CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 トラックW杯第3戦アグアスカリエンテス大会の写真をアップ! トラック世界選手権写真集の発送も再開しています!!

2012-2013トラック第3戦が行われたメキシコ・アグアスカリエンテスより22日に帰国しました。
大会最終日を終え、そのまま寝ずに午前3:30に空港に向けて出発し(日本チームも同じタイミングで出発していました)、アグアスカリエンテス空港からアメリカのヒューストン空港で乗り継いで、21日に帰国…のはずでしたが、ヒューストン空港が濃霧のため着陸できず、急遽別の空港へ。そのまま2時間待ったのち、なんとかヒューストン空港には到着しましたが、乗継ぎ便には間に合わず…。結局ヒューストンで一泊し、翌日の便でやっと日本に帰って来られました。


メキシコ滞在中、異常気象で地元の方も「こんなに寒いことはめったにない」と言うくらい寒く、朝晩は0度近くになるほど冷え込みました。私の部屋は暖房がないうえ、唯一暖を取る術だったシャワーから水しか出てこなくなったときは軽く絶望しました…。日本チームも同じホテルだったので、この極寒水攻めの刑にあった不幸な人がいたかもしれません…。


というわけで、ちょっと体調を崩してしまい、お知らせが遅くなってしまいましたが、CYCLISY FANで制作・発行しているトラック世界選手権写真集の発送業務も再開しております! 2010年版、2011年版、最新の2012年版と3種類あり、お得なセットもご用意していますので、ご検討いただけますと有り難いです。



UCIトラック世界選手権写真集の詳細、お申し込み方法はこちらの記事で。
http://d.hatena.ne.jp/cyclistfan/20121228/


さて、アグアスカリエンテス大会の速報で使おうと思い、ピックアップしていながら時間がなくて載せられなかった写真をいくつかアップします!



分かりにくいかもしれませんが、ストーブです。ベロドロームの中も寒く、急遽ストーブが用意されました。



信じられないようなタイムが続出した男子スプリント予選。10秒114を出した和田真久留選手は37位。通常のW杯なら上位に入るタイムなのですが…。



河端朋之選手は9秒902とついに9秒台をマーク! しかし順位は17位で予選落ち…。もう有り得ません。



前日にケイリンで銀メダルを獲得した渡邉一成選手は9秒850で13位。疲れが残っていてコンディションは良くなかったという中で、このタイム。



予選3位の中川誠一郎選手は9秒702! 渡邉選手の持っていた日本記録を塗り替える、素晴らしいタイムをマーク。この記録、当分は破られないでしょう。



1/8決勝ではあのケヴィン・シロウと対戦した中川選手。



見事撃破!!



女子ケイリン敗者復活戦。勝ち上がり権利は1着のみ。第2ヒートの石井寛子選手、残り2周のホーム。



残り1周のホーム。ここから石井選手も追い上げを見せますが、惜しくも2着。



敗者復活戦第3ヒートには加瀬加奈子選手と前田佳代乃選手が出場。残り1周のホーム、3月から日本のガールズケイリンに参戦するカーリー・マカラク(オーストライア)と競り合いながら、先頭にあがる加瀬選手。



最終ストレート。マカラクに交わされ、加瀬選手は2着、前田選手は4着に。加瀬選手は日本の競輪でリベンジを!



大会2日目に行われた男子ケイリン決勝。残り1周のホームで渡邉選手はまだ最後尾。ここから怒濤の追い上げとなります。



最終4コーナーを回り3番手まで上がる渡邉選手。ゴールではさらに追いつめ、1着には僅差で届かなかったものの、堂々の銀メダル!! ちなみにスタンドから撮っていたのですが、ゴールの写真は前にいた観客の方が立ち上がるというよくある展開で、頭しか写っておりませんでした(苦笑)。



実はW杯では初めてのメダル獲得となった渡邉選手。これまで実力は十分ながら、もう一歩のところでチャンスを逃していた渡邉選手が、やっと掴み取ったメダル。心からおめでとうとございます!


このアグアスカリエンテス大会の模様は、2月9日発売の『KEIRINマガジン』3月号で詳しくレポートが掲載されます!
写真も、トラック世界選手権写真集のフォトグラファーである若生武則撮影のものがふんだんに使われますので、お楽しみに!!