CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2009アジア選手権Photoその8 トラック最終日編

★女子オムニアム

女子のオムニアムは今年の世界選手権から初めて国際大会で導入。もちろんアジア選手権でも今回が初となる。



トラック競技も3日目。最終日のスタートを飾るのは女子オムニアム。



この500mTTと200mTTで1位、スクラッチ以外では安定した成績を残したトリクスマ・サンティア(インドネシア)が優勝。



2位のBUNSAWAT Sutharat(タイ)とはわずか1ポイント差で優勝が決まったトリクスマ。地元インドネシア勢で初の金メダル獲得に周囲も沸く。



女子オムニアム表彰式。トリクスマがアジア選手権の女子オムニアム初代優勝者となった。


女子オムニアム リザルト
1位 TRIKUSUMAH Santia(インドネシア
2位 BUNSAWAT Sutharat(タイ)
3位 HSIAO Mei Yu(チャイニーズ・タイペイ


★男子個人追抜き


日本からは佐々木龍が出場。昨日のオムニアムの疲れがあったのか、予選はタイムが伸びず、対戦相手に追抜きされてしまう。さらに追抜かされた時にレギュレーション違反があったとのことで、失格になってしまった。



優勝は予選から2位に8秒以上というダントツのタイム差をつけ、1-2位決定戦でも追抜いて勝利したリー・ウェイ(中国)。



2位はTUYCHIEV Viadimir(ウズベキスタン)。



3-4位決定戦でカザフスタンを下したFENG Chun Kai(チャイニーズ・タイペイ)が3位となった。



男子個人追抜き表彰式。


男子個人追抜き リザルト
1位 LI Wei(中国)
2位 TUYCHIEV Viadimir(ウズベキスタン) OVE
3位 FENG Chun Kai(チャイニーズ・タイペイ) 4分51秒174
佐々木龍(日本) DNQ


★女子ケイリン

予選1回戦は5人と4人の2組で行われ、それぞれ上位3名ずつが決勝へと勝ち上がる。日本からは石井寛子選手が出場。



予選1組目に登場した石井は、実力者のチャン・ルールー(中国)をマーク。チャンに続いて2着に入り、決勝へ駒を進めた。



予選2組目からはマレーシア、ホンコン・チャイナ、タイが勝ち上がる。



観客席から佐々木と窪木が観戦中。



勝戦がスタート。



ペーサーの後ろを取った石井。後ろのチャンを意識しつつ、このまま周回は進んで行く。



残り1周。先行するチャンの後ろにつく石井だが、MANEEPHAN Jutatip(タイ)と併走になる。



4コーナーを回り、外に膨れたところで石井が進路をこじ開け、追い込む。届くか!?



チャンが逃げ切って1着でゴール。石井は惜しくも2着となったが、銀メダル獲得となった。



笑顔でピース。石井選手はインドネシアでも大人気で、会場から「ひ・ろ・こ〜! ひ・ろ・こ〜!」と寛子コールが起こっていたとか。すごい!



女子ケイリン表彰式。



銀メダルとともに。おっ、どこかで見たTシャツだと思えばガールズケイリンです! さすがガールズケイリンの女王。


女子ケイリン リザルト
1位 ZHENG Lulu(中国)
2位 石井寛子(日本)
3位 MANEEPHAN Jutatip(タイ)
4位 HUANG Ting Ying(チャイニーズ・タイペイ
5位 LEE WaiSze(ホンコン・チャイナ) 
6位 MUSTAPA Fatefah(マレーシア)


★男子1kmタイムトライアル


日本からは深谷知広が出場。当初は浅井康太が走る予定だったが、初日のチームスプリントでのアクシデントのため、急遽深谷に交代。1分07秒831で5位となった。



優勝は中国のハン・タオ。



2位にはティシン・リザル(マレーシア)。今年の世界選手権ではこの種目で銅メダルを取っているだけに、2位とはちょっと意外な結果。



3位はイランのAHMADIASHJERDI Alireza。



男子1kmタイムトライアル表彰式。


男子1kmタイムトライアル リザルト
1位 HAN Tao(中国) 1分04秒910
2位 TISIN Mohd Rizal(マレーシア) 1分05秒759
3位 AHMADIASHJERDI Alireza(イラン) 1分07秒401
5位 深谷知広(日本) 1分07秒831


★男子マディソン

30km、120周で争われた男子マディソン。日本からは盛一大選手と伊藤雅和選手が出場。



盛と伊藤がペアを組むのはこれが初めて。盛は去年まで飯島誠と組んでいたが、飯島がトラック競技を離れたため相方不在が続き、マディソンを走るのも久しぶり。



今回はまだ経験の浅い伊藤をリードしながら走った盛。国際大会での実績もあるので、盛へのマークはきつかったようだ。



この種目が一番の心配だったという鹿屋体育大学の伊藤。



初めてのペアながら2位に入った日本チームは銀メダル獲得。



圧倒的な強さだったのはワン・カンポーとコー・ホーティンのホンコン・チャイナ。全てのチームをラップし、優勝。現状、アジアではこのペアが最強と言っても過言ではない。



3位はカザフスタン



男子マディソン表彰式。


男子マディソン リザルト
1位 ホンコン・チャイナ 15p
2位 日本(盛・伊藤) -1lap 18p
3位 カザフスタン -2lap 15p


2009アジア選手権トラック競技のフォトレポートは以上です。だいぶ時間がかかってしまいました〜、すみません!
ロードのほうもあるのですが、これから諸々締め切りに追われてしまうため(←いろんな仕事やってまして…)、ちょっと日にちが空いてしまうかもしれません。
なるべく早くアップできるよう頑張りますので、もう少し待っていてくださいね! ごめんなさい(涙)。