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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 第1戦立川ステージを制したのは篠崎新純! 石井寛子は2着に

本日は2010年ガールズケイリン第1戦の決勝が行われました。
優勝は先行で逃げ切った篠崎新純選手! 女王・石井寛子選手は3番手から追い込むも、わずかに届かず2着となっています。


この決勝戦と、先に行われたデモンストレーションレースの模様も合わせてお届けします。
ではフォトレポートをどうぞ!



決勝進出を逃したメンバーたちで行われたデモンストレーションレース。今回は1ラップレースという、1周を走って先着した選手が勝ちとなるシンプルな競走。



スタートから飛び出した1番田中まいと3番三宅悠里が大きくリードで4コーナーへ。



1着は田中と三宅の争いになり、最後は田中がそのまま押切って勝利した。



勝戦は今回新たに用意されたクロモリのレーサーは使わず、乗り馴れた自分たちの自転車で走ることに。



レース開始までバンク下の地下通路で待機。決戦の時が迫り、いつもは賑やかな選手たちが黙り込む。水を打ったような静けさと張りつめた空気が漂う。



決勝を走る選手たちがバンクに登場。いよいよレースが始まる。



前を取ったのは篠崎。その後ろに近藤美子、前田佳代乃の鹿屋ライン、石井、白井美早子、松尾智佳、遠山恵の順で周回。



残り1周でペーサーが退避。篠崎がそのまま突っ張り先行の態勢に。近藤、前田と続くが、石井が前田の位置まで上昇。



最終バックでもまだ篠崎、近藤、石井、前田と続く一本棒の状態。石井はどこで仕掛けるのか?



4コーナーから追い込んだ石井と、逃げた篠崎が接戦でのゴール。わずかタイヤ差で篠崎が先着、石井は2着、3着に近藤となった。



1周逃げ切っての優勝を飾った篠崎は「昨日の予選で中途半端なレースをしてしまったことが本当に悔しかったので、今日は思い切り行いたいと思っていた。Sが取れたのでそのまま突っ張り先行するつもりだった。後ろに近藤、前田の鹿屋ラインがいて、寛子を牽制して車間を空けているのは分かった。とにかく優勝とかは意識せず、思い切り自分の走りができたらと思っていたので、それができて良かった」とコメント。



圧倒的な強さを誇る石井が、まさかの2着。今日は「前々での勝負」を考えていたと言い、「前に強い3人(篠崎、近藤、前田)いたので、どう出ようかと…」。わずかに仕掛けのタイミングが遅れたのか、ゴールでは篠崎を差せず、ガールズケイリンの女王が第1戦で優勝を逃すという波乱の幕開けとなった。



バンク内で行われた表彰式でJKAの下重会長からメダルを受ける篠崎。08年のガールズケイリン1stシーズンから参戦している篠崎は、今回で2度目の優勝。



全員で記念撮影。



表彰式後には優勝した篠崎のトークショーも行われた。実は前日の深夜1時まで、このステージで披露するために近藤や前田たちと踊りの練習をしていたのだとか(笑)! しかし今回一人での登場となったため、観客からリクエストの声があがったが「リーダー(近藤のこと)がいないので、無理です(笑)」と実現せず。次の小倉では見られるかも!?



今シーズン、ガールズケイリンを全戦追いかける大前仁カメラマンの発案で、ホイールを5つの輪に見立て、オリンピックをイメージしての撮影。便乗して撮らせていただきました(笑)! 女子のケイリンもオリンピック種目に正式に採用が決まり、この中から次のロンドンに出場する選手が出るかもしれませんよ!


ガールズケイリン第1戦のレポートは以上です。
次回第2戦は1月23日(土)、24日(日)に福岡県の小倉競輪場で開催されます。今から楽しみですね!