2018アジア競技大会が8月18日(土)より開幕しています! 第18回目となる今大会はインドネシア・ジャカルタを舞台に開催。
自転車競技は8月20日(月)〜31日(金)の日程で行われ、MTBが20日(月)〜21日(火)、ロードが22日(水)〜24日(金)、BMXが25日(土)、トラックが27日(月)〜31日(金)というスケジュールになっています。
♦JOCの大会サイトはこちら。
https://www.joc.or.jp/games/asia/2018/index.html
♦自転車競技の日本選手団一覧(顔写真付き)。
https://www.joc.or.jp/games/asia/2018/japan/cycling/team/
♦自転車競技の日程とプログラムはこちら。レース結果も確認できます。
https://www.joc.or.jp/games/asia/2018/japan/cycling/0827.html
♦詳細なリザルトはこちらで。ロード、トラックなどの競技を選び、イベントから「SUMMER ASIAN GAMES」をクリック!
http://www.tissottiming.com/
自転車競技はすでに前半の日程を終え、MTB、ロード、BMXが終了しています。
ロードでは女子の與那嶺恵理選手がロードレースで銅、タイムトライアルで銀、男子は別府史之選手がロードレースで銀、タイムトライアルで銅メダルを獲得! そして昨日行われたBMXでは長迫吉拓選手が見事優勝し、自転車競技の日本勢では金メダル第一号となっています!
では、2018アジア競技大会自転車競技の前半戦の結果まとめです。
■8月21日(火)
★MTB 男子クロスカントリー(1周4.5kmx7周)
日本からは 沢田時が出場。
中盤までは上位グループに入っていた沢田だが、落車もあり、終盤は順位を落としてしまい、最終的に6位でフィニッシュとなった。
<競技結果>
1位 MA Hao (中国)
2位 LYU Xianjing (中国)
3位 KAZANTSEV Kirill (カザフスタン)
6位 沢田時(日本/チームブリヂストンサイクリング)
MTB・男子クロスカントリーに出場の沢田時 写真提供・日本自転車競技連盟
スタート 写真提供・日本自転車競技連盟
中盤までは上位でレースを展開していた沢田だが、落車で順位を落としてしまう 写真提供・日本自転車競技連盟
6位でレースを終えた沢田 写真提供・日本自転車競技連盟
■8月22日(水)
★ロード 女子個人ロードレース(104.4km)
日本からは與那嶺恵理と唐見実世子の2名が出場。
女子ロードレースはスバンからスタートし、カガクにゴールする104.4kmのコースで、スバン市内からゴールラインへと向かう最後の約15kmが登り基調。與那嶺は2位争いとなった3名でのゴールスプリントで2番手に入り、銅メダル獲得となった。唐見は20位。
<競技結果>
1位 NA Ahreum(韓国) 2時間55分47秒
2位 PU Yixian(中国) +1分20秒
3位 與那嶺恵理(日本/Wiggle High5 Pro Cycling) 同タイム
20位 唐見実世子(日本/弱虫ペダルサイクリングチーム) +13分13秒
與那嶺恵理コメント
「メダルを持ち帰ることができて良かった。上り口からペースアップをはじめ、表彰台確実となる2選手のみ、連れて行きたかったが、結果4人となってしまい、勝者に先行されてしまったことは残念。最後、3選手でのスプリントは中国が強いことはわかっていたので、先に仕掛けて、表彰台を狙った。」
日本チームは與那嶺恵理をエースにレースを組み立てた 写真提供・日本自転車競技連盟
2位争いのスプリント。與那嶺は3位となり、銅メダルを獲得 写真提供・日本自転車競技連盟
表彰式 写真提供・日本自転車競技連盟
■8月23日(木)
★ロード 男子個人ロードレース(145.5km)
日本からは別府史之と、当初参加予定だった新城幸也に代わり中根英登の2名が出場。
男子ロードレースはスバンからカガクまでの145.5キロで開催された。最後は3選手によるゴールスプリントとなり、2位に入った別府が銀メダルを獲得。 中根は5位。
<競技結果>
1位 LUTSENKO Alexey(カザフスタン) 3時間25分25秒
2位 別府史之(日本/トレック・セガフレード) 同タイム
3位 LIPHONGYU Navuti(タイ) 同タイム
5位 中根英登(日本/NIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) +15秒
別府史之コメント
「ラスト5kmは平坦基調なのでスプリントで狙ったほうがいいと考え、登り区間で中根選手にアシストしてもらい、最後は万全の体制でスプリントに挑んだが、あと少しの差で勝つことができなかった。金メダルを狙っていたので悔しさはあるが、銀メダルという結果を残すことができて良かったと思う。素晴らしいチームワークが良い結果に繋がった。」
男子ロードレースに出場の別府史之(向かって右)と中根英登 写真提供・日本自転車競技連盟
日本のエースとして金メダルを狙う別府 写真提供・日本自転車競技連盟
先に仕掛けていった別府だが、ゴール前でわずかに差され、惜しくも銀メダルとなった 写真提供・日本自転車競技連盟
表彰式 写真提供・日本自転車競技連盟
■8月24日(金)
★ロード 女子個人タイムトライアル(18.7km)
日本からは與那嶺恵理が出場。
女子個人タイムトライアルはスバンからカガクまでの18.7kmのコースで登り基調。與那嶺は勝者とわずか0.16秒差で銀メダルを獲得。ロードレースでの銅メダルに次ぐ2つ目のメダルを獲得した。
<競技結果>
1位 NA Ahreum(韓国) 31分57秒10
2位 與那嶺恵理(日本/Wiggle High5 Pro Cycling) +0秒16
3位 LEUNG WING YEE (香港) +2分25秒05
わずか0秒16差で銀メダルとなった與那嶺。ロードレースの銅と合わせ、今大会2つのメダルを獲得した 写真提供・日本自転車競技連盟
表彰式 写真提供・日本自転車競技連盟
★ロード 男子個人タイムトライアル(43km)
日本からは別府史之が出場。
男子個人タイムトライアルは女子と同じくスバンからカガクまでのコースだが、前半に平坦区間が加わった43kmで争われた。別府は勝者と1分42秒07差で銅メダルを獲得。ロードレースでの銀メダルと合わせ、2つ目のメダル獲得となった。
<競技結果>
1位 LUTSENCO Alexey(カザフスタン) 55分37秒17
2位 KHALMURATOV Muradjan (ウズベキスタン) +1分33秒39
3位 別府史之(日本/トレック・セガフレード) +1分42秒07
別府史之コメント
「昨日に引き続きのメダル獲得を嬉しく思う。自分のリズムを大事にし、ラスト5kmはなにも考えずただ踏み続けた。自分のベストを尽くして走り、メダルを獲得できて清々しい気持ち。今回のアジア大会の結果に満足している。もちろん金メダルを獲得できなかったことは残念だが、チームとして次につながるレースができたと思う。」
銅メダルの別府。ロードレースの銀と合わせ、今大会2つのメダルを手にした 写真提供・日本自転車競技連盟
表彰式 写真提供・日本自転車競技連盟
■8月25日(土)
★BMX 女子
日本からは畠山紗英が出場。
畠山は決勝に進出したが、他選手と接触して転倒、8位となった。
<競技結果>
1位 ZHANG Yaru (中国)
2位 KITWANITSATHIAN Chutikan (タイ)
3位 LESTARI Wiji (インドネシア)
8位 畠山紗英(日本/日本体育大学)
★BMX 男子
日本からは長迫吉拓と吉村樹希敢の2名が出場。
長迫はシーディングランを首位で通過し、モト(3回行われる第一回戦)から安定した走りで首位で決勝に進出。決勝では第一コーナー前から先行して優勝、金メダルを獲得した。同じく決勝に進出した吉村は6位。
<競技結果>
1位 長迫吉拓(日本/モトクロスインターナショナル)
2位 SAPUTRA I Gusti Bagus (インドネシア)
3位 CALUAG Daniel Patrick (フィリピン)
6位 吉村樹希敢(日本/GAN TRIGGER)
長迫吉拓コメント
「久しぶりのアジアの大会。各国のレベルが上がっているなかで、危ない面もあったが、自信はあったので積極的に走った。リオ五輪を経験して挑んだ今回のアジア大会では、勝たないといけないというプレッシャーのなか勝つことができた。これは東京五輪へ向けての良いステップになったと思う。自転車競技で今大会初めて金メダルを獲得できたので、この良い流れを明後日からのトラック競技に繋げてほしい。」
決勝レースを走る長迫、吉村 写真提供・日本自転車競技連盟
長迫が1着となり、見事優勝を果たす! 写真提供・日本自転車競技連盟
表彰式 写真提供・日本自転車競技連盟
BMXは2010年大会から採用され、日本人選手の金メダルは初。そして今大会の日本勢では金メダル第一号となった長迫 写真提供・日本自転車競技連盟
明日8月27日(月)からはトラックがスタート!
男女チームスプリント予選〜決勝、男女団体追抜予選、女子マディソン決勝が行われます。