CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 Photoレポートその1

お待たせしました! 第12回全日本選手権トラックレースの写真とリザルトです。
今大会は出場選手も少なかったうえ、取材に来ている報道メディアもちらほらという状態で、正直ちょっと寂しい印象は否めませんでした。
日本チャンピオンを決める、国内では最もステータスの高い大舞台なはずなのですが…。
もちろん選手たちはどんな状況でも、真剣にレースに取り組んでいます。
そんな選手たちの写真を見てもらうことで、少しでもトラックレースに関心を持って下さる方が増えたら…こんなに嬉しいことはありません!
ということで、たくさん写真を載せようと思っていますので、表示に時間が掛かったり見づらい方もいらっしゃるかもしれませんが、どうかお許しを(笑)!


では、まずはPhotoレポートその1をどうぞ。


○男子スプリント
当初、4名がエントリーしていたが、窓場千加頼(向陽高校)がDNSとなり、深谷知広(JPCU愛知)、菅田和宏(JPCU宮城)、石口慶多(立命館大学)の3名での争いとなった。



予選の200mタイムトライアル1位は深谷。10秒497



予選2位は菅田。10秒898



予選3位は石口。11秒154



1/2決勝。1組目の深谷は不戦勝で自動的に決勝へ、そして2組目の菅田対石口の対戦はここはプロの貫禄を見せ、菅田が2本連取で石口を下して勝ち上がった。



決勝は深谷対菅田の競輪選手対決に。全プロ大会でも活躍し強さを見せた菅田だが、競技では実績のある深谷を相手にどう戦うのか…。



1本目、先行した菅田だが深谷が捲り切って勝利。2本目も深谷が取り、男子スプリント優勝は深谷となった。



全く危なげなく菅田を下した深谷自転車競技界、そして競輪界でも大注目の逸材。



男子スプリント表彰式。


男子スプリント リザルト
1位 深谷知広(JPCU愛知)
2位 菅田和宏(JPCU宮城)
3位 石口慶多(立命館大学



○女子スプリント
6名が出場。予選タイム上位4名が1/2決勝へ進出。



予選1位は前田佳代乃鹿屋体育大学)。12秒717



予選2位は篠崎新純(セオレーシング)。12秒972



予選3位は大塚沙織(Team Comrade)13秒025。



予選4位は近藤美子(鹿屋体育大学)。13秒113



1/2決勝1組目は前田対近藤。同じ大学で先輩後輩の2人はお互い手の内を知り尽くしている相手だが、ここは後輩の前田が2本連取で勝利、決勝へ。



2組目の篠崎対大塚も、篠崎が2本連取して決勝進出を決めた。



5-6位決定戦は越田恵美子(松寿園)対濱田瞳(法政大学)。一発勝負を制したのは越田。



3-4位決定戦は近藤対大塚。近藤が2本連取で3位確定となった。



女子スプリント決勝は、500mタイムトライアルでジュニアの日本記録を持つ前田と、6月に行われた全アマでこの種目優勝を飾っている篠崎の対戦に。



スピードに勝る前田が2本連取で優勝を決めた。



女子スプリント表彰式。


女子スプリント リザルト
1位 前田佳代乃鹿屋体育大学
2位 篠崎新純(セオレーシング)
3位 近藤美子(鹿屋体育大学


○男子4km個人追抜き
8名が出走。予選タイムは1位飯島規之(JPCU埼玉)、2位佐々木龍(早稲田大学)、3位矢野智哉(岐南工業高校)、4位普久原奨(チームブリヂストンアンカー)となり、
1-2位決定戦は飯島と佐々木、3-4位決定戦は矢野と普久原で争われた。



予選からただ一人4分50秒を切るタイムを出した飯島。決勝でも予選タイムをさらに上回る4分46秒499で圧勝。2007年大会以来2年ぶりのチャンピオンに輝いた。



一週間前にタイで行われたACCアジアカップから帰ってきたばかりの佐々木。今回は大ベテラン飯島の前に力及ばず、2位となった。



高校生ながら3位に入った矢野。



3-4位決定戦で矢野に敗れ4位の普久原。



男子4km個人追抜き表彰式。雨のため、急遽自転車倉庫で行われた。


男子4km個人追抜き リザルト
1位 飯島規之(JPCU埼玉)4分46秒499
2位 佐々木龍(早稲田大学)4分50秒781
3位 矢野智哉(岐南工業高校)4分53秒734


○女子3km個人追抜き
上野みなみ八戸工業高校)が欠場し、和田見里美中京大学)、豊岡英子(パナソニックレディース)、井上玲美(チームコラテック)の3名が出走。
予選1位は大会新記録となる3分58秒158を出した和田見、2位に井上、3位に豊岡。1-2位決定戦は和田見と井上の対戦、3位には豊岡がこのまま確定となった。



決勝ではさらにタイムを上げ、大会新記録を再び更新して和田見が優勝。



2位となった井上。ちなみに井上と和田見は同い年で誕生日も一日違い!(マメ情報)



ロード、シクロクロスでも活躍する豊岡は3位に。同日に輪島で行われた年間総合優勝がかかった実業団レースではなく、あえてこの全日本トラック出場を選択した。



女子3km個人追抜き表彰式。


女子3km個人追抜き リザルト
1位 和田見里美中京大学)3分55秒445
2位 井上玲美(チームコラテック)4分01秒005
3位 豊岡英子(パナソニックレディース)4分04秒934


○男子4km団体追抜き
学連、岐阜、JPCAの3チームが出走。
予選は学連チームがタイム4分28秒637で2位の岐阜チームに4秒近いを差をつけ、1位に。3位はそのままJPCAチームが確定。
決勝では岐阜チームが予選のタイムを大きく上回り、逆転で学連チームを下し優勝となった。



大学生3人、高校生1人で構成された岐阜チーム。予選2位から逆転優勝となった。



予選1位ながら決勝で敗れた学連チーム。日大の4選手で構成。



岡山の競輪選手4名で臨んだJPCAチームは3位。



男子4km団体追抜き表彰式。初日の予選でレースを終えた3位のJPCAチームの選手は2日目の表彰式にはおりません(笑)。


男子4km団体追抜き リザルト
1位 岐阜(横関裕樹、高橋翔太、井関太一、矢野智哉)4分26秒847
2位 学連(橋本龍弘、越海誠一、窪木一茂、坂本健介)4分29秒805
3位 JPCA(片山智晴、近藤修康、新村真、丹波靖貴)4分36秒117