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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2018-2019トラックW杯第5戦ケンブリッジ大会最終日の日本勢は男子オムニアムの橋本5位。男子スプリントの深谷8位、新田14位、渡邉19位。女子スクラッチの鈴木5位。女子マディソンの梶原&古山8位


男子オムニアム5位の橋本英也 Photo:Takenori WAKO



女子スクラッチ5位の鈴木奈央 Photo:Takenori WAKO


2018-2019トラックW杯第5戦ケンブリッジ大会も最終日となりました。
この日は男子スプリント、男子オムニアム、女子ケイリン、女子マディソン、女子スクラッチが行われ、日本からは女子ケイリンを除く4種目に出場しています。


まずは男子オムニアム。橋本選手は3種目終えて十分メダルを狙える位置にいましたが、残念ながらあと一歩届かず。
女子スクラッチの鈴木選手も、この種目は昨年の世界選手権で4位に入るなど得意とするところですが、やはりW杯、世界選クラスの国際大会の表彰台は簡単にはいきませんね…。


男子スプリントは深谷選手が第2戦ミルトン大会以来のシングルリザルトを獲得。


女子マディソンは本当に奮闘して頑張っているのですが、世界の強豪を相手に1点でもポイントを奪うことがどれほど難しいか、つくづく感じさせられます…。


では、現地から届いた写真とともに大会最終日の結果を振り返ります。


★男子スプリント
日本からは新田祐大選手、渡邉一成選手、深谷知広選手が出場。
今回は出走人数が少ないため全員が通過となる予選は、深谷選手が9秒873の10位、新田選手が9秒959の14位、渡邉選手が10秒098の19位で、次の1/16決勝へ。
1/16決勝では新田選手と渡邉選手が対戦し、新田選手が勝利。深谷選手もAleksandr DUBCHENKO(ロシア)に勝利し、新田選手と深谷選手が1/8決勝へ進出。
1/8決勝では新田選手はJacob SCHMID(オーストラリア)に敗れて敗退となりますが、深谷選手は元世界王者のグレゴリー・ボジェ(フランス)から勝利をあげ、1/4決勝進出を決めます。
ベスト4を懸けた争いとなる1/4決勝、深谷選手はネーサン・ハート(オーストラリア)にストレートで敗れ、最終順位は8位。
その深谷選手を破ったハートが優勝を飾っています。



予選10位の深谷 Photo:Takenori WAKO



予選14位の新田 Photo:Takenori WAKO



予選19位の渡邉 Photo:Takenori WAKO



新田と渡邉は1/16決勝で対戦。ここは新田に軍配があがる



深谷も1/16決勝を勝利 Photo:Takenori WAKO



1/8決勝で敗れた新田 Photo:Takenori WAKO



深谷は1/8決勝も勝ち上がる Photo:Takenori WAKO



1/4決勝で敗れ、深谷のベスト4進出はならず Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Nathan HART(オーストラリア)
2位 Mateusz RUDYK(ポーランド
3位 Sebastien VIGIER(フランス)
8位 深谷知広(日本)
14位 新田祐大(日本)
19位 渡邉一成(JPC)


★男子オムニアム
日本からは橋本英也選手が出場。
橋本選手は1種目めのスクラッチ3位、2種目めのテンポレース2位と、2種目終えた時点で暫定トップに立つ好調な滑り出しでしたが、3種目めのエリミネーションで10位となり、暫定4位に後退。それでも首位とは10点差、上位勢は接戦模様となる中、迎えた最終種目ポイントレースでしたが、思うように得点に繋がらず、5点獲得に留まり、最終的に5位でレースを終えました。
優勝はわずか1点差で逃げ切ったClaudio IMHOF(スイス)。





前半2種目をトップで折り返すも、後半で順位を落とし、惜しくも表彰台を逃す形となった橋本 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Claudio IMHOF(スイス) 113p
2位 Raman TSISHKOU(ベラルーシ) 112p
3位 Liam BERTAZZO(イタリア) 108p
5位 橋本英也(日本) 103p


★女子マディソン
12チーム出走。日本からは梶原悠未選手と古山稀絵選手が出場。
日本はポイントに絡めないままレースが進みますが、残すところ最終ポイント周回のみとなったところで、先手を打って飛び出しを図ります。1着を取ってジャンプアップを狙う日本ですが、逃げ切ることは叶わず。それでも4着に入り、2点獲得しての8位でフィニッシュとなりました。
優勝はイタリアとのマッチレースを制したベルギー。





梶原&古山ペア Photo:Takenori WAKO


終結
1位 ベルギー 39p
2位 イタリア 27p
3位 ニュージーランド 9p
8位 日本(梶原・古山) 2p


★女子スクラッチ
日本からは鈴木奈央選手が出場。
鈴木選手は最終周回で追い上げを見せますが、あと一歩届かず5位でゴール。
優勝はイタリアのMartina FIDANZA。




持ち味のスピードを発揮し5位に入った鈴木 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Martina FIDANZA(イタリア)
2位 Daria PIKULIK(ポーランド
3位 Jessie HODGES (SUBWAY NEW ZEALAND TRACK TRADE TEAM)
5位 鈴木奈央(日本)


★女子ケイリン
日本からの出場はありません。
決勝を制したのはリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)。今季W杯ではスプリントで3勝を挙げていますが、ケイリンの優勝は今大会が初。


終結
1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
2位 Katy MARCHANT(イギリス)
3位 Liubov BASOVA(ウクライナ


♦全種目のリザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/2019/ctrwcV/ja-jp/Default/