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最新のUCIポイントランキングを見ると…

最新のUCIポイントランキングが1月24日に更新された。
日本期待のケイリンに出場し、北京を目指している伏見俊昭選手は520ポイントでランキング6位、LAの大会で、ギリシャのヴォリカキスに上に行かれてしまった。
伏見選手よりまだ下にいる有力選手を挙げると、すぐ下7位にテーン・ムルダーが484ポイント。マレーシアのジョサイヤ・ングが8位で379ポイント。
さらにその下にはシェーン・ケリー、ケビン・シロゥ、ロス・エドガー、グレゴリー・ボジェ、テオ・ボス、ステファン・ニムケ、レビー・マクシミリアンとドワッといる。
しかし、これらの選手はチームスプリントとダブるので、ある程度は抜けていくとは思うが、マニエが言うように北京オリンピック出場はまだ決まらないだろう。
当然、次回のw杯コペンハーゲン大会で、上位進出が出来れば、かなりの確率で北京オリンピック出場権を獲得出来ると思われるが、
依然として厳しい状態にあると言わざるを得ない。
とにかくセカンドラウンドに進出しなければならない事は確かだ。


次にチームスプリントは、現在第8位。何事もなければ、まず間違いなく北京オリンピックの出場は決めたはず。
タスマニアでのポイント獲得と、ワールドカップLA大会7位が確実に利いての上位進出だ。
下位グループには強敵は見あたらず、通常であれば捲られないだろう。


スプリントはかなり厳しい状況が続くだろう。
しかしこれもまた、チームスプリントとの兼ね合いがあり、どれくらいの順位にいれば個人枠で、北京オリンピックに進出できるのかは量りかねる。
現在出場している渡邉一成、北津留翼の順位を見ていくと、まず渡邉が現在8位、北津留が18位。
25位のクレイグ・マクリーンまでびっしりと名うての選手が揃い、どうなるのか分からない状態だ。
いずれにしろ渡邉が個人枠で出場権を確保できれば北津留と2名スプリントに出場できる。オリンピックで走る雄姿を見たい。
しかし、予選落ちはあまり見たくないので、200mFDは少なくとも10秒2はコンスタントに出して欲しい。


マディソン、ポイントレースは日本が誇る中長距離陣・飯島誠、盛一大が出場権獲得に動いているが、
LA大会では、飯島がポイントレース予選で落車負傷し、北京オリンピック出場に向け手痛いダメージを被った。
しかしながら、現在マディソンで14位となかなかの位置で健闘している。マディソンの枠の獲得は13位まで。
しかし、世界選チャンピオン、ワールドカップ総合チャンピオンが抜けると、実質15位だろう。
コペンハーゲン大会と世界選で予選突破し、上位に食い込めれば道は開ける。本当に頑張って欲しいところだ。


このマディソンに関しては、苦言を呈しておこう。
なぜゆえ、オリンピックイヤーというのに全日本自転車競技選手権トラック大会で、マディソンを行わなかったのかと言うことだ。
これに優勝していれば100ポイント獲得でき、今よりさらに北京オリンピック出場へ近づいていたはずだ。
それとも、マディソンでのオリンピック出場は、初めから諦めていたのか。理解に苦しむ
自国をより有利にオリンピック出場に向け運んでいきたいのなら、道程を考えるべきだろう。


あと、2大会を残すのみとなった。
まだまだ激戦が続くが、日本チームには頑張ってもらいたい。