CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2017-2018トラックW杯第1戦プルシコフ大会初日の日本勢は男子チームスプリント予選でJPCチーム9位、ドリームシーカーチーム11位。女子チームスプリント予選は日本新記録をマークするも12位と、男女ともに1回戦進出はならず


2017-2018トラックW杯第1戦プルシコフ大会初日が終わっています。
この日に行われたのは男女チームスプリント予選、男女団体追抜予選、男子ポイントレース(予選〜決勝)、男子スクラッチ予選、女子ポイントレース決勝、女子スクラッチ決勝。


日本からは男女チームスプリントのみの参加です。
男子は2チーム体制で臨み、JPCチームが雨谷一樹選手、渡邉一成選手、河端知之選手。ドリームシーカーチームが長迫吉拓選手、新田祐大選手、深谷知広選手というメンバー構成でした。
女子はJPCチームとして前田佳代乃選手と太田りゆ選手が出走。


男子はJPCチームが44秒019で9位、ドリームシーカーチームが44秒391で11位となり、両チームとも惜しくも1回戦進出はなりませんでした。それでもJPCの1走を務めた雨谷選手、ドリームシーカー1走の長迫選手はともに17秒台半ばのタイムをマークし、それぞれ1走全体の4位と5位に入るという、かなりいい手応えを掴めたことは今後に繋がりそうです。
女子は新人の太田選手を2走に迎え、34秒257をマーク。これまでの日本記録(2014年にメキシコ・グアダラハラで前田選手と石井貴子選手で出した34秒499)を塗り替えました! 順位は12位で、残念ながら予選敗退となっています。


では、現地から届いた写真とともに大会初日の結果を振り返ります。


★男子チームスプリント予選
17チームが出走。
日本からはJPCチームとして雨谷一樹選手、渡邉一成選手、河端知之選手。ドリームシーカーチームとして長迫吉拓選手、新田祐大選手、深谷知広選手が出場。
上位8チームが1回戦進出となる予選の結果は、1位オランダ43.026、2位ポーランド43.284、3位フランス43.567、4位イギリス43.593、5位Beat Cycling Club 43.754、6位ロシア43.761、7位ドイツ43.773、8位チェコ43.783。日本勢はJPCが44.019で9位、ドリームシーカーが44.391で11位となり、両チームとも1回戦進出はならず。



予選1位のオランダ 43.026 Photo:Takenori WAKO



2位ポーランド 43.284 Photo:Takenori WAKO



3位フランス 43.567 Photo:Takenori WAKO



5位Beat Cycling Club  43.754。オランダのトラックチームで、今回はテオ・ボス選手らが参加 Photo:Takenori WAKO



9位JPC(雨谷・渡邉・河端) 44.019 Photo:Takenori WAKO



11位ドリームシーカー(長迫・新田・深谷) 44.391 Photo:Takenori WAKO


★女子チームスプリント
15チームが出走。
日本からはJPCチームとして前田佳代乃選手と太田りゆ選手が出場。
上位8チームが1回戦進出となる予選の結果は、1位ドイツ32.623、2位ロシア32.755、3位オランダ33.334、4位リトアニア33.420、5位フランス 33.554、6位スペイン33.581、7位ニュージーランド33.610、8位イギリス33.798。
日本のJPCは34.257で12位となり、1回戦進出はならずも、日本新記録をマークしました。



予選1位ドイツ 32.623 Photo:Takenori WAKO



2位ロシア 32.755 Photo:Takenori WAKO



3位オランダ 33.334 Photo:Takenori WAKO



6位スペイン 33.581 Photo:Takenori WAKO



ガールズケイリンにも参戦したスペインのヘレナ・カサスロイヘ選手



8位イギリス 33.798 Photo:Takenori WAKO



12位JPC(前田・太田) 34.257。日本記録更新! Photo:Takenori WAKO



W杯初参戦の太田りゆ選手。予選突破はならずも、日本新記録に笑顔 Photo:Takenori WAKO


★男子団体追抜予選
15チームが出走。日本からの出場ありません。
上位8チームが1回戦進出となる予選の結果は、1位イタリア3:58.784、2位ポーランド3:59.729、3位ドイツ4:00.228、4位デンマーク4:00.454、5位スイス4:00.602、6位ロシア4:00.947、7位フランス4:01.111、8位Team Kgf
4:01.571。


★女子団体追抜予選
9チームが出走。日本からの出場ありません。
上位8チームが1回戦進出となる予選の結果は、1位イタリア4:24.006、2位カナダ4:25.378、3位4:25.980、4位ドイツ4:30.656、5位ロシア4:32.430、6位フランス4:33.109、7位ポーランド4:33.289、8位ウクライナ4:34.624。


★男子ポイントレース
日本からの出場はありません。
予選を勝ち上がった20名で行われた決勝。ただ一人ラップに成功したNikita PANASSENKO(カザフスタン)が優勝。



Photo:Takenori WAKO

Photo:Takenori WAKO


Photo:Takenori WAKO

単独でラップを決めたNikita PANASSENKO(カザフスタン)が優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Nikita PANASSENKO(カザフスタン) 1lap42p
2位 Christos VOLIKAKIS (ギリシャ) 27p
3位 Liam BERTAZZO (イタリア) 21p


★女子ポイントレース
日本からの出場はありません。
予選はなく、決勝のみで22名が出走。中盤を過ぎてラップを決めた3選手での表彰台争いとなり、優勝を飾ったのはLotte KOPECKY(ベルギー)。



3選手がラップに成功 Photo:Takenori WAKO



僅差の勝負を制し、Lotte KOPECKY(ベルギー)が優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Lotte KOPECKY(ベルギー)  1lap25p
2位 Ganna SOLOVEI(ウクライナ) 1lap 23p
3位 Coralie DEMAY(フランス)  1lap 22p


★女子スクラッチ
日本からの出場はありません。
予選はなく、決勝のみで23名が出走。4選手がラップに成功、最後はゴール着順での争いとなり、先着したMariia AVERINA(ロシア)が優勝。



Mariia AVERINA(ロシア)とOlivija BALEISYTE(リトアニア)がラップを決める Photo:Takenori WAKO



表彰台はラップに成功した4選手に絞られる中、残り1周へ Photo:Takenori WAKO



集団スプリントとなったゴール Photo:Takenori WAKO



優勝はゴール着順でMariia AVERINA(ロシア) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Mariia AVERINA(ロシア)
2位 Justyna KACZKOWSKA(ポーランド
3位 Olivija BALEISYTE(リトアニア


★男子スクラッチ予選
日本からの出場はありません。
予選2組が行われ、翌日の決勝に進む22名が出揃っています。


♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition/00030E0003FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF/CT/2017