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 2018-2019トラックW杯第3戦ベルリン大会2日目の日本勢は男子ケイリンで新田祐大9位、渡邉一成13位。女子スプリントは小林優香21位、太田りゆ28位。女子オムニアムは古山稀絵21位


男子ケイリン9位の新田祐大 Photo:Takenori WAKO


2018-2019トラックW杯第3戦ベルリン大会2日目が終了。
この日は男子ケイリン、男子1kmタイムトライアル、男子マディソン、女子スプリント、女子オムニアムが行われました。日本は男子ケイリン、女子スプリント、女子オムニアムの3種目に出場。


まず、男子ケイリンには今シーズンのW杯は今回が初参戦となる渡邉一成選手と新田祐大選手が出場。新田選手が2回戦進出を果たしましたが、惜しくも決勝には進めず、9位となっています。


女子スプリントは、小林優香選手が11秒フラットで20位、太田選りゆ選手が11秒3の28位で、両選手とも予選はクリアしましたが、次の1/16決勝で敗退。これはもちろん男子も同じですが、下位での予選通過は先の勝ち上がりが非常に厳しくなってしまいます。小林選手は第1戦では11秒を切るタイムを出していますが、やはり少しでも上に勝ち上がるためにはコンスタントに10秒台が必要となりそうです。


女子オムニアムには、W杯では初めてこの種目に挑戦する古山稀絵選手が出場しましたが、オリンピックの枠取り期間に突入した今シーズンは各国ともトップメンバーが揃い、その中での戦いはやはり厳しいものがありました。


では、現地から届いた写真とともに大会2日目の結果を振り返ります。


★男子ケイリン
日本からは渡邉一成選手と新田祐大選手が出場。
1着上がりの1回戦は渡邉選手が3着、新田選手が2着でともに敗者復活戦へ。同じく1着上がりの敗者復活戦、渡邉選手は2着で敗退となりますが、新田選手は1着で2回戦進出を決めます。
2回戦第1ヒートに出走した新田選手は惜しくも4着となり、決勝進出はならず。失格者が出たことで5人でのレースとなった7-12位決定戦は3着となり、最終的に9位でレースを終えました。。
優勝はマティエス・ブフリ(Beat Cycling Club)。



1回戦敗退となった渡邉一成 Photo:Takenori WAKO



2回戦に進出するも決勝進出はならなかった新田祐大 Photo:Takenori WAKO



1-6位決定戦。安定した強さを誇るブフリが優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Matthijs BUCHLI(Beat Cycling Club)
2位 Matthew GLAETZER(オーストラリア)
3位 Mohd Azizulhasn AWANG(マレーシア)
9位 新田祐大(日本)
13位 渡邉一成(JPC)


★女子スプリント
日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。
上位28名がクリアとなる予選は、小林選手が11秒017の20位、太田選手が11秒336の28位で次の1/16決勝へ。
1/16決勝では、太田選手は第2戦銀メダルのEmma HINZE (ドイツ)、小林選手は予選13位のシモーナ・クルペシカイテ(リトアニア)に敗れ、両選手ともここで敗退。
1-2位決定戦はステファニー・モートン(オーストラリア)がストレートでアナスタシア・ボイノワ(Gazprom-Rusvelo)を下し、優勝を飾りました。3-4位決定戦は3本目までもつれながらもOlena STARIKOVA(ウクライナ)がダリア・シャメレワ(Gazprom-Rusvelo)に勝利。



11秒017で予選20位の小林優香 Photo:Takenori WAKO



太田りゆは11秒336で予選28位 Photo:Takenori WAKO



小林は1/16決勝で敗れる Photo:Takenori WAKO



太田も1/16決勝で敗れ、日本勢はここで敗退となった Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Stephanie MORTON(オーストラリア)
2位 Anastasiia VOINOVA(Gazprom-Rusvelo)
3位 Olena STARIKOVA(ウクライナ
21位 小林優香(ドリームシーカー)
28位 太田りゆ(日本)


★女子オムニアム
日本からは古山稀絵選手が出場。
古山選手は1種目めのスクラッチを17位でスタートしますが、2種目めのテンポレースではラップされての21位となり、大きくポイントを失ってしまいます。3種目めのエリミネーションでも20位と大きな着が続き、3種目終えて暫定21位で最終種目ポイントレースへ。ポイントレースでは落車に巻き込まれながらも2点獲得しますが、順位は上げられず、最終的に21位でフィニッシュとなりました。
優勝は3種目1位での暫定トップから、ポイントレースでも逆転を許さず、そのまま逃げ切ったケイティ・アーチボルド(イギリス)。



暫定21位で最終種目のポイントレースを迎えた古山稀絵 Photo:Takenori WAKO





暫定首位のアーチボルドが落車し、古山を含む数人の選手が巻き込まれる Photo:Takenori WAKO



アクシデントがありながらもトップを守り切ったアーチボルドが優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Katie ARCHIBALD (イギリス) 132p
2位 Letizia PATERNOSTER (イタリア) 118p
3位 Jennifer VALENTE(アメリカ) 116p
21位 古山稀絵(日本) 13p


★男子マディソン
18チーム出走。日本からの出場はありません。
唯一ラップを決めたデンマークが勝利し、これで第1戦から3大会連続での優勝となりました。



2位イギリス Photo:Takenori WAKO




優勝のデンマーク Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 デンマーク 44p
2位 イギリス 30p
3位 ドイツ 24p


★男子1kmタイムトライアル
17名が出走。日本からの出場はありません。
上位8名が決勝に進む予選では1位Quentin LAFARGUE (フランス)と2位ヨアヒム・アイラース (ドイツ)が1分フラットのタイムをマーク。決勝でも僅差の争いとなるも、アイラースが優勝を手にしています。



3位テオ・ボス(Beat Cycling Club) Photo:Takenori WAKO



2位Quentin LAFARGUE (フランス) Photo:Takenori WAKO




優勝のヨアヒム・アイラース (ドイツ) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Joachim EILERS(ドイツ) 1:00.645
2位 Quentin LAFARGUE (フランス) 1:00.660
3位 Theo BOS (Beat Cycling Club) 1:00.868