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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2014-2015 トラックW杯第1戦グアダラハラ大会最終日は男子オムニアム・ポイントレースで優勝の橋本英也が最終順位9位に食い込む! 男子スプリント、女子ケイリンは上位進出ならず。

2014-2015 トラックW杯第1戦グアダラハラ大会最終日の結果です。


★男子スプリント
ナショナルチームから中川誠一郎選手、渡邉一成選手、JPCチームから河端朋之選手が出場。
予選は中川選手が9秒831で9位通過、渡邉選手も9秒999の24位とギリギリながら予選を突破しますが、河端選手は10秒125で35位となり、予選通過はなりませんでした。
1/16決勝に進んだ中川選手と渡邉選手でしたが、予選のタイム的には下の順位だったサム・ウェブスターに中川選手が敗れる波乱があり、渡邉選手も予選1位のマシュー・グレッツアーに敗れ、日本勢は早くもここで姿を消してしまいました。


1位 Matthew GLAETZER(オーストラリア)
2位 Jason KENNY(イギリス)
3位 Fabian Hernando PUERTA ZAPATA(コロンビア)
15位 中川誠一郎(日本)
24位 渡邉一成(日本)
35位 河端朋之(Japan Professional Cyclist Association)



予選9位の中川。 Photo:Takenori WAKO



予選24位の渡邉。 Photo:Takenori WAKO



予選35位の河端。 Photo:Takenori WAKO



予選でまずまず上位につけた中川だったが、1/16決勝で敗退してしまう。 Photo:Takenori WAKO



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


★女子ケイリン
ナショナルチームから加瀬加奈子選手、JPCチームから前田佳代乃選手が出場。
1着勝ち上がりの1回戦は加瀬選手が4着、前田選手が5着で、2人とも敗者復活戦へ回りますが、ここでも加瀬選手が3着、前田選手が4着となり、2回戦進出はならずにレースを終えています。


1位 GUO Shuang(MSP)
2位 ZHONG Tianshi(SLY)
3位 Anna MEARES(JAY)
19位 加瀬加奈子(日本)
25位 前田佳代乃(Japan Professional Cyclist Association)



1回戦敗退となった前田。 Photo:Takenori WAKO



同じく加瀬も2回戦進出は果たせず。 Photo:Takenori WAKO



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


★男子オムニアム(後半3種目)
2日目に引き続き橋本英也選手が出場し、得意のポイントレースで見事優勝を飾りました! しかもポイントレースは獲得した得点がそのまま総合ポイントに加算されるシステムのため、3lapしての72p獲得は大きく総合順位を押し上げ、最終的に9位というシングルリザルトをゲットしています。


橋本選手の成績
1kmタイムトライアル 1分04秒614 14位 14p 
フライングラップ 13秒239 12位 18p 
ポイントレース 72p(3lap) 72p


1位 Lucas LISS(ドイツ) 192p
2位 Glenn O'SHEA(オーストラリア) 186p
3位 Bobby LEA(アメリカ) 179p
9位 橋本英也(日本) 150p



最終種目のポイントレースで優勝し、最終順位を大きくジャンプアップさせた橋本。 Photo:Takenori WAKO



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


★女子オムニアム(後半3種目)
2日目のエリミネーションで落車があった上野みなみ選手は、肩の脱臼など怪我を負ってしまい、後半戦の出場は見送っています。本当に残念で、そしてなにより怪我の具合が心配ですが、早く回復することを祈るばかりです。


1位 Jolien D'HOORE(ベルギー) 193p
2位 Marlies MEJIAS GARCIA(キューバ) 183p
3位 Malgorzata WOJTYRA(ポーランド) 166p
22位 上野みなみ(日本) DNF



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


♦全てのリザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030C0000FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2014


今季のW杯初戦となるグアダラハラ大会が終了しました。
今回の日本チームの成績は全体的にかなり厳しいものとなってしまいました。2016年のリオデジャネイロオリンピックに向け、各国がレベルアップしてきています。日本も遅れをとるわけにはいきません。


次のトラックW杯第2戦はロンドンで12月5日(金)〜7日(日)の日程で開催されます。日本チームの巻き返しに期待です!