CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 トラック出場枠が正式決定

先日、北京オリンピックトラックレース参加出場枠が決まり、正式に発表がありました。
日本の出場枠は以下の通り。


男子チームスプリント 1枠(3名)
男子ケイリン  2枠(内1枠はチームスプリントのメンバーより出場) 
男子スプリント 2枠(内1枠はチームスプリントのメンバーより出場)
男子ポイントレース 1枠
女子スプリント   1枠
女子ポイントレース 1枠


女子スプリントと女子ポイントレースは、それぞれB世界選手権優勝者である佃咲江(スプリント)、
和田見里美(ポイントレース)に出場権が与えられています。
よって代表選手の選考が行われるのは男子選手のみ。


世界選終了後、ケイリンとスプリントで2枠獲得できたことを受け、
マニエ監督は「新たに短距離選手を1名召集する可能性がある」ことを示唆しました。
「短距離選手」と一口に言っても、もちろん脚質の違いやスキルの差などがあり、
短距離種目ならどれでも構わないというわけではなく、
やはりその選手によって向き不向きの種目が出てきます。
例えば男子チームスプリントは3人で走りますが、第1走、第2走、第3走とそれぞれ求められる役割が違います。
第1走は一気にトップスピードに持っていける瞬発力が重要とか、3走は一番長い距離を走るのでスピードを維持する持久力が不可欠などなど…。
そういった観点から最も「向いているだろう」選手が選ばれ、配置されているわけで、誰がどの順番で走っても同じというわけではありません。
他の種目も同様です。
ですから、「新たな選手の追加」はそう単純なものではなく、どの種目に起用するのかも含め、大きな決断となる可能性も秘めています。


マニエ監督はアジア選手権後、共同インタビューで「オリンピックのメンバーはすでに頭の中にある」と話しました。
ともかく代表選手の正式発表は5月7日。記者会見の席で明かされます。