CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 最終日レポート

最終日の結果をお届けします。


まずはジュニア男子ポイントレース。
今大会ではポイントレースは男女ともエリートの競技はなく、ジュニア男子のみが行われました。
4名という少ないエントリーでしたが、日本からは高宮佑介が出場。
レースはウズベキスタンのグメロフ・チムールが単独でラップし、大きく得点を伸ばして優勝。高宮は3位に入っています。


3位に入った高宮。優勝は緑と青のジャージ、グメロフ・チムール(ウズベキスタン)。



ジュニア男子ポイントレース表彰式。


男女ケイリン
ジュニア女子は3名のエントリーで、一発決勝。日本からは中村妃智と岩田知夏が出場。中村が4コーナーから追いこんで優勝、岩田は3位となりました。


最終4コーナー、先行したチャイニーズタイペイを追い込む中村。後方に岩田。



ジュニア女子ケイリン表彰式。


ジュニア男子は4名がエントリー。こちらも予選はなく決勝のみで、日本からは伊藤裕貴と木村弘が出場。先行した木村の番手から追い込んだ伊藤が優勝、木村が2位とワンツーフィニッシュを飾っています。


最終4コーナー。先行の木村と番手の伊藤。最後は直線で伊藤が木村を交わしてのワンツー。



ジュニア男子ケイリン表彰式。


エリート女子も決勝のみ。7選手でのレースとなり、日本から石井寛子前田佳代乃の2名が出場。レースは前田がペーサーの後ろを取り、その番手に石井がつく。前田が先行策に出るも、合わされて出切れず、失速。最後の直線で外から石井が追い込むも4着まで。前田は6着。優勝は最終4コーナーを回って3番手から一気に突き抜けた、マニーパン・ジュタティップ(タイ)。


石井が最終4コーナーから大外を追い込んで行くが届かず、4着。前田は6着。



エリート女子ケイリン表彰式。


エリート男子は前日に1回戦2組が行われ、それぞれ上位3名ずつの計6選手が勝ち上がり、今日の決勝に進出。北津留翼不本意な形で1回戦敗退となったため、日本からは深谷知広一人が決勝に乗りました。レースは深谷がペーサー退避とともに先頭に上がり、先行態勢に。最終バックでアジズルハスニ・アワン(マレーシア)が外から猛追、深谷に襲いかかり併走状態になるも、激しいもがき合いのまま直線へ。ゴール前まで粘った深谷ですが、最後はアワンらに交わされ、4着。優勝は調整不足と言いながら、さすがの実力を見せたアワン。
表彰台には乗れなかったものの、レース後「出し切りました!」と清々しい表情で笑顔を見せた深谷。アワンとのバトルは本当に見ごたえがありました!


最終4コーナー。先行した深谷とアワンの攻防。


エリート男子ケイリン表彰式。


男女オムニアムは前日にフライングラップ(400mタイムトライアル)、ポイントレース、エリミネーションの3種目を終え、本日は残りの個人追抜き、スクラッチ、1km・500mタイムトライアルが行われ、最終順位が決定します。
ちなに前日に行われた男子のほうで、ポイントレースの集計に誤りがあり、リザルトが訂正されました。佐々木は5位から3位に、元砂は4位から5位にそれぞれ順位が変更になっています。
女子オムニアムは上野みなみと井上玲美が出場していましたが、井上は棄権したようで、本日のレースは出走せず、上野だけが最終日に臨みました。昨日の3種目が終わった段階で4位につけていた上野は、個人追抜きで3位、スクラッチで7位、500mタイムトライアルで5位となり、最終順位は32ポイントで6位という結果になりました。優勝は6種目を通じ1位3つ、3位以下は一度も取らなかったデャオ・シャオチェン(ホンコン・チャイナ)。トータル10ポイントでダントツの成績でした。


終結果は6位の上野みなみ。



女子オムニアム表彰式。


男子は昨日の3種目が終わった時点で、元砂勇雪と佐々木龍が9ポイントで同点ながら1位と2位につけていました。今日の成績は佐々木が個人追抜き3位、スクラッチ2位、1kmタイムトライアル2位。元砂が個人追抜き5位、スクラッチ7位、1kmタイムトライアル4位。
個人追抜きが終わった段階で佐々木とコウ・ホーティン(ホンコン・チャイナ)が同点で並び、元砂が2ポイント差で4位に後退。次のスクラッチが終わった時点で佐々木がコウに1ポイント差をつけ1位に。最後の種目、1kmタイムトライアルは佐々木がコウを僅差で上回り、2ポイント差で優勝を決めました! 元砂の最終結果は5位となっています。


クラッチで2位に入った佐々木はコウ・ホーティン(写真右)に1ポイント差でトップに立つ。



最後の1kmタイムトライアルでもコウより上位に入り、優勝を決めた佐々木。



最終順位は5位の元砂。



男子オムニアム表彰式。


そしてアジアカップ日本ラウンドの総合優勝も日本が手にしました!


総合優勝1位は日本!


以上で最終日のレポートは終了です。