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 ロンドンに向けての戦いが始まった! 男子チームスプリント5位

トラックW杯第1戦メルボルン大会の初日が終わりました。
本日、日本人選手が出場した種目は男子チームスプリントと男子オムニアムです。


★男子チームスプリント
まず男子チームスプリントには渡邉一成、北津留翼、雨谷一樹選手が出場。
今のところ情報がなく、3人の走行順がはっきりしないのですが、渡邉選手は不動の第2走者ですので、雨谷選手と北津留選手で1走or3走だと思われます。(雨谷選手が1走の可能性が高そうですが…)
予選の日本チームのタイムは44.731で5位。
惜しくも順位決定戦に進出できる4位以内には入れませんでしたが、44秒台は昨年のW杯マンチェスター大会以来のはずで(追記:先日のアジア大会でも44秒633のタイムが出ていますが、世界クラスの大会では、という意味です)、しかもこの3選手で走るのは多分初めてだと思われ、それを考えると決して悪いタイムではありません。
ポイントも獲得でき、まずは幸先のいいスタートを切れたのではないでしょうか。


予選1位はマシュー・クランプトン、ロス・エドガー、クリス・ホイのベストメンバーを揃えたイギリスで、43.939。
次いで2位ニュージーランド 44.278、3位ドイツ 44.301、4位TEAM JAYCO-AIS 44.409。


順位決定戦ではイギリスがさらにタイムを上げ、さすがの貫禄勝ち。3-4位決定戦ではTEAM JAYCO-AISが逆転でドイツを下し、銅メダルとなっています。


男子チームスプリント最終結
1位 イギリス 43.829
2位 ニュージーランド 44.339
3位 TEAM JAYCO-AIS 44.545
5位 日本 44.731


男子チームスプリント最終リザルトはこちら。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2010_melbourne/Mens%20Team%20Sprint_Finals_Results.pdf


★男子オムニアム
2日間に渡って6種目の総合成績で争われるオムニアムには、日本から盛一大選手が出場。
今季のW杯から予選が導入され、男子は2組に分かれ15kmのポイントレースを走り、それぞれ上位12名ずつ計24選手が本線へと進めるシステムになりました。
盛選手は予選1組に出走し、10位で通過。
続くフライングラップ(250mタイムトライアル)は13.909で16位、ポイントレース(30km)は1lap23pで9位、エリミネーション10位。
初日の3種目が終わった時点で盛選手の暫定順位は35pで12位。


現在トップに立っているのはARCHBOLD Shane(オランダ)で13p、2位に今年の世界選手権覇者エドワード・クランシー(イギリス)19p、3位にザカリー・ベル(カナダ)21pが追う形となっています。


明日は残った4km個人追抜き、スクラッチ15km、1kmタイムトライアルが行われ、最終順位が確定します。
個抜きと1kmは盛選手としてはあまり得意としていない種目ですが、ひとつでも順位を上げられるよう頑張って欲しいですね!


男子オムニアム3種目が終わった時点での暫定順位はこちら。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2010_melbourne/Mens%20Omnium_FinalClassification.pdf


★男子マディソン
予選はなく、決勝のみとなったマディソン。今年の世界選手権を制したキャメロン・メイヤーとリー・ハワードのオーストラリアコンビが2位以下をラップする強さを見せて優勝。


男子マディソン
1位 オーストラリア 1lap10p 
2位 ニュージーランド -1lap14p
3位 オランダ -1lap10p


男子マディソン結果はこちら。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2010_melbourne/Mens%20Madison_Final_Results.pdf


★女子チームスプリント
予選1位は中国33.320、2位にはビクトリア・ペンデルトン率いるイギリスで33.443、3位フランス33.526、4位オランダ33.748。
ちなみに今年の世界選手権で世界記録を出したオーストラリアチームのひとり、アンナ・ミアーズはこの種目にエントリーせず。


順位決定戦は予選順位と変わらず決着。優勝はアジア大会でも活躍していたゴン・ジンジとリン・ジュンホンの中国。


女子チームスプリント結果
1位 中国 33.240
2位 イギリス 33.562
3位 フランス 33.655


女子チームスプリント最終順位はこちら。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2010_melbourne/Womens%20Team%20Sprint_Finals_Results.pdf


★女子団体追抜き
予選は1位オーストラリア 3:24.244、2位ドイツ 3:24.813、3位カナダ 3:25.138、4位ニュージーラン 3:25.29。
順位決定戦では予選4位ニュージーランドが3位カナダを逆転し、銅メダルを獲得。


女子団体追抜き結果
1位オーストラリア 3:22.171
2位ドイツ 3:23.166
3位ニュージーランド 3:23.477


本日の結果は以上です。
全てのリザルト、エントリーリストなどはこちらでご確認ください。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2010_melbourne/index.htm


明日は男子オムニアムの後半戦に盛選手、男子ケイリンに渡邉一成選手、女子スプリントに前田佳代乃選手、女子オムニアムに田畑真紀選手が出場します。
男子ケイリンは1回戦1着勝ち上がりと厳しく、渡邉選手が出走する第5ヒートはケヴィン・シロウ(フランス)、テーン・ムルダー(オランダ)もいるとあり、決して楽な戦いではありませんが、ぜひ頑張ってもらいたいですね。
また女子選手2人にも期待です!
女子スプリントは35名がエントリーしており、予選で半分以下となる16名に絞られます。200のハロンを苦手とする前田選手にとってはかなり狭き門となりますが、思い切った走りで予選突破を目指してほしいと思います。
田畑選手もまずは予選のポイントレースをクリアしないことには次に進めません。対戦種目は経験が大きく物を言うだけに不安もありますが、「オムニアムでオリンピックを狙いたい」と話していた田畑選手の走りに注目です。


明日のタイムスケジュールはこちら。時間は現地時間です。メルボルンは日本より2時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/classics2010_melbourne/ScheduleCompetition_Day2.pdf