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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 第13回TOJ東京ステージレポート

24日(日)にツアー・オブ・ジャパン最終日となる東京ステージが行われました。
ではフォトレポートです。


スタートは日比谷シティ前。心配していた雨は午前中から降ったり止んだり。



伊豆ステージを終えて、総合トップに立っている緑のジャージ、パルデイーヤ(Aスタイル)。今日はこのジャージを守り切るだけ。


青いジャージはポイント賞トップのイグリンスキー(カザフスタンナショナルチーム)。こちらは今日の結果如何で逆転される可能性も。


パレード走行には、かつてツール・ド・フランス総合優勝3回の経験を持つアメリカのグレッグ・レモン氏も参加。


パレード走行を経て、レースはこの大井埠頭周回コースへ。


レース序盤から出来た10名の逃げグループ。


中でも西谷泰治愛三工業レーシング)は終止積極的に動いていた。


プロトン。日本人選手たちの頑張りに期待!


総合リーダーのパルデイーヤは常に集団の後方でチームメイトに守られていた。


逃げグループが吸収されたあと、残り2周でホーテン(ホンコンチャイナ)と鈴木譲(シマノレーシング)がアタックしたが、オーストラリアのチームAISを中心にメイン集団がすぐに追い、飲み込む。


残り1周に入り、ゴールスプリントに備え、オーストラリア勢が完全に集団をコントロール


激しいスプリント合戦を制したのはハワード(チームAIS)! 堺、美濃に続いての3勝目となった。恐るべし19歳!


集団後方でゆっくりとゴールしたパルデイーヤ。総合を守り切り、笑顔を見せる。


表彰式。チーム総合優勝はカザフスタンナショナルチームが獲得。


山岳賞はマティア・クバシナ(アミーカチップス)。


ポイント賞は逆転でリー・ハワードが獲得。プレゼンターには再びグレッグ・レモン氏が登場。


個人総合優勝に輝いたパルデイーヤ。富士山ステージでの優勝(しかもコースレコード!)が大きかった。


レース後の記者会見。総合で日本人最高位の6位となった清水都貴(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)。今回のTOJを振り返り、「優勝を狙っていたので、この結果には満足していない。(勝てなかったのは)根本的に実力が足りなかったのと、一番は登坂力が劣っていたことだと思う」と話した。


TOJに臨むにあたり、富士山ステージと総合を狙っていたというクライマーのパルデイーヤ。両方を手にし「非常に嬉しく思っている。チームメイトに感謝したい」とコメント。


ステージ3勝とポイント賞を獲得したハワード。今後の夢は「ロンドンオリンピックでトラック、ロード両方に出場すること。特にマディソンでメダルを狙いたい」。


最終成績は公式サイトでご確認を。http://www.toj.co.jp/toj13/


ハワードのコメントを聞いて、そういえば今年の世界選手権のオムニアムで金メダルを穫ったことはここにも書きましたが、
実はマディソンでもキャメロン・メイヤー(昨年のTOJ覇者でもある)と組んで銀メダルになっていたことを思い出しました(笑)。
ついでに(?)その時の写真も載せておきますね。


今年のトラック世界選手権、マディソンを走るハワード(右)とメイヤー。


堂々の銀メダル! トラック、ロード両方でこれからが楽しみな選手です。