現地時間８月12日（金）、自転車競技トラック２日目が終わっています。
この日は女子チームスプリント予選〜決勝、男子団体追抜１回戦〜決勝、男子スプリント予選〜1/16決勝までが行われました。
女子チームスプリントは世界記録保持者の中国（ゴン・ジンジ、ゾン・テンシ）が予選１位から、続く１回戦で新記録となる31秒928をマークし、1-2位決定戦ではロシアを下して優勝を飾っています！
男子団体追抜は１回戦でイギリスが世界記録を叩きだすと、オーストラリアとの対戦になった1-2位決定戦でもさらにタイムを更新し、圧巻の金メダル！
男子スプリントは日本から中川誠一郎選手が出場しましたが、９秒台がずらりと並ぶ予選で10秒241とタイムを伸ばせず、25位。残念ながら予選敗退となりました。中川選手はロンドンに続き２度目のオリンピックでしたが、今回はこの男子スプリントの出場権取りにかなり苦労し、本当にギリギリのところで切符を手にしました。世界のレベルがどんどん上がり続ける中、国際大会でこれまで以上の苦戦を強いられることも多くなったベテランの中川選手。オリンピックの代表発表記者会見で「（自分が）ロンドンから今までよくもったなというのが正直な思い」と語るほど、気持ちの面でも体力の面でも厳しい部分があったのだと思います。それでも攻めの気持ちを失わず、オリンピックの舞台で普段より重いギアで勝負をかけた中川選手は、結果的には予選敗退となりましたが、今できることを最大限に考え、選択したのでしょう。中川選手のリオオリンピックはこれで終わりましたが、本当にお疲れ様でしたと言いたいです。
では、トラック２日目の結果です。
★女子チームスプリント
９チームが出場。予選はタイム上位８チームが１回戦に進出。
予選１位の中国は32.305のオリンピックレコード、２位ロシア32.655、３位ドイツ32.673、４位オーストラリア32.881、５位オランダ33.189、６位フランス33.625、７位カナダ33.735、８位スペイン33.891、９位ニュージーランド34.346。
続く１回戦で自身の世界記録を更新する31.928をマークした中国は、1-2位決定戦でロシアを下し、優勝！
ドイツとオーストラリアの対戦となった3-4位決定戦はドイツが制し、銅メダルを獲得しています。
最終結果
１位 中国 32.107
２位 ロシア 32.401
３位 ドイツ 32.636
★男子団体追抜（１回戦〜決勝）
前日の予選で勝ち上がった８チームが出場。１回戦で世界新記録となる3:50.570をマークしたイギリスと、予選３位のオーストラリアが1-2位決定戦に進出。金メダルをかけた戦いは、序盤はオーストラリアがハイペースでリードを広げるも、終盤で逆転したイギリスが１回戦で出した世界記録をさらに更新するタイムでフィニッシュ！
デンマークとニュージーランドの対戦となった3-4位決定戦はデンマークが制しています。
最終結果
１位 イギリス 3:50.265
２位 オーストラリア 3:51.008
３位 デンマーク 3:53.789
★男子スプリント（予選〜1/16決勝）
27名が出場。日本からは中川誠一郎選手がエントリー。予選はタイム上位18名が1/16決勝に進出。
予選１位はジェイソン・ケニーで驚きのタイム9.551のオリンピックレコード！ ２位には同じくイギリスのカルム・スキナー9.703、３位マシュー・グレッツァー9.704、４位デニス・ドミトリエフ9.774と続き、16位までが９秒台のタイム。中川選手は10.241で25位となり、予選通過ならず。
1/16決勝までが終了し、予選11位のフランソワ・ペルビスが早くも姿を消しましたが、上位陣はほぼ安泰で、翌日の1/8決勝に進む12名が出揃っています。
♦トラック２日目のリザルトはこちらで確認できます。
https://www.rio2016.com/en/cycling-track-schedule-and-results/day-12
トラック３日目は女子ケイリン１回戦〜決勝、女子団体追抜１回戦〜決勝、男子スプリント1/8決勝〜5-8位決定戦が行われます。残念ながら日本からの出場はありません。
♦トラック３日目のスタートリスト＆タイムスケジュールはこちら。
https://www.rio2016.com/en/cycling-track-schedule-and-results/day-13
トラック３日目は日本時間13日（土）22:00スタートです。
インターネットでのライブ配信もあります！
◎NHKサイト→http://sports.nhk.or.jp/index.html
◎民放サイト→http://www.gorin.jp
