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 サイクルスクエア北参道の集大成「自転車市民権宣言 ファイナルリレートーク」レポート


本日1月17日(日)、サイクルスクエア北参道が半年間に渡る活動を終えました。
それに先立ち、1月15日(金)にその集大成ともいえる「自転車市民権宣言 ファイナルリレートーク」を開催。
どんな内容となったのか、サイクルスクエア北参道よりレポートと写真をいただきました。


以下はサイクルスクエア北参道からのレポートと写真です。


「自転車市民権宣言 ファイナルリレートーク」レポート
日時 : 2010年1月15日(金) 18時30分〜20時30分
場所 : サイクルスクエア 北参道


財団法人 日本自転車普及協会、快適な自転車環境を提案する「自転車市民権宣言」を採択!


1月15日、財団法人 日本自転車普及協会(住所:東京都港区赤坂1-9-3、会長:阿部 毅一郎 )は、期間限定の自転車の総合プロデュース空間「サイクルスクエア 北参道」の活動の集大成として、快適な自転車環境を提案する「自転車市民権宣言 ファイナルリレートーク」を開催した。


会場は、「サイクルスクエア 北参道」の閉店を惜しむサイクリスト達で満席。まず、NPO自転車活用推進研究会・小林成基氏と、セミナーで司会を務めていたサイクルライフナビゲーター・絹代氏が、過去に行った「自転車市民権宣言セミナー」を振り返った。セミナーは、鶴見辰吾氏や なぎら健壱氏ら、自転車に造詣の深い著名人を招いて全10回行われたが、絹代氏は「ロンドンなど世界の事例をセミナーの中で聞き、自転車の制度の整備はできると確信した。」と振り返った。小林氏は「ぜひ、自転車の法整備のために、自転車市民宣言に署名を。」と、聴衆に署名を訴え、過去のセミナーを締めくくった。



司会の小林氏、絹代氏。 ※写真提供サイクルスクエア北参道


続いて、各方面の有識者7人がゲストとして次々と壇上に上がり、リレートークショーが行われた。まずは、自転車活用推進研究会理事・内海潤氏が登場し、放置自転車問題解決を訴えた。次いで、ベストセラー『スラムダンク勝利学』の著者でもあるスポーツドクター・辻秀一氏が登場。会場まで自転車で駆けつけた辻氏は、「ダイエットのために、勧められて自転車を始めた。スペシャライズドを今月初旬に購入したが、坂が楽しい。自転車が違うとこうも乗り心地が違うのか。」と、スポーツバイクの魅力を語った。次に登場した北京パラリンピック自転車競技金メダリスト・石井雅史氏は、「辻先生には、冷静にスタートにつく心構えを教わった大切なメンター。」とつながりを語り、ロンドンオリンピックに向け決意を新たにした。とまとめた。トレジャーハンター・石丸英明氏は、「ロケ地めぐりなどテーマを決めてトレジャーポイントをめぐると、家族で楽しめる。」と自転車の新しい楽しみ方を紹介した。



スポーツドクター・辻秀一氏。 ※写真提供サイクルスクエア北参道


ついで登場した佐々木恵美氏は、「サイクルコンシェルジュを勤めた6ヶ月間は貴重な体験。初心者だった頃の気持ちを忘れずに、専門用語を使わずに自転車の楽しさを伝えようとお客様に接した。」と笑顔で振り返った。絹代氏が「こういった話を聞いた皆様ひとりひとりがサイクルコンシェルジュとして、自転車のマナーや正しい乗り方を広めていっていただければ。」と述べると、聴衆からは拍手が起こった。


グッドチャリズム宣言のクリエイティブ・ディレクター韓祐志氏は、「歩行者感覚で信号無視をする自転車がママチャリに多い。KEEP LEFTなど車両としての自覚を。」と、マナーの向上を訴えた。ドロンジョーヌ恩田氏は、「自転車は、まだまだ女性の割合が少ない。ジョギングやゴルフのように、自転車はもっと女性が楽しめる。自転車界のマッチョな感じを改善したい。」と笑いを織り交ぜ、自転車市民権宣言の賛同を求めた。


最後に、財団法人 日本自転車普及協会 部長の山本耕二が登場し、「サイクルスクエア 北参道のオープンからこれまで、約半年間で1500ほどの署名をいただいた。ぜひともこれを自転車活用推進議員連盟をはじめ、政府および関係者に届け、自転車環境の整備をお願いしたいと考えている。来年度の活動としては、全国のバイコロジー地方組織を通じ署名を1万件以上集めたい。ぜひ、皆さんには、周りの人々に署名を勧めていただきたい。」と賛同を訴え、普及活動への決意を固めた。


なお、今後は日本自転車普及協会のホームページ(http://www.bpaj.or.jp/)にて、署名を受け付ける。



参加者とともに宣言に賛同! ※写真提供サイクルスクエア北参道