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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2012トラック世界選手権4日目の競技終了。男子スプリントはグレゴリー・ボジェ、女子ケイリンはアンナ・ミアーズ、男子個人追抜はマイケル・ヘップバーン、男子ポイントレースはキャメロン・マイヤーが優勝!

大会4日目の競技が全て終了しました。本日の結果をおさらいです。


まず男子個人追抜決勝は予選1位のマイケル・ヘップバーンと予選2位のジャック・ボブリッジのオーストラリア同士の対戦に。終盤までリードしていた世界記録保持者のボブリッジですが、最後にヘップバーンが猛烈な追い上げで逆転。アルカンシェルを手にしました。


男子個人追抜最終結果はこちら。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/cmt2012/Mens%20Individual%20Pursuit_Finals_Results.pdf


女子ケイリンは2回戦でペンデルトン、クルペシカイテが姿を消すという波乱が。決勝を制したのは昨年の世界選覇者、アンナ・ミアーズ! 今回チームスプリント、スプリントとどちらもメダルを獲っていますが、一番輝く金メダルをやっと手にしました。


女子ケイリン終結果はこちら。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/cmt2012/Womens%20Keirin_Finals_Results.pdf


男子ポイントレースはミラクルなレースとなりました! 大本命、地元オーストラリアのキャメロン・マイヤーが魅せてくれました。厳しいマークで得点が伸ばせず、万事休すかと思われた最終盤、残り5周を切ったところでラップに成功! 一気に首位に躍り出てそのまま優勝を飾るという離れ業をやってのけました。明日のマディソンにも期待!!


男子ポイントレースの結果はこちら。
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/cmt2012/Mens%20Points%20Race_Final_Results.pdf


男子スプリント決勝はグレゴリー・ボジェとジェイソン・ケニーの対戦に。ボジェが1本先取して迎えた2本目、ケニーはフォルストマンばりの「スタートとともに猛ダッシュ作戦」に出ます。意表をつかれたボジェですが、必死に追いかけ最終4コーナーで追いつくも、ゴール先着はケニー。しかしケニーが走行ラインを保持せずボジェの進路を妨害したとのジャッジで降格となり、ボジェが2本連取という結果で優勝となりました。
今回は大会全体を通じてかなり厳しく判定が下されており、これには様々な意見が出ています。規則なので仕方がないといえばそうなのですが…。女子スプリント決勝もクルペシカイテの降格でペンデルトンの優勝が決まり、レース後ピットで優勝を知らされていましたが、今回のボジェもそのパターンで、なんとも喜ぶに喜べないような複雑な表情を見せていました。
やはり勝者はバンクの上で大歓声に応えながら、喜びをかみしめる瞬間が何にも代え難い幸せだと思うので、こういう決まり方はある意味気の毒な気がしますね…。
それにしても、ドーピング関係の不手際で手放したアルカンシェルを、再び自分の力で取り戻したボジェ。今度こそしっかりと!


男子スプリント最終結果はこちら。ちなみに中川誠一郎選手は11位でした!
http://www.tissottiming.com/sports/cycling/track/cmt2012/Mens%20Sprint_Finals_Results.pdf


そして速報でもお伝えした女子オムニアムはイギリスのローラ・トロットが優勝。団抜と合わせて2つの金メダルとなりましたが、彼女はなんと現在19歳(4月の終わりに20歳になる)! なんとも素晴らしい才能の持ち主です。これからがもっともっと楽しみな選手ですね!


明日はいよいよ大会最終日となります。スケジュールはのちほどまとめてアップしますのでお待ちください!