初日に行われた種目の写真が届きました! Photo by Takenori WAKO ※キャプションは編集部
★男子チームスプリント
1走雨谷、2走渡邉、3走新田の日本チーム。タイムは45秒台とあまり伸びず、10位となった。今回のチームスプリントではフライングが相次ぎ、フォルダーも慎重になってか、「スタートで手を離すタイミングが遅く、雨谷と離れてしまった」と渡邉。
レースを終えての日本ピット。様々な思いを込めての走りだっただけに、決して満足のいかない結果に3人の表情も固い。スタッフとして参加している元プロロードレーサーの沖美穂氏と、W杯第4戦からアドバイザーとして日本チームを見ているイタリアの元短距離選手、チェーチ氏の姿も。
★女子ポイントレース
序盤から逃げに乗ってポイントを重ねるなど、非常に積極的な走りを見せた上野。残り18周では単独でアタックし、得点。この時点で同ポイントで3位につける。
先頭を走るブロンジーニ(イタリア)と熾烈な3位争いとなった上野。ゴールで先着すれば上野の銅メダルだったが、惜しくも届かず4位となった。それでも初出場で、オリンピック種目から外れたとは言え良いメンバーの揃ったハイレベルなレースで、これだけの走りができることは本当にすごい!! 日本女子選手としては歴代最高位という素晴らしい結果を残してくれた。
表彰式。優勝はただ一人ラップを決めたマチャコヴァ(チェコ)。
★男子スクラッチ
昨年の銅メダリストの盛。今回も期待がかかったが、展開が向かず。優勝したコウ・ホーティン(ホンコンチャイナ)が残り6周で集団から飛び出し、後方にいた盛を含めた数人のグループをラップしそうになった時点で、レースを降ろされる形となった。スクラッチはシンプルな競技ながら、一瞬の判断、展開の流れで大きく明暗を分ける難しい種目でもある。
ある意味、今回のレースを作ったとも言えるのがこの人、キャメロン・メイヤー(オーストラリア)。優勝したコウをはじめ、多くの選手が警戒し、マークしていた選手。
残り6周から単独で逃げたコウ・ホーティン。現在はオムニアムに力を注いでいるが、このスクラッチだけでなく、ポイントレースやマディソンでも絶妙なタイミングで飛び出し、逃げ切りを計るのが得意とする走り。今回はそれが見事にハマった!
そのまま逃げ切ったコウはガッツポーズでゴール! 師匠であるワン・カンポーが2007年にこの種目で優勝しているが、コウもついに世界チャンピオンに!
★女子500mタイムトライアル
表彰式。今回は昨年の覇者アンナ・ミアーズ(オーストラリア)など表彰台常連選手のエントリーが少なかったものの、優勝したパナリナ(ベラルーシ)も若手実力派。
★男子団体追抜
メンバーは一部違っているものの、昨年に続き優勝を飾ったオーストラリア。中長距離も短距離も、オーストラリア勢の躍進は本当に目覚ましい。