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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2013トラック世界選手権大会前日現地レポート

現地より日本チームの練習の様子が届きました! 開幕を前に選手たちに意気込みも聞いています。


大会前日レポート Text&Photo:Takenori WAKO


バンク内部のチームピットはこんな雰囲気。



大会前日に行われた日本チームのバンク練習。



明日に控えたチームスプリントの練習をする前田佳代乃石井寛子



今回はチームスプリントとスプリントに出場する中川誠一郎



チェコが団体追抜の練習中。明日の男子団体追抜は日本からの出場はないものの、イギリス対オーストラリアなどかなり興味深い!



明日からの世界選手権を戦う日本チーム。


★選手コメント
中川誠一郎
「最初はきつかったんですけど、もう疲れが取れました。ここは走りにくくはないですけど、前回(アグアスカリエンテス)がちょっと軽かったので、最初は乗っていて重く感じました。でも、もう慣れて、普通に乗れる感じですね。種目は、チームスプリントとスプリントに出場します。やっぱり、ここにはベストのメンバーが集まるので楽しみですね! 僕もなるべく頑張ります!!」


渡邉一成
「昇り調子だと思います。バンクも普通に走りやすいです。いつも通り3種目(ケイリン、スプリント、チームスプリント)に出ます。勝負できる状態ではあるので、一瞬の勝負どころを逃さないようにしたいです!」


新田祐大
「かなりいい感じでは来ているので、自分でもちょっと期待している部分もあるんですけど、過信せず、しっかり落ち着いてレースに臨めるように心がけています。走るまでのモチベーションの持って行き方は、競輪でも競技でも似ている部分は多いと思うので、全日本選抜で良かった部分を活かして、世界でも結果を出していきたいですね。出場する種目は1kmタイムトライアルとチームスプリント(第1走者)、ケイリンです。チームスプリントは2走(渡邉)、3走(中川)は速いってわかっているので、1走のタイムをなんとか頑張りたいと思います」


河端朋之
「世界選は初めてですけど、やるしかないので頑張りたいと思います。ワールドカップには3回出させてもらって、レベルは違うと思うんですけど、場慣れさせてもらっているので、それをぶつけるだけです! 高地(メキシコ)のタイムを、今回も出せるように目指したいと思います。(出場は)スプリントだけなので、まだまだ僕は時間があるのでしっかり調整したいですね」


前田佳代乃
「昨年の世界選と同じ種目(チームスプリント、スプリント、500mタイムトライアル)に出るので、どの種目でも作戦以上の結果を出したいですね。大学の卒論の発表があって、それまで学業両立があったんですけど、それも目途がついて自転車だけに取り組めるようになってきたので、調子はいいと思います。昨年は全部の種目で日本記録を出すって言って、最後の500でダメだったので、今年は出したいですね。そうすれば、先も見えてくるのかなと思います。バンクは走りやすいです。この間のメキシコと比べて、かなり違いますね。どちらかというと日本の333バンクに似ていて走りやすい。ただ、コーナーで吸い込まれるような感じはないので、そこはちょっと不安ではありますけど。頑張って、昨年以上の結果を出したいです」


石井寛子
「ここで練習して3日目になりますが、だんだん良くなってきました。バンクは乗りやすいです。(出場種目は)スプリント、チームスプリント、ポイントレースです。ポイントレースは久しぶり。世界選で走るのは初めてで、ワールドカップでも1回くらいかな。けっこう楽しみですね。頑張ります」


松本整監督
「走ってみないとわからないですが、練習の感じは皆、順調に仕上がってきているんじゃないかなと思います。(目標は)入賞圏内にたくさん結果を残して欲しいですし、さらにメダルに手が届けばと。(新記録が狙えそうな種目は)男子チームスプリントで、新田選手のスタンディングの感じが良さそうなので、期待できるのではないかと思います」