による怪我は、以前鎖骨骨折をしたところがすこし浮いてしまったようで、具合が心配です。
明日帰国しますが、オリンピック出場がかかったマディソンには出場できず、手痛い落車となってしまいました。
年齢的にラストトライとなる北京オリンピック出場を目前に、飯島選手の心中は非常に悔しいものがあるでしょう。
しかし、ここはしっかり治し、W杯第4戦コペンハーゲン、世界選手権で取り戻して欲しいですね。
本人も「絶対に乗ってやる!」と気合いを入れていました。


男子ポイントレースの飯島。


落車の直後。


手当を受ける飯島。痛々しい姿ながら、すでに次の大会を見据え「絶対に乗る!」と熱いコメント。


クラッシュ続きのレポートとなってしまいますが、二度とこのようなことを起こして欲しくありませんという気持ちを込めて、あえて書きます。
それはチームスプリントの時ですが、韓国対ロシアの際に起こりました。
バックスタートの韓国の1走目の発走マシンが作動せず、スタート出来ないことが2度続いて起こり、
その2回目に審判の再発走を知らせる号砲が遅れ、ロシアの3走の選手が、発走マシンに突っ込み、左腕を骨折。韓国の選手はしばらく起き上がれない状態になってしまったのです。
人為的ミスは本当に避けてもらいたいですね。


倒れ込んでいるロシア選手と韓国選手。



ここからはちょっとした取材小ネタと私感のお話です。

さて、チームスプリントの3-4位決定戦と決勝は、奇しくも同じ国同士の対決になってしまいました。
3-4位決定戦は、チームTOSHIBA(オーストラリア)VSオーストラリアナショナルチーム
決勝はコフィデス(フランス)VSフランスナショナルチーム
結果は3位にオーストラリアナショナルチーム、2位にフランスナショナルチーム、優勝はコフィデス
これってなんだかなーと思ってしました。
日本もトレードチームを作れば、優勝を争えるところに行ける?なんて思ったのですが、全体のレベルが上がらないと…。
また、トレードチームはトラック選手が食える為のものでもあるから、競輪のある日本にはそもそも馴染まない…。
強ければ自分で稼げるからね、競輪で。
いっそのこと競輪に外国人を開放すれば、外国人選手が弱くなる?(自力で食えるようになるから、競技に対するモチベーションが下がって、日本が強くなる)、なんて考えたり。でも今以上に強くなる可能性もあるから、どうだろうなんて考えてしまいます。


優勝コフィデス


2位フランスナショナルチーム


3位オーストラリアナショナルチーム


4位チームTOSHIBA


次にとんでもないおばさん(おネエさん?)の話。
男子インディビジュアルパーシュート決勝のオランダの選手を撮りに来たんだけど、
人の前に平気で入ってくるわ、にじり寄ってブルーバンドに寝て撮影するという暴挙に出た! 
無謀なプロカメラマンだってそこまではやらん。審判、注意しろよ!と思ったけれど、審判は見ていない…orzって感じ。
しかしLAの審判はちょっと気合い抜けすぎじゃない? チームスプリントの惨事も審判の所為だし。
おかげで写真はバシバシ撮れるから良いんだけどね。


危ないです…。選手も走り辛そう?