CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 3日目

本日3日目は日本時間23:00から競技開始です。
日本人選手が出場する種目は女子スプリントと男子ポイントレース。


女子スプリント予選は、大会始まってすぐの23:00スタートとなっています。
日本からは佃咲江選手が出場する予定だと聞いているのですが、公式サイトではまだスタートリストが発表されておらず、
出走順なども分からない状況です…。


男子ポイントレース決勝は早朝4:55頃から。
飯島誠選手が出場しますが、オリンピックの出場権がかかっています。
8位以内に入ればほぼ確定となるので、頑張ってほしいですね!


ちなみに世界選の前に「中長距離種目の観戦法」を紹介しましたが、その中で「先頭の選手を確認するには審判の指に注目」と書きました。
この下の写真がまさにその瞬間です。今日のポイントレースでもこの光景が見られます。


審判が指差す選手が先頭。もちろんこの選手、初日のスクラッチで逃げ続けた盛選手です。


さて、2日目をちょっと振り返ると男子スプリントで渡邉、永井、北津留の3選手が揃って予選を突破し、1/16決勝に進みました。
3人ともそこで敗れ、さらに勝ち上がることはできませんでしたが、
UCIランキング上位につけていた渡邉選手のオリンピック出場権獲得が確定的となったようです。
もちろん正式発表はこれからですが、この種目もオリンピック出場が微妙な状態だっただけに、ホッと一息ですね。


そして日本は出場していませんが、男子団体追抜きでイギリスがワールドレコードで優勝!
自国の快挙達成に会場はすごい盛り上がりだったようですよ〜。


大会2日目の現地レポートが届きましたので、どうぞ。


現地レポート2日目


世界選手権2日目は、驚愕の連続!


お昼の部で、男子団体追い抜き予選、男子スプリント予選・1/16決勝・1/8決勝・1/8決勝敗者復活戦、女子個人追い抜き予選が行われ、夜の部で女子チームスプリント予選・決勝、男子スプリント1/4決勝・5位-8位戦、男子団体追い抜き決勝、女子個人追い抜き決勝が行われました。


ギリスは凄い! 何が凄いのかって、みんな優勝でございます。
女子個人追い抜き、女子チームスプリント、男子団体追い抜き全部優勝をかっさらっていきました。
特に男子団体追い抜きでは決勝で、世界新記録を叩きだし、もう目が点!


男子スプリントでもクリス・ホイがテオ・ボスを破り1/2決勝進出。
場内は大歓声が上がりました。


ではレポートです。


日本勢は、スプリント予選に永井清史北津留翼、渡邉一成が出場し3人全員通過。1/16決勝へ進出。
しかし、北津留はケビン・シロゥと、永井はジョンソン・ケニーと、渡邉はシェーン・パーキンスと対戦し、全員敗退。
率直な感想を言えば、やはり、高いレベルでの経験が不足しています。
タイムのでないロベルト・キヤッパが1/2決勝まで行っているのですから。
パワーも重要ですが、相手を翻弄するテクニックが必要ですね。


1/16決勝でケビン・シロゥと対戦する北津留。さすがに歯が立たない。


先行したケニーを追う形となった永井だが、届かず。


パーキンスと対戦した渡邉はゴール前わずかに及ばなかった。


そして、男子団体追い抜きは予選から驚愕。まずデンマークが、3分57秒734という世界記録に迫るタイムを叩きだし予選1位に。
2位は今年絶好調のイギリスが付け、決勝進出。
これは、デンマークが勝つのかな…なんて思っていたら、決勝いきなりイギリスのリードでスタート。
おーっとデンマークは予選で力を使い果たしたか! なんて思っていたら、とんでもない! イギリスがめちゃくちゃ早かった。
ボルテージが上がるアナウンスと観客は、ゴール迎えた瞬間 爆発!
電光掲示板には「NEW WORLD RECORD」の文字が。タイムは3分56秒322。
泣けた。素晴らしい…。
沸く場内に応える選手。こんなシーンを日本でも見たい。


スタートから圧倒的なスピードで走るイギリスチーム。


世界新記録で金メダル。


続く女子個人追い抜きもイギリスのロメロ・レベッカが優勝。
体中で喜びを表すレベッカに観客大興奮!
2位はアメリカのサラ・ハマー、3位カトリン・マクター。


優勝を決め、ガッツポーズのロメロ・レベッカ


左から2位サラ・ハマー、1位ロメロ・レベッカ、3位カトリン・マクター。


表彰式でも喜び爆発のロメロ・レベッカ


女子チームスプリントもイギリス。シャナズ・リード&ビクトリア・ペンデルトンペアがやはり強かった。
この種目で分からないのが、オランダが出てこなかった事。
ワールドカップ総合チャンピオンなのに。
2位は中国。強い! ゴウ・ジンジ&ジン・ルルのペアだ。3位はドイツ。


女子チームスプリント優勝もイギリス。


左から2位中国、1位イギリス、3位ドイツ。


男子スプリントの1/4決勝は凄かった。クリス・ホイは勝つわ、キヤッパは勝っちゃうわ。
ボジェ、ブルガンは順当か。
3日目のセミファイナルが面白そうだ。


男子スプリント、1/4決勝で屈指のカードとなったクリス・ホイ対テオ・ボス


1本目はボス、2本目ホイ、そして運命の3本目を取ったのはホイ。思わずガッツポーズ。


日本は、試練ですね。とにかく経験。練習。
これが重要でしょう。


勝負は勝たないと話になりませんからな。