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 2014アジア選手権トラック競技5日目は男子エリートケイリンで脇本雄太が金メダル獲得! 男子ジュニアポイントレースでは松本憲斗が銅メダル。日本チームはトータルで金3個、銀4個、銅5個でトラック競技の全日程を終える

2014アジア選手権トラック競技5日目が行われました。
本日は各カテゴリーのケイリンと、男子ジュニアポイントレースに日本人選手が出場しました。


男子エリートケイリンには脇本雄太選手と渡邉一成選手がエントリー。両選手とも1回戦は1着通過、2回戦は同組で脇本選手が1着、渡邉選手が2着で決勝に進みます。
決勝では脇本選手が1着となり、見事完全優勝で金メダル獲得! 渡邉選手は5着となっています。現段階ではレース展開の情報がないので詳しい状況は分かりませんが、脇本選手がやってくれましたね!


女子エリートケイリンには加瀬加奈子選手と石井貴子選手が出場。ともに1回戦を3着で通過し、決勝へ進出。こちらもレース展開は分からないのですが、決勝では加瀬選手が4着、石井選手が6着でメダル獲得はなりませんでした。


男子ジュニアケイリンには布居翼選手と野上竜太選手が出場。野上選手が決勝に進みますが、6着となっています。


女子ジュニアケイリンには鈴木奈央選手が出場。1回戦・敗者復活戦、2回戦を勝ち上がり決勝へ。決勝は5着入線となったようですが、上位に降格が出て、鈴木選手の最終順位は4位で確定しています。


また、男子ジュニアポイントレースに出場した松本憲斗が3位に入り、銅メダルを獲得しています!


これでトラック競技の全日程が終了しました。日本は金メダル3個、銀メダル4個、銅メダル5個という結果になっています。今回はエリート・ジュニアともに例年に比べ、少々苦戦を強いられた印象です。今大会は中国はもとより、韓国の強さが目を引きました。ここ数年、トラック競技ではあまり国際大会に出てこなくなっていた韓国ですが、水面下で強化が進んでいたということでしょうか。今年は韓国でアジア大会も行われますし、韓国の動向は気になるところ。日本にとっても今後大きな脅威となるかもしれません。


明後日5月28日(水)より、舞台をアスタナからカラガンディに移し、ロードレースが行われます。


では、現地より送っていただいたリザルトと写真でトラック競技最終日の結果をお伝えします!


◎2014アジア選手権トラック競技リザルト
Photo&Result Kenji NAKAMURA/JCF
※キャプションは編集部


[5月26日(トラック最終日)の結果]
★女子ジュニアケイリン
1位 JANG Yeonhee KOR
2位 CHOI Seulgi KOR
3位 MOHD ADNAN Farina Shah Wati MAS
4位 鈴木 奈央(静岡・星陵高校)



決勝を走る鈴木。最終順位は4位となった。Photo:Kenji NAKAMURA/JCF


★男子ジュニアケイリン
1位 MOHD ZONIS Muhammad Firdaus MAS
2位 MOHD ZONIS Muhammad Fadhil MAS
3位 JUNG Jeahee KOR
6位 野上 竜太(岡山・鹿屋体育大学
9位 布居  翼(和歌山・和歌山北高校


★女子エリートケイリン
1位 LEE Wai Sze HKG
2位 KIM Wongyeong KOR
3位 ZHONG Tianshi CHN
4位 加瀬加奈子(JPCA・JPCU新潟)
6位 石井 貴子(JPCA・JPCU千葉)



決勝。加瀬が前方でレースを展開、石井は後方に。 Photo:Kenji NAKAMURA/JCF



ゴール。加瀬は4着、石井は6着。 Photo:Kenji NAKAMURA/JCF


★男子エリートケイリン
1位 脇本 雄太(JPCA・JPCU福井)
2位 AWANG Mohd Azizulhasni MAS
3位 IM Chaebin KOR
5位 渡邉 一成(JPCA・JPCU福島)



1回戦を1着で通過した脇本。 Photo:Kenji NAKAMURA/JCF



決勝。ゴールを先頭で駆け抜けた脇本。渡邉は5着。 Photo:Kenji NAKAMURA/JCF



脇本のウイニングラン! Photo:Kenji NAKAMURA/JCF



男子エリートケイリン表彰式。金メダルの脇本。 Photo:Kenji NAKAMURA/JCF


★男子ジュニアポイントレース
1位 LEUNG Ka Yu HKG 38p
2位 VASSILENKOV Roman KAZ 12p
3位 松本 憲斗(熊本・ルーテル学院高校)10p



3位に入った松本。 Photo:Kenji NAKAMURA/JCF



男子ジュニアポイントレース表彰式。 Photo:Kenji NAKAMURA/JCF