★女子ロードレース
8月16日、男子と同じ1周25.8kmのコースを4周する総距離103.2kmで行われた女子ロードレース。
日本からは西加南子(TEAM FOCUS-OUTDOOR PRODUCTS)、萩原麻由子(サイクルベースあさひレーシング)の2選手が出場。
このアジア選手権が全日本チャンピオンとして初の国際大会参戦となる西加南子。
鹿屋体育大学を卒業し、今年から社会人となった萩原麻由子。
スタートしてすぐに地元インドネシアとタイの2選手が逃げる。
レースは2周目に。先頭2選手のまま、メイン集団は今回のコースで一番の上りに入る。この中に西と萩原の姿が。
今度は西がアタック。タイの選手とともに抜け出しを計るも、すぐに集団が追いつく。
メイン集団内のアタック合戦が活発になっている中、ベトナムの選手のカウンターアタックが決まる。
逃げていた2選手にベトナムが追いつき、先頭は3名となって3周回目に突入。
先頭3名から1分ほどの差でメイン集団も3周目へ。徐々にペースアップし、射程圏内となる。西も前に上がりレースを展開。
中国のタンが再びアタックし、これに誰も反応できず。タンが単独で抜け出す。
タンを追走する6名のグループ。まだ差は1分と開いていない。ここには西が入っている。
追走グループも最終周回へ。タイム差は2分ほどに広がっている。
追走グループから1分ほどの差で萩原のいる集団も最終周回へ入る。
追走グループはすでに2位争いに焦点が絞られ、スプリント勝負の様相に。お互いの出方をうかがいながら、牽制が始まる。
追走グループは5人でのゴールスプリントに。後方にいる西は追い込めるか!?
最後は前を交わせず、5位でのゴールとなった西。西は「ラスト1kmで前に出されてしまったことがスプリントでの敗因」と自身のレースレポートで語っていた。
先頭のタンから5分以上の差で入ってきた後続集団。ここに萩原もいるが…。
萩原は15位という結果に。終始後方でのレースとなってしまい、見せ場をつくることはできなかった。
レース後、高橋松吉監督と話をする西と萩原。ちょっと厳しいお言葉もあったようで、2人の表情は冴えない。
女子ロードレース リザルト
1位 タン・ケロン(中国) 2:55.23
2位 シャオ・メイユー(チャイニーズ・タイペイ) +03:20
3位 ナタリヤ・ステファンスカヤ(カザフスタン) +0
5位 西加南子(日本) +0
15位 萩原麻由子(日本) +05:45