CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 大会4日目レポート

4日目の現地レポートが届きました。


4日目レポート

本日は、女子スプリント1/4決勝・1/2決勝・決勝、男子ケイリン、男子マディソン決勝、女子ポイントレース決勝が行われました。
そして、イギリスDayでもありました。ほんとに場内は大盛り上がり。
で、食事をしに場内に出かけたのですが、本当はフィッシュ&チップスがあるかなと思い探し回っても、無く、
あったのはホットドックか、ビーフ煮込みが挟まっているバーガーのようなもの。まずくは無いけど2ポンド50は高くない?ってな感じでした。


さて、イギリスDayとなったこの日の第1弾は女子スプリント。
昨日200mタイムトライアルで10秒9を出したビクトリア・ペンデルトンが順調に勝ち上がり、決勝でもリトアニアのクルペシカイテをあっさり降し優勝。
場内は無茶苦茶な盛り上がりを見せ、マンチェスターはトラックサイクリングのメッカであることを見せつけました。


女子スプリント決勝はイギリスのペンデルトンが2本連取で、クルペシカイテを下した。


ペンデルトンの優勝に場内も沸く。


女子スプリント表彰式。2位クルペシカイテ、1位ペンデルトン、3位ジェニー・リード。


女子ポイントレースは、イギリスに一矢報いた形というか、オランダのボスが強かった。
ワンラップアップする選手が3人もいる中、最終回に強引にだめ押しのポイントを取りに行き優勝。
強かったです…。


女子ポイントレース。強豪ひしめく中、オランダのボスが優勝。


女子ポイントレース表彰式。


またまたイギリスDayとなったのはマディソン。
途中まではベルギー、デンマークなど、いつものトップレベルの国がワンラップアップし、強いなーなんて思っていたら、
周回遅れになってもポイントを積極的に取りに行っていたイギリスが、終盤、スパートを掛け、ワンラップアップに成功!
一気に逆転し、そのまま逃げ切って優勝を飾りました。
ワンラップアップする時には大歓声が上がり、イギリスは盛り上がっている!と言うことをひしひしと感じました。ウィギンスは強い!
さて、我らが日本の誇る飯島誠&盛一大ペアですが、とにかくペースが落ちない事に苦しめられました。
そして、イギリス、ドイツ、デンマーク、ベルギー、スイス、スペインに2ラップダウンされてしまうなどありましたが、
第6ポイント周回で5ポイントゲット!し、12位という成績で日本初の世界選は幕を閉じました。
北京オリンピックでトラックを引退すると話していた飯島誠選手ですが、「盛とやるならマディソンは考えようかな…」と言っていました。
北京オリンピックの枠取りは、今回の着順によりかなり厳しくなったようです。4月12日の発表に期待したいですね。
ちなみにポイントレースのほうは、何とか出場枠を獲得できたようです。


マディソンでもイギリスは強かった。


優勝したウィギンスとカヴァンディッシュのペア。


飯島・盛ペアは健闘するも12位となり、この種目でのオリンピック出場は厳しくなった。


マディソン表彰式。


イギリスDay第3弾はケイリン
男子ケイリンでは、日本の伏見俊昭選手が参加、ファーストラウンドを積極的な競走でクリス・ホイの番手を奪取し2着で通過、セカンドラウンドへ進出しました。
セカンドラウンドでは、アルノー・トゥルナンの番手から組み立て、切り替えて3着で決勝進出を決めたのでしたが、
決勝では、残り1周で6番手に。ピーンチ!と思ったらやはり5位。
でも、世界選手権のケイリンで5位ですから大健闘です。過去を振り返れば、何年ぶりのケイリンの決勝進出なんでしょうか。
そして勝ったのがクリス・ホイ。残り1周から大歓声がわき起こり、そのまま逃げ切り。強すぎる…。


第1ラウンド第1ヒートに出場した伏見。


ホイの番手を奪い、2着で第2ラウンド進出を決めた。


第2ラウンドでは残り1周から3番手の位置を死守する伏見。


第2ラウンドのゴール。伏見は3着で決勝へ。


決勝は圧倒的な強さでクリス・ホイが優勝。伏見は後方から上がれず、5着。


スプリントとケイリンの2種目で金メダルとなったクリス・ホイ。


こうして4日目は幕を閉じようとしていた時、ふと表彰台を見ると、
ウィギンスが子供にチャンピオンジャージを着せて、自分のゴールドメダルを掛けてあげて、イギリス国歌を歌っている…。
でも、子供は、「トゥービィーグ!」と言い放し。
ちょっと可愛かったですね。


ダブダブのジャージが可愛い…。