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 ロンドンオリンピックトラック競技個人種目はケイリンに渡邉一成、スプリントに中川誠一郎のエントリーが暫定で決定!!

ロンドンオリンピックの男子トラック競技では、日本が枠を獲っているのはチームスプリント、スプリント、ケイリンの3種目。このうち、チームスプリントは3選手で走るチーム種目、残りのスプリントとケイリンはそれぞれ1選手のみが出場できる個人種目となります。


5月1日に行われた代表選手発表記者会見では、中野浩一強化委員長から「個人種目に関しては、誰がどの種目に出るか本番直前までは決めない」という方針も口にされていましたが、あくまで暫定ということながら、ケイリンに渡邉一成選手、スプリントに中川誠一郎選手の出場を予定し、これからその方向でトレーニングを進めていくとナショナルチーム側が公表しました。


もともとケイリンへの出場を熱望し、実績も残している渡邉選手と、「自分はスプリントのほうが向いている」と話していた中川選手ですので、このチョイスはある程度予想のつくものではあります。しかし、あくまで「直前まで最終決定はしない」という方針は変わらないそうで、もちろん今後の調子によっては第3の男・新田祐大選手が名乗りを上げる可能性も残しています。


ロンドンオリンピックのトラック競技は、現地時間の8月2日(木)夕方よりスタートとなります。楽しみですね!



昨シーズンはW杯第4戦イギリス大会(もちろんプレオリンピック大会)と2012世界選手権で、立て続けにケイリン決勝に進んだ渡邉。メダル獲得は本当に夢ではないところにきている!



200mT.Tの日本記録はトラックチャレンジで9秒台を出した渡邉に奪われた中川だが、先日のドイツの大会でもオープンエアながら10秒フラットを出すなど、オリンピックまでに9秒台突入も十分有り得る。W杯や世界選手権に比べ、出場選手が絞られるオリンピックは大チャンス!



チームスプリントでは要となる第1走者を任される新田。近況はタイムも上向きだと話し、ドイツの大会では200mT.Tで10秒283をマーク。もちろん個人種目出場も諦めてはいない。現在ストイックにダイエット中!



トラック陣の紅一点、前田。出場権があるのはスプリントのみだが、ドイツの大会では200mT.Tで11秒552。自己ベストには及ばないが、コンスタントにタイムを出せるようになっている。あとは本選でどう戦うかがポイント。頑張れ!