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 オリンピック帰りの伏見選手がオールスターを制す

15日(月)に最終日を迎えた第51回オールスター競輪(GI)は伏見俊昭選手の優勝で幕を閉じました。
だいぶ遅くなってしまいましたが、決勝戦のレポートと写真です。


勝戦レポート


北京オリンピックでは、不運もあり、ケイリン1回戦敗者復活戦敗退で終わった伏見選手でしたが、疲れも見せずに見事優勝を飾りました。
決勝は、先行した山崎芳仁選手の番手から、抜けた伏見選手が優勝。
2着に紫原政文選手、3着に新田康仁選手という結果でした。


この優勝で年末のグランプリ出場も決めた伏見選手。レース後の記者会見では「今年のグランプリは半分諦めていた」と話しました。
それだけ今年はオリンピック一本に懸けていたとのこと。


今開催は内田慶選手の事故もあり、出場している選手たちにとってもかなり辛い大会だったと思います。
特に伏見選手は内田選手と親交が深かったこともあり、気持ちの切り換えにはとても苦しんだだろうと察します。
その悲しみを乗り越えての優勝。
「発走機についた時も内田くんのことを考え、ゴールした瞬間も彼の影ばかりが出て来た」と話した伏見選手。


伏見選手をはじめ、出走した全ての選手たちに連れられて、きっと内田選手は最終日のゴールを迎えられたのではないでしょうか。



勝戦。先行した7番車山崎の番手から抜けた1番車伏見が1着。2着には山崎ラインの3番手から6番車紫原、3着には新田が入った。


ゴール後、思い切り良く先行した後輩の山崎を労う伏見。オールスターは7年振り、2度目の優勝。


表彰式。左から2着紫原政文、1着伏見俊昭、3着新田康仁。