2015-2016トラックW杯第２戦ケンブリッジ大会最終日を迎えました。
本日の日本チームの結果は、短距離陣が非常に厳しいものとなりました。
まず男子スプリントは中川誠一郎選手、河端朋之選手、雨谷一樹選手の３人が出場しましたが、全員予選敗退…。中川選手は0.001秒差で本戦進出を逃がしましたが、やはり10秒フラットは出さないと予選突破もままならないのが最近のW杯。中川選手をはじめそれだけのポテンシャルは持っている選手たちなので、いかにコンスタントにタイムを出せるかがまずは課題になりそうです。
また、女子ケイリンも加瀬加奈子選手、前田佳代乃選手ともに１回戦敗退となってしまいました。
前日に続いて後半戦が行われたオムニアムは、男子の窪木一茂選手が短距離種目で一旦順位を落とすも、ポイントレースで得点を加え、14位でフィニッシュ。女子の塚越選手は得意の短距離種目で上位に食い込み、前半戦21位から最終順位を13位までジャンプアップさせ、レースを終えています。
では、大会最終日の結果を振り返ります。（現地からの写真は後日アップとなりそうです）
★男子スプリント
中川誠一郎選手、河端朋之選手、雨谷一樹選手が出場。
上位24名までが本戦へ進める予選は、中川選手が10.119で25位、雨谷選手が10.201、河端選手が10.308で38位となり、残念ながら日本勢は全員予選敗退となりました。
決勝は、予選１位のマシュー・グレッツァーがドイツのMax NIEDERLAGをストレートで下し、優勝を飾りました。3-4位決定戦は３本目までもつれるも、マクシミリアン・レヴィーが地元のエドワード・ドーキンスに勝利しています。
最終結果
１位 Matthew GLAETZER（JAY）
２位 Max NIEDERLAG（ドイツ）
３位 Maximilian LEVY（EDR）
25位 中川誠一郎（日本）
32位 雨谷一樹（日本）
38位 河端朋之（JPC）
★女子ケイリン
加瀬加奈子選手と前田佳代乃選手が出場。
２着勝ち上がりの１回戦は加瀬選手３着、前田選手５着で、ともに敗者復活戦へ。１着勝ち上がりの敗者復活戦は両選手とも勝利することはできず、ここで敗退となりました。
決勝を制したのはゴウ・シュアン！ ２位のアンナ・メアーズもですが、ベテラン勢もまだまだ強い！
最終結果
１位 GUO Shuang（MPS）
２位 Anna MEARES（JAY）
３位 Monique SULLIVAN（カナダ）
17位 加瀬加奈子（日本）
21位 前田佳代乃（JPC）
★男子オムニアム（後半戦）
前半戦に引き続き、窪木一茂選手が出場。
窪木選手は４種目の1kmタイムトライアル1:05.193で15位、５種目めのフライングラップ113.614で17位、６種目めのポイントレース23p獲得で、最終成績はトータル89pの14位となりました。
５種目を終え首位に立ったラッセ・ノーマン・ハンセンが、ポイントレースでも大きく得点を伸ばし、優勝を飾っています。
最終結果
１位 Lasse Norman HANSEN（デンマーク） 208p
２位 Christopher LATHAM（イギリス） 188p
３位 Glenn O'SHEA（オーストラリア） 165p
14位 窪木一茂（日本） 89p
★女子オムニアム（後半戦）
前半戦に引き続き、塚越さくら選手が出場。
塚越選手は500mタイムトライアル35.963で６位、フライングラップ14.566で10位となり、５種目を終えて12位まで順位を上げます。最終種目のポイントレースでは得点できず、総合は一つ順位を落としての13位が最終成績となりました。
優勝は、５種目を終え１位のエドモンドソンとわずか２p差で２位だったAllison BEVERIDGEが、ポイントレースで逆転勝利！
最終結果
１位 Allison BEVERIDGE（カナダ） 201p
２位 Annette EDMONDSON（オーストラリア） 188p
３位 Jolien D'HOORE（ベルギー） 182p
13位 塚越さくら（日本） 77p
◎Class1レース
W杯と併催でClass1大会が行われ、日本からは女子スクラッチに上野みなみ選手が出場しました。順位は13位となっています。
♦全てのリザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030C0006FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2015
