CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 グランプリシリーズレポート

かなり遅くなりました!
KEIRINグランプリ08(GP)は、井上昌己選手が優勝。
SSカップみのり08は(GI)、手島慶介選手が優勝。
ヤンググランプリ08は(GII)、飯野祐太選手が優勝しました。

ではレポートです。
2008年12月28日。平塚競輪場にて、グランプリシリーズでもある「寺内大吉記念杯(FI)」がスタート。
その初日11レースにヤンググランプリ08(GII)が行われました。

レースは北津留翼選手−坂本亮馬選手−松岡貴久選手、菅田壱道選手−新田祐大選手−飯野祐太選手−鈴木謙太郎選手、柴崎淳選手−浅井康太選手と位置取り周回。レースが動いたのは残り2周の赤板過ぎ。菅田選手が若干、車間を空け、先行する構えになると、柴崎選手は内に切り込み中団を獲ろうとする形となったが、打鐘前に菅田選手が先行発進し、すんなり前に出る。北津留選手は車を下げ7番手に。中団5番手6番手に中部両者で、最終ホームを通過。1コーナー過ぎ浅井選手は、柴崎選手が捲れないと判断すると自力で発進し内から捲り上げるが、菅田選手の2番手を走っていた新田選手が、2コーナー過ぎに番手から捲り発進。これを追走した飯野選手が差して優勝となった。注目を集めた浅井選手は4着に終わった。


残り1周。先行する5番菅田選手。



7番飯野祐太選手が優勝、2番新田祐大選手が2着。



優勝した飯野選手。



12月29日には11レースにSSカップみのり08(GI)が行われました。

レースは石丸寛之選手−紫原政文−合志正臣武田豊樹神山雄一郎手島慶介海老根恵太−新田康仁−山口幸二と周回中の位置取りになった。残り2周過ぎ武田選手が海老根選手を見ながら、前と車間を空け、打鐘前の2コーナーで海老根選手が踏み出すのに合わせ、武田選手も踏み込む。先行争いになったかのように見えたが打鐘過ぎ2センターで海老根選手が踏み止め、後方に下がると、武田選手は一気に踏んで、先行。この時山口選手は切り替え、手島選手を追走。この時、後方7番手に置かれたが石丸選手。しかし、前団を一気に飲み込むかの渾身の捲りを放ったが、最終2センターで神山選手のブロックに合い止まったかと思われたが、ものともせず前に踏み、捲り切った!と思われたところを、手島選手が神山選手が大きく膨らんだところ突っ込み一気に突き抜けた所で接触転倒、手島選手がそのまま伸びゴール。初代優勝者となった。2着に逃げた武田選手、3着に山口選手が入った。石丸選手、紫原選手、新田選手は落車となった。


残り1周。先行する7番武田選手。



先行した武田選手の3番手から突っ込んで来た5番手島選手。



初代優勝者手島慶介選手。



12月30日にはメインイベントのKEIRINグランプリ08(GP)が行われ2008年を締めくくりました。

レース展開は、周回は、平原康多選手−渡邉晴智選手、永井清史選手−小嶋敬二選手、井上昌己選手−三宅伸選手、山崎芳仁選手−伏見俊昭選手、佐藤友和選手。レースが動いたのは残り3周の青板過ぎ。山崎選手が上昇を開始し永井選手の横で並走。残り2周前の4コーナーでは、佐藤選手が平原選手の位置まで上がり、前を押さえた。打鐘前では、全員が踏み込みスピードが上がり、山崎選手は渡邉選手の後ろに。この時永井選手は後方6番手に置かれていた。しかし永井選手はそこから、前に一気に踏み込み先行。この時小嶋選手が千切れて追走。この小嶋選手を追ったのが井上選手。小嶋は平原選手、佐藤選手にけん制されるも、最終バック過ぎに永井選手に追いつき、そのまま抜き去り、絶好の番手捲りかと思われたが、ゴール前で後ろを追走した井上選手に交わされ井上選手が見事優勝を飾った。


スーパーダッシュを見せ、先行した8番永井選手。追走する9番小嶋選手。


小嶋選手の後ろから抜け出た7番井上選手のゴール。


表彰で1億円の賞金ボードを持つ井上選手。