CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 初日の全競技終了! 最後にアクシデントが…。

初日の全競技が終わりました。結果と簡単なレポートを。


まず男子団体追抜き。
6チームが出走、日本チームは脇本雄太、窪木一茂、佐々木龍、元砂勇雪のメンバー。

予選1位はチャイニーズ・タイペイで4分28秒490。2位は日本で4分30秒106、3位ホンコン・チャイナ、4位ウズベキスタン
チャイニーズ・タイペイと日本の対戦になった1-2位決定戦は日本が予選よりもタイムを上げ、タイペイに3秒近い差をつけ、4分28秒711で優勝! 3位には3名で出走したウズベキスタンを下したホンコンが入っています。


女子団体追抜きは4チームのみの出場のため予選はなく、一発決勝。
井上玲美、田中まい、上野みなみで出場した日本チームは3分52秒103で見事優勝! 

2位はホンコン・チャイナ、3位はタイ。



ジュニア女子スプリントは3名のみのエントリー。日本からは丸田京と中村妃智が出場。予選は1位リン・ジャフィチャイニーズ・タイペイ)、2位中村、3位丸田となり、リンと中村で決勝戦を争うことに。1-2位決定戦ではリンが2本連取で勝利し、優勝。中村2位、3位丸田という最終結果に。



エリート女子スプリントには日本から石井寛子前田佳代乃が出場。10名がエントリーし、予選1位はリー・ウェイスィー(ホンコン・チャイナ)12秒022、2位石井12秒353、3位マニーパン・ジュタティプ(タイ)12秒421、4位前田12秒422。8選手が勝ち上がっての1/4決勝では石井がモン・チャンチュエン(ホンコン・チャイナ)に、前田がシャオ・メイユーにそれぞれストレートで勝利し、準決勝となる1/2決勝へ進出。
1/2決勝では前田はリーに、石井はファン・ティンイン(チャイニーズ・タイペイ)に敗れ、前田と石井で3-4位決定戦を戦うことに。

表彰台を懸けた前田と石井の対戦は前田が2本連取で勝利し、3位を手中に。
1-2位決定戦は、このメンバーの中では頭一つ抜けた存在のリーがストレートでファンを下し、1本も落とすことなく完全優勝を決めました。



ジュニア男子スプリントは4名がエントリー。日本からは伊藤裕貴と坂本将太郎が出場。予選1位は坂本で11秒248、2位は伊藤で11秒641。この予選の結果から組み合わせが決まった1/2決勝では、坂本が2本連取でシウ・カミン(ホンコン・チャイナ)を、伊藤が3本目までもつれるもチェン・ジョイライ(ホンコン・チャイナ)を下し、坂本と伊藤での決勝戦に。

日本人対決となった1-2位決定戦は坂本がストレートで伊藤を退け、優勝。


エリート男子スプリントには11名がエントリーし、マレーシアのアジズルハスニ・アワンの名前も。日本からは北津留翼深谷知広が出場。
予選1位は北津留10秒457、2位深谷10秒633、3位アワン10秒941で、この3選手だけが10秒台のタイムをマーク。
続く1/4決勝では北津留、深谷、アワンともに余裕のレース運びで勝ち上がり、1/2決勝へ。注目の深谷とアワンの対戦は、深谷がアワンに引けをとらない善戦を見せるも、惜しくも敗退。北津留はここでも危なげなく2本連取でモハマドユノス・ムハマッドエドルス(マレーシア)を下し、1-2位決定戦は北津留とアワンの顔合わせとなりました。
アジア選手権以来、練習はできていない」と話していたアワンですが、それでも世界選銀メダリストの実力者。そのアワンを北津留がストレートで打ち破り、堂々の優勝を飾りました!
アクシデントが起こったのは3-4位決定戦。深谷が2本連取で勝利したコールがなされたあと、だいぶ時間がたってから突然2本目のレースはブルーバンド走行により深谷を降格にすると審判から発表が。3本目を走らなければならなくなったものの、すでにレースを終えたと思っていた深谷は明日に備え、脚のマッサージを受けた後。これから走れる状態ではなく、スタートラインにはついたが、そのまま走らずに終え、結果的に4位となってしまいました…。
少々後味の悪い形となってしまったのは本当に残念です。