CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 初日フォト&レポートその1

10月30日(金)〜11月1日(日)までイギリス・マンチェスターで開催された2009-2010トラックW杯第1戦。
まずは初日のレポートをどうぞ。


●男子1kmタイムトライアル
22名が出走。日本からは新田祐大が出場した。



出走順は4組目と序盤に登場したワン・チョンヤン(中国)だったが、1分02秒228で後半までトップタイムを守り抜き、最終的に3位に入った。



2位には1分01秒698でイギリスのデビッド・ダニエル。



優勝はアルカンシェルを身にまとうステファン・ニムケ(ドイツ)で、1分01秒293。



今年の世界選手権で出した自己ベストの1分03秒655には及ばなかったものの、1分03秒831で10位に入った新田祐大



男子1kmタイムトライアル表彰式。


男子1kmタイムトライアル リザルト
1位 NIMKE Stefan(ドイツ) 1分01秒293
2位 DANIELL David(イギリス)1分01秒698
3位 WANG Chongyang(中国) 1分02秒228
10位 新田祐大(日本) 1分03秒831



●女子スプリント
29名が出走、予選となる200mタイムトライアルから上位16名が本戦へ進む。



予選1位は堂々のビクトリア・ペンデルトン(TEAM SKY + HD)。タイムは唯一の10秒台となる10秒998。



2位は今年の世界選手権のケイリンで優勝も果たしているゴウ・シュアン(中国)。タイムは11秒098。



3位には並みいる強豪を抑え、こちらも中国のゴン・ジンジが11秒149で入った。短距離種目での中国勢の躍進は本当に目覚ましい。


予選通過後、1本勝負となる1/8決勝を勝ち上がった8選手が次の1/4決勝へ。ここからは3本勝負で、2本先取したほうが勝利となる。



1/4決勝1組目はペンデルトンがWELTE Miliam(ドイツ)に2本連取で勝利。



2組目はゴウがアンナ・ミアーズ(オーストラリア)をストレートで下す。



3組目は表彰台の常連、シモーナ・クルペシカイテ(リトアニア)がゴンから2本連取し、勝利。



4組目は今年の世界選手権でこの種目4位に入っているオルガ・パナリーナ(ベラルーシ)がウィリー・カニス(オランダ)を下した。



1/2決勝1組目はペンデルトン対パナリーナ。1本目を取ったのはパナリーナ、そして2本目。あとのないペンデルトンはゴール前僅差で競り勝ったものの、詰めかけた会場のファンは一瞬どよめいた。3本目は危なげなくペンデルトンが取り、決勝進出を決めた。



2組目のクルペシカイテとゴウの対戦は、なんとゴウがストレートで勝利し、決勝に名乗りを上げた。



クルペシカイテとパナリーナの争いになった3-4位決定戦は、クルペシカイテが貫禄の勝利で銅メダルとなった。



1-2位決定戦はペンデルトン対ゴウ。それぞれ1本ずつ取り、3本目までもつれ込んだが、最後はペンデルトンが女王の意地を見せ、優勝を飾った。



女子スプリント表彰式。


女子スプリント リザルト
1位 ビクトリア・ペンデルトン(TEAM SKY + HD)
2位 ゴウ・シュアン(中国)
3位 シモーナ・クルペシカイテ(リトアニア


●男子個人追抜き
予選1位はトーマス・グラント(イギリス)で4分15秒015。
予選の結果から1-2位決定戦はグラント対CORNU Dominique(ベルギー)、3-4位決定戦はSHCHEDOV Vitaliy(ウクライナ)対MUNTANER JUANEDA David(スペイン)となった。



銅メダルとなったSHCHEDOV Vitaliy(ウクライナ)。



決勝でグラントと対戦したCORNU Dominique(ベルギー)。



大声援を受けて決勝を走るグラント。



3000mを過ぎて、グラントがCORNUに迫り、ついに追抜く。



追抜きで優勝を決めたグラント。沸き上がる会場に両手をあげて応える。



男子個人追抜き表彰式。


男子個人追抜き リザルト
1位 THOMAS Geraint(イギリス) OVE
2位 CORNU Dominique(ベルギー)
3位 SHCHEDOV Vitaliy(ウクライナ