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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 105回生・106回生(女子3回生)の競輪学校入学式レポート!

5月9日(木)、日本競輪学校において、第105回生(男子)と第106回生(女子3回生)の入学式が行われました。当日の模様をフォトレポートで紹介します!



午前11時より入学式がスタート。



生徒代表による「誓いの言葉」は、105回生が元野球選手の石井和明生徒、106回生が元スキー選手の奥井迪生徒。



来賓の中に、元競艇選手の植木道彦氏の姿が。かつて競艇の取材もしていた頃、お話をさせていただいたこともあったのですが、なんと現在は競輪学校の競艇版、「やまと学校」の校長を務めていらっしゃったとは! 現役時代、トップ選手でありながら常に謙虚で礼儀正しく、ファンをとても大切にする選手として有名だった植木校長。きっと素晴らしい選手たちを育てていかれることでしょう。



入学式のあとは校庭で集合写真撮影。こちらは女子。106回生は20名が入学しました。



何人かの生徒さんにお話を伺ったのですが、こちらは山路藍生徒。元テコンドーの日本代表選手で、その後は吉本新喜劇でお笑い芸人を目指していたという異色の経歴の持ち主。



今回、もっとも多くの取材を受け、注目の的だったのが小川美咲生徒。地元の伊豆総合高校出身で、すでにトラック競技での実績もあるとなれば当然期待の存在なわけですが、さらにこの美少女っぷりが加わり、かなり人気を集めそうですね!



こちらは男子の105回生。入学は36名ですが、清水裕友生徒が練習中の怪我により今回の入学式には参加できず、35名での撮影となりました。



写真は2012年のアジア選手権の際の清水生徒。この時、「KEIRINグランプリで優勝できるような競輪選手になりたい」と夢を語ってくれました。随所に負けん気の強さを感じさせ、高校生ながらとても頼もしく、将来が楽しみな選手だなと感じたのを覚えています。新たなスタートを迎える節目の入学式に参加できなかったことは、きっと本人もとても残念な気持ちでいっぱいだろうと思いますが、まずは怪我を直して、万全な状態で競輪学校生活に入って欲しいと思います。頑張れ、清水生徒!



午後からは講義が行われ、現在もその通算勝利数(1341勝)を超える選手はまだ現れていないという、昭和の大選手だった松本勝明名誉教官が壇上に。



講義のあとは校庭に集合し、行動訓練。



行動訓練とは、点呼の掛け方から歩き方、「右向け、右」などの動作をきちんと身につけるための訓練です。これが、つま先の角度とか手の指の伸ばし方など、本当に細かく決まっていて、驚きました。



女子生徒たちを指導している、黒いジャージの女性教官は元プロロードレーサーの沖美穂氏。これまで競輪学校には男性教官しかおらず、女子競輪が復活して以来、「女性教官の必要性」がクローズアップされていたのですが、3回生からついに実現。技術的なことだけでなく、世界のトップレベルで戦ってきた沖教官の経験は、メンタル面でも生徒たちに大きな影響を与えるのでは。



行動訓練のあとは検車と呼ばれる自転車のチェック。安全に乗るために自転車の整備は基本の基本。自転車のメンテナンスに関しては、教官も厳しく生徒たちに徹底させます。



女子は自転車経験の浅い生徒も多いので、整備も重要な勉強のひとつ。