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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 トラック競技2日目リザルト&フォト


4月11日(金) 2日目

●女子ポイントレース

ジュニアは10km、エリートは20kmの決勝のみ行われました。
日本からはジュニアに柁原彩と近内稚明、エリートには針谷千紗子と石井寛子が出場。


<ジュニア> 5カ国8選手出走
終結果(決勝)
1位 ナー・ア・ルン(韓国)43P 1lap
2位 ソン・ウィジュ(韓国)33P 1lap
3位 柁原彩(日本)6P
4位 近内稚明(日本)6p



全てのポイント周回で得点、さらにラップも決めるなど、圧倒的な強さを見せた韓国の2人。


3位争いを制したのは柁原。最終ポイント周回の3点追加が決め手となり、逆転で表彰台に。


女子ジュニア表彰式。韓国のナー・ア・ルンとソン・ウィジュはこの後のロードレースでもワンツー!


<エリート> 9カ国15名出走
終結果(決勝)
1位 キム・ウンヒー(韓国)31p
2位 ノンタシン・チャンペン(タイ)22p
3位 リ・ウェイ(中国)17p
4位 針谷千紗子(日本)5p
11位 石井寛子(日本)-17p -1lap



序盤からリ・ウェイ(中国)、ノンタシン・チャンペン(タイ)、キム・ウンヒー(韓国)がポイントを取り合い、三つ巴の様相に。


中盤からはノンタシン・チャンペンが単独で逃げ続けたが、後半キム・ウンヒーが大きくポイントを重ね、一歩及ばず。


自国の選手に激しくゲキを飛ばす韓国の女性コーチ。バンク中に響き渡る絶叫です。


今回は残念ながら見せ場を作ることができなかった石井(左)と針谷。


女子エリートポイントレース表彰式。


●男子団体追抜き

ジュニア、エリートともに4人編成で4kmのタイムを競います。
日本からはジュニアが野口正則、元砂勇雪、佐々木龍、大中巧基、エリートは飯島誠、盛一大、角令央奈、川西貴之が出場。


<ジュニア> 7カ国出走
・予選
1位 韓国 4:30.270
2位 日本(野口・元砂・佐々木・大中)4:33.000
3位 イラン・イスラム共和国4:39.740
4位 チャイニーズ・タイペイ 4:42.145


・3-4位決定戦
3位 イラン・イスラム共和国4:37.714
4位 チャイニーズ・タイペイ 4:46.590


・1-2位決定戦
1位 韓国 4:31.337
2位 日本(野口・元砂・佐々木・大中)4:31.712


終結
1位 韓国
2位 日本(野口・元砂・佐々木・大中)
3位 イラン・イスラム共和国



優勝した韓国チーム。


1-2位決定戦では韓国のタイムに迫るも、わずかに及ばず2位になった日本チーム。


男子ジュニア団体追抜き表彰式。


<エリート> 8カ国出走
予選
1位 イラン・イスラム共和国4:20.976
2位 中国4:22.234
3位 日本(飯島・盛・角・川西)4:25.657
4位 チャイニーズ・タイペイ 4:27.487


・3-4位決定戦
3位 日本(飯島・盛・角・川西)4:27.599
4位 チャイニーズ・タイペイ 4:28.997


・1-2位決定戦
1位 中国4:20.236
2位 イラン・イスラム共和国4:20.848


終結
1位 中国
2位 イラン・イスラム共和国
3位 日本(飯島・盛・角・川西)



予選2位からイランを逆転して優勝した中国チーム。


日本チームは3位に。


男子エリート団体追抜き表彰式。


●女子スプリント

ジュニアとエリートが行われました。1/4決勝以降は3本勝負で2本取ったほうが勝利(勝ち上がり)。
日本からはジュニアに近藤美子と前田佳代乃、エリートに佃咲江が出場。
尚、ジュニア・エリートともに1/4決勝までが11日に、それ以降は翌日の12日に行われています。


<ジュニア> 4カ国6選手出走
予選(200mタイムトライアル)
1位 ホン・ヒョン・ジー(韓国)12.383  1/2決勝進出
2位 近藤美子(日本)12.384       1/2決勝進出
3位 リー・エーチョン(韓国)12.544   1/4決勝へ
4位 前田佳代乃(日本)12.680      1/4決勝へ
5位 シュ・ペイチュン(チャイニーズ・タイペイ)13.161 1/4決勝へ
6位 アキザノワ・ザリナ(カザフスタン)14.750     1/4決勝へ


・1/4決勝
ヒート3
リー・エーチョン(韓国)          2本連取で1/2決勝進出
アキザノワ・ザリナ(カザフスタン)     5-6位決定戦へ


ヒート4
前田佳代乃(日本)             2本連取で1/2決勝進出
シュ・ペイチュン(チャイニーズ・タイペイ) 5-6位決定戦へ


・1/2決勝
ヒート1
ホン・ヒョン・ジー(韓国)      1本目、3本目を取って1-2位決定戦進出
前田佳代乃(日本)          3-4位決定戦へ


ヒート2
近藤美子(日本)           2本連取で1-2位決定戦進出
リー・エーチョン(韓国)       3-4位決定戦へ


・5-6位決定戦
5位 シュ・ペイチュン(チャイニーズ・タイペイ
6位 アキザノワ・ザリナ(カザフスタン


・3-4位決定戦
3位 前田佳代乃(日本)     2本連取
4位 リー・エーチョン(韓国)


・1-2位決定戦
1位 近藤美子(日本) 不戦勝
2位 ホン・ヒョン・ジー(韓国)※1本目の落車負傷により棄権


終結
1位 近藤美子(日本)
2位 ホン・ヒョン・ジー(韓国)
3位 前田佳代乃(日本)



予選1位は韓国のホン・ヒョン・ジー。2位の近藤とはタイム差わずかに.001秒!


1/4決勝の前田対シュ・ペイチュン(チャイニーズ・タイペイ)は前田が2本連取して勝利。


1/2決勝ヒート1は前田が1本取るも、ホン・ヒョン・ジーが2本取り、勝利。


1/2決勝ヒート2は近藤が2本連取。1-2位決定戦でホン・ヒョン・ジーとの対戦に。


3-4位決定戦でリー・エーチョン(韓国)を敗り、前田が3位に確定。


1-2位決定戦は1本目でホン・ヒョン・ジーが落車、そのまま棄権となり近藤の優勝が決まった。


女子ジュニアスプリント表彰式。


<エリート> 9カ国13選手出走
予選(200mタイムトライアル) 1/4決勝進出者
1位 ゴン・ジンジ(中国)11.590             
2位 チェン・ルールー(中国)11.666           
3位 ムスタファ・ファティハ(マレーシア)11.866     
4位 ファン・チンイン(チャイニーズ・タイペイ)11.921
5位 リー・ウンジー(韓国)11.995
6位 マン・シャオチェン(ホンコン・チャイナ)12.019
7位 シャオ・メイウー(チャイニーズ・タイペイ)12.219
8位 ムジザ・ウユン(インドネシア)12.279
11位 佃咲江(日本)12.426 予選敗退


・1/4決勝
ヒート1
ゴン・ジンジ(中国)             2本連取で1/2決勝進出
ムジザ・ウユン(インドネシア)        5-8位決定戦へ


ヒート2
チェン・ルールー(中国)           2本連取で1/2決勝進出
シャオ・メイウー(チャイニーズ・タイペイ)  5-8位決定戦へ


ヒート3
ムスタファ・ファティハ(マレーシア)     2本連取で1/2決勝進出
マン・シャオチェン(ホンコン・チャイナ)   5-8位決定戦へ


ヒート4
ファン・チンイン(チャイニーズ・タイペイ)  2本連取で1/2決勝進出
リー・ウンジー(韓国)            5-8位決定戦へ


・1/2決勝
ヒート1
ゴン・ジンジ(中国)             2本連取で1-2位決定戦進出          
ファン・チンイン(チャイニーズ・タイペイ)  3-4位決定戦へ


ヒート2
チェン・ルールー(中国)           2本連取で1-2位決定戦進出  
ムスタファ・ファティハ(マレーシア)     3-4位決定戦へ


・5-8位決定戦
5位 マン・シャオチェン(ホンコン・チャイナ)
6位 リー・ウンジー(韓国)
7位 シャオ・メイウー(チャイニーズ・タイペイ
8位 ムジザ・ウユン(インドネシア


・3-4位決定戦
3位 ファン・チンイン(チャイニーズ・タイペイ) 2本連取
4位 ムスタファ・ファティハ(マレーシア)


・1-2決定戦   
1位 チェン・ルールー(中国) 1本目、3本目を取って優勝           
2位 ゴン・ジンジ(中国)


終結
1位 チェン・ルールー(中国)           
2位 ゴン・ジンジ(中国)
3位 ファン・チンイン(チャイニーズ・タイペイ



5-8位決定戦はスプリントというより、さながらケイリンに近い。


3-4位決定戦はファン・チンイン(チャイニーズ・タイペイ)が2本連取で勝利。


中国人同士の対戦となった1-2決定戦は接戦ながら13番チェン・ルールーが勝利。


ワンツーとなったチェン・ルールー(右)とゴン・ジンジ。


女子エリートチームスプリント表彰式。


12秒台というタイムで予選敗退。厳しい結果となった佃。


●女子個人追抜き

ジュニアは2km、エリートは3kmで競います。
日本からはジュニアに近内稚明が出場、エリートは不参加。


<ジュニア> 5カ国5選手出走
・予選
1位 ナー・ア・ルン(韓国)2:34.263
2位 イェリシェワ・ナタリア(カザフスタン)2:40.135
3位 近内稚明(日本)2:42.554
4位 チャン・チャオン(チャイニーズ・タイペイ)2:46.034


・3-4位決定戦
3位 近内稚明(日本)2:42.055
4位 チャン・チャオン(チャイニーズ・タイペイ)2:46.034


・1-2位決定戦
1位 ナー・ア・ルン(韓国)2:34.249
2位 イェリシェワ・ナタリア(カザフスタン)2:49.052


終結
1位 ナー・ア・ルン(韓国)
2位 イェリシェワ・ナタリア(カザフスタン
3位 近内稚明(日本)



3位になった近内。


予選タイムからダントツだったナー・ア・ルン(韓国)が優勝。


女子ジュニア個人追抜き表彰式。


<エリート> 7カ国7選手出走
・予選
1位 リ・ウェイ(中国)3:56.640
2位 ハ・ソンハ(韓国)3:57.729
3位 リォ・ホイシン(マレーシア)3:58.580
4位 ウォン・ワンイウ(ホンコン・チャイナ)4:04.853


・3-4位決定戦
3位 リォ・ホイシン(マレーシア)4:08.469
4位 ウォン・ワンイウ(ホンコン・チャイナ)4:09.706


・1-2位決定戦
1位 リ・ウェイ(中国)3:55.796
2位 ハ・ソンハ(韓国)3:56.363


終結
1位 リ・ウェイ(中国)
2位 ハ・ソンハ(韓国)
3位 リォ・ホイシン(マレーシア)



優勝はリ・ウェイ(中国)。


女子エリート個人追抜き表彰式。


●男子ケイリン

日本からはジュニアに深谷知広、雨谷一樹、エリートに渡邉一成、永井清史が出場。
ジュニアは第1ラウンドを5名ずつの2ヒートで争い、それぞれ上位3名が決勝進出。
エリートは第1ラウンド7名ずつの2ヒートで上位2名、敗者復活戦で勝ち上がった2名の合計6名が決勝へ進みます。


<ジュニア> 6カ国10選手出走
第1ラウンド
ヒートA
1位 深谷知広(日本)               決勝進出
2位 シャオ・スーシン(チャイニーズ・タイペイ)  決勝進出
3位 ホン・ウィ・チョイル(韓国)         決勝進出
4位 イプ・チーハン(ホンコン・チヤイナ)
5位 モハマッド・サレ・サェィド(イラン・イスラム共和国


ヒートB
1位 雨谷一樹(日本)               決勝進出
2位 チョン・チョギン(韓国)           決勝進出
3位 ファン・ポーハオ(チャイニーズ・タイペイ)  決勝進出
4位 アリアスカリ・アリ(イラン・イスラム共和国
5位 アルブ・モハメド・アムド(イラク


決勝
1位 深谷知広(日本)
2位 シャオ・スーシン(チャイニーズ・タイペイ
3位 雨谷一樹(日本)
4位 ホン・ウィ・チョイル(韓国)
5位 チョン・チョギン(韓国)
6位 ファン・ポーハオ(チャイニーズ・タイペイ


終結
1位 深谷知広(日本)
2位 シャオ・スーシン(チャイニーズ・タイペイ
3位 雨谷一樹(日本)



決勝ではスタートから前を取った深谷と雨谷。


残り2周から深谷が先行。後ろを雨谷が抑える。


優勝はそのまま逃げ切った深谷。雨谷との連係プレーが光ったが、「雨谷が3位になってしまったのは残念」と話す。


男子ジュニアケイリン表彰式。


<エリート> 9カ国14名出場
第1ラウンド
ヒートA
1位 渡邉一成(日本)                 決勝進出
2位 アワン・モハマド・アジゾルハシニ(マレーシア) 決勝進出
3位 パロシ・マハムド(イラン・イスラム共和国
4位 タン・キィ(中国)
5位 サマイ・サマイ(インドネシア
6位 チェ・レソン(韓国)
7位 アルセラブ・ミシェン(イラクDNS


ヒートB
1位 永井清史(日本)             決勝進出
2位 ティシン・リザル(マレーシア)      決勝進出
3位 リ・ウドゥン(韓国)
4位 スリヤマン・アセブ(インドネシア
5位 シート・ヒンラン(ホンコン・チャイナ)
6位 アウディ・ラジャー(レバノン
7位 アルカファジ・ヤセー(イラク


敗者復活戦
ヒートA
1位 パロシ・マハムド(イラン・イスラム共和国)  決勝進出
2位 スリヤマン・アセブ(インドネシア
3位 アウディ・ラジャー(レバノン
4位 サマイ・サマイ(インドネシア


ヒートB
1位 チェ・レソン(韓国)  決勝進出
2位 タン・キィ(中国)
3位 シート・ヒンラン(ホンコン・チャイナ)
4位 リ・ウドゥン(韓国)
5位 アルカファジ・ヤセー(イラク


決勝
1位 アワン・モハマド・アジゾルハシニ(マレーシア)
2位 永井清史(日本)
3位 チェ・レソン(韓国)
4位 渡邉一成(日本)
5位 パロシ・マハムド(イラン・イスラム共和国
6位 ティシン・リザル(マレーシア)


終結
1位 アワン・モハマド・アジゾルハシニ(マレーシア)
2位 永井清史(日本)
3位 チェ・レソン(韓国)
4位 渡邉一成(日本)



第1ラウンドヒートAに出場した渡邉は強敵アワン・モハマド・アジゾルハシニ(マレーシア)を抑えて1位で決勝進出。


第1ラウンドヒートBの永井も先行逃げ切りで勝利、決勝へ。


決勝では先行した渡邉を交わし、最終4コーナーから一気打ちとなった永井とアジゾルハシニ。僅差でアジゾルハシニが先着。


世界選でも活躍したアジゾルハシニが優勝。ひときわ小柄ながら、スピードとパワーには目を見張るものがある。


男子ケイリン表彰式。


●男子スクラッチ

ジュニアは8km、エリートは10kmで争われます。
日本からはジュニアに野口正則と森啓、エリートに盛一大と角令央奈が出場。


<ジュニア> 9カ国15選手出走
終結果(決勝)
1位 メリコフ・ディミトリー(ウズベキスタン
2位 アブドラ・モハマド・スブリー(マレーシア)
3位 野口正則(日本)
4位 森啓(日本)

]
男子ジュニアスクラッチ


日本からは野口(上段)と森が出場。


最後はメリコフ・ディミトリー(ウズベキスタン)とアブドラ・モハマド・スブリー(マレーシア)の2人が飛び出し、そのままゴール。


男子ジュニアスクラッチ表彰式。3位に入った野口はこの後ロードレースで優勝!


<エリート> 12カ国21選手出走
終結
1位 角令央奈(日本)
2位 ムハマドフ・テムール(ウズベキスタン
3位 リー・ウェイチャン(チャイニーズ・タイペイ
11位 盛一大(日本)



世界選での鮮烈な逃げがまだ記憶に新しい盛。今回は角をアシストする作戦で臨んだ。


2007世界選スクラッチチャンピオンのワン・カンポー(ホンコン・チャイナ)だが、今回は6位という結果に。


残り1周手前の4コーナーで前に出て来る日本の2人。このまま盛が角を連れて一気にスパート。


引き切った盛が外れ、最終4コーナー追いすがるムハマドフ・テムール(ウズベキスタン)を振り切る角。


そのまま1着でゴールを駆け抜けた。


盛のアシストもあり、レース後「本当に勝てて良かった」とホッとしていた角。これで来年の世界選の出場権も獲得した。


男子エリートスクラッチ表彰式。


大会2日目は以上で終了。